三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

北海道へ出発まであと2週間となる

まだずっと先だと思っていた北海道への出発が、気づけば2週間後になりました。


2月に岩見沢市から今年のお試し住宅の利用案内があり、それまでは漠然とした「また行きたいな」という思いが現実味を帯びたのです。


利用申込書を送付し、当初は5月24日から6月29日までの利用許可が得られました。
そのため今年も6月30日から2週間は、昨年同様に道内を流浪の旅に出ようと思っていましたが、7月の利用申込者にキャンセルが出たとのことで、7月14日まで延長ができ、今年は岩見沢を最後まで拠点にした計画を立てることにしました。


その後、新年度になって再び7月19日までの利用延伸を認めていただき、今年の北海道滞在は5月24日から7月19日まで岩見沢に滞在することになりました。


昨年は7月は車中泊をメインに、ときどきビジネスホテルなどを利用した2週間でしたが、やはり車中泊利用はいろんな部分で不便さもあります。


不便さの第1が洗濯が困るということです。夏場にゴルフをすると汗かきなので1日ごとに洗濯をしないと気持ちが悪く、毎回ラウンド後にゴルフ場のお風呂で洗濯をしていましたが、車中泊だと干す場所がないのです。
結局、車の中で干すことになりますが、車中内が乱雑になりがちで、あまり気持ちの良いものではありません。


同行していた「流離のゴルファー」は洗濯物は一定の量を溜めて、行く先々でコインランドリーを利用されていましたが、私は汗で湿ったシャツなどをそのまま溜めておくのが苦手だったのです。


その点、拠点の住宅があれば洗濯はいつでも自由だし、2~3日のミニ旅行くらいならその間の着替えを持っていけば大丈夫です。


また車中泊の生活だと、トイレが困りました。慣れないトイレは使えないという癖があり、なかなか落ち着いてできないのです。
車中泊に慣れている「流離のゴルファー」はどこでも大丈夫そうでしたが、私は携帯用のウォシュレットを常に持ち歩いていました。
この辺りは、要は慣れの問題なのでしょうが車中泊での連泊はせいぜい2泊までで、3日に1回はホテルに泊まっていたのはトイレの問題が一番だったのです。


とりあえず、北海道滞在中は住宅が確保できトイレの心配はなくなりました。
いまのところ、車中泊は北海道に到着した5月23日の夜だけで、24日には住宅に入居できるし、帰りのフェリーに乗る7月19日までは住宅に滞在できるのです。


なぜ7月19日まで滞在なのかと理由は、帰りのフェリーの問題です。7月20日からは夏のシーズンに入り、ツインの個室を1人で利用する場合の割増料金不要の特典が無くなるのです。
つまり7月19日までに乗船すれば、ツインの個室が利用でき、併せて55歳以上の特別割引でほぼ通常のベッド利用と変わらない料金で乗船できるのです。


フェリーの乗船時間は約20時間であり、23時半に出航して20時半近くの到着です。その間、個室があれば寝っ転がって自由に過ごせます。
もう一つ、困るのがこれは車中泊の連泊ができないという理由の主なものでもありますが、私は寝る際にCPAPを着用するのです。


CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)とは、機械で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。


実は朝だけ血圧が高めで、ずっと調整用の薬を飲んでいましたが、なかなか好転しませんでした。
「流離のゴルファー」は元歯科医であり、そのことを話したら「睡眠時無呼吸症候群」があってそうなるかもと指摘され、かかりつけ医の医師に相談して、検査を2年前に受けたのです。
結果は、「睡眠時無呼吸」と診断され、保険適用でCPAPを装着することになりました。


その結果、血圧は安定していますが、その頃から体重を16キロは減らしたので、もしかしたら体重減量も「睡眠時無呼吸」の症状改善に影響しているのかもしれません。
それでも、CPAPを装着することで安心感は大きく、できれば付けて寝たいのです。


CPAPにはDC電源のオプションもあるようですが、車中泊でずっと使い続けるのはバッテリーの関係で心配だし、車中では使わないのです。


「睡眠時無呼吸」の一番の原因は「肥満」です。肥満により、無駄な脂肪が口腔内にも付き、睡眠時に弛んだ脂肪が上向きに寝た際に、気道を塞ぐことから発生します。
長い場合は2分も呼吸が止まるため、脳は「死」の危険性を警鐘するため、寝ている間も体を起こそうとすることで安眠ができないことになります。


自分的には、安眠していないという実感はこれまでもなく、CPAPを付けてからも特に熟睡感はありませんが、CPAP内蔵のデータをダウンロードしてみれば「無呼吸」が劇的に減少しているという結果が出ています。


「睡眠時無呼吸」は寝ている本人は何も自覚がないのですが、実際はまさしく死にそうになっていて、身体によくないことは明白です。
場合によってはそのまま呼吸が止まってしまい、突然死という危険性もあり、それを知ってしまうとCPAPを装着しないと不安感が増すのです。


CPAPは健康保険適用で、月に5千円ほどの負担になりますが、毎回医師の診察が条件になっています。
毎月、かかりつけ医の病院に通い、1分ほど雑談をするだけというものですが、「変わりありませんか?」「はい変わりはありません。」という会話が大事なのです。


「睡眠時無呼吸」は本人は気づきにくいのですが、いびきと密接な関連があるようで、肥満がある人は今はスマホのアプリで睡眠時にいびきをチェックするものがあり、それでチェックするのもよいかもしれません。


本人は気づきにくい「睡眠時無呼吸」は、実は怖い症状です。肥満気味の人は、ぜひ1回は調べてみた方が良いと思います。