三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

4月のラウンド纏め

今日はすでに5月2日になっています。4月のラウンドを振り返ってみました。

ラウンド数は11ラウンドとマッチプレー2ラウンドの合計13ラウンドでした。4月1日のマッチプレー2ラウンドは社長杯決勝戦の36ホールであり、4月29日は理事長杯決勝の2ラウンドなので、実質的なラウンド日数は11日でした。


ラウンドしたゴルフ場は、大津GCが6ラウンドで赤水GCが5ラウンド、グランビリオと空港CCがそれぞれ1ラウンドずつでした。


4月はホームコースの社長杯決勝から始まり、理事長杯決勝で終わりましたが、それぞれ優勝できたのは大津での3回の80切りに見られるように、ショットの好調さが大きかったようです。
またミニコンペですが、空港CCのネットコンペでもベスグロと優勝を果たし、総体的に4月は好調なゴルフが展開できたようです。


その一番の要因はドライバーショットが安定していたことに尽きます。1打目に大きなミスをしなければ、そこそこのスコアで纏まるという結果が出ていて、やはり1打目の重要性はスコアメイクに対する比重が大きいと感じました。


また赤水のバックティーを経験すると、レギュラーティーからのプレーがなんとなく簡単に思えるといういわば良い副産物も生まれています。
バックティーだとパーオンがなかなかできず、いわば「我慢のゴルフ」を必然的に強いられますが、これがレギュラーティーからのラウンドにおいても1打目をミスした時にどうにか最小限のスコアロスで凌ごうという意識が働くのです。


これまでだったら1打目のミスが続くと「もうダメだ!」とばかりに諦めたゴルフになりがちでしたが、そんなラウンドは終わってみれば「あそこでもう少し我慢していれば、、。」という結果にえてしてなりがちで、やはり「我慢」することはゴルフのスコアメイクでは必須の考えだと身をもって理解しました。


この「身をもって理解」が重要なことで、これまでも「頭では理解」していたのですが、「分かっていても実行できない」自分がいました。


ほとんどのゴルファーはゴルフに関する知識が豊富で、トラブル時の対応策も知識としては理解しています。
しかし、ゴルフは「欲」との戦いなのに、その「欲」に負けてしまい、「願望」の基に次のショット選択をしがちです。


パー4のホールで1打目を曲げて林に打ち込み、いったんコース側に戻した3打目が長い距離が残った場合にどうするかで例を挙げてみます。


ほとんどのゴルファーが「願望」を基にした攻めをし、グリーンに届くクラブ選択をする傾向が高いのです。
ここでは「ミスを取り戻したい!」という意識がベースにあり、乗せることができたらパーもあると考えてしまいます。


しかし、その「願望」が現実になることは5回のうち1回あればよいほうで、確率的には低く、バンカーに打ち込んだりして次のトラブルに見舞われる羽目になりがちです。
せっかくトラブルから脱出できたのに、わざわざ次のトラブルに自分から入りに行くといいう図式は、人間の欲を上手く利用したコース設計者の思う壺に入るだけなのです。


誰でも残り200yを100yずつPWで打っていく方が簡単だとは理解しています。それなのにフェアウェーウッドを振り回し、チョロったり左右のOBに打ち込んだりするケースが誰でも経験しているはずです。


つまり頭では理解していても、現実はそのことを実践できないわけで、実質的には理解していないことと同じだと言えます。
こんなゴルファーは「分かっているけど、イチかバチかで打ってみた。次はこんな失敗はしないから大丈夫。」と言い訳しますが、間違いなく同じようなシチュエーションでは同じ失敗をするからスコアは縮められないのです。


元からスコアを諦め、自分の気が済むようなショットを打って楽しいと思えるゴルファーならそれでいいけど、そんな失敗を繰り返すゴルファーほど終わってから「あそこの大叩きがなかったならな~」という後悔をする場合が多く、スコアに拘りがあるのです。


残り200yが残ったボギーオンを諦め、ダボオンでいいと決断できるゴルファーは、とても少ないのです。「我慢」のゴルフを覚えると、ここでも「刻む」という選択をすることができ、結果的にスコアは安定します。
もちろん長いクラブを振り回してバンカーインになっても、砂1が取れるようなバンカーショットの技術があれば別です。


プロが難しい残り距離へのショットにチャレンジできるのも、バンカーや難しいライからのリカバリー力が優れているという技術の裏付けがあるからで、バンカーからの脱出もままならないアベレージゴルファーにとっては真似したらいけないことなのです。


そう書きながら、また無理にグリーンを狙う自分がいることは分かっているのですが、、、。