三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

RKBレディスのボランティア2日目

今日も昨日に引き続き、福岡県糸島市のザ・クィーンズヒルGCで開催されているLPGAステップアップツアーの開幕戦であるラシンク・ニンジニア/RKBレディスのボランティアのスコアラー業務に参加しました。


昨日もインスタートの32番という遅めのスタートでしたが、今日は熊本に帰る日なのでできれば早めのスタートにならないかと期待していました。


どの組の担当になるかは、朝の抽選により決定しますが、今日も籤運が悪く、なんと昨日よりももっと遅い、インスタートの34組を引き当ててしまいます。

2日目は最終日になり、初日のスコアが良い順にアウトスタートの最終組からの組み合わせになりますが、インスタート組の最終組は一番スコアが悪い組になり、私が引き当てた34組は後ろから3組目の全員初日7オーバーという予選通過が危うい(2日間トーナメントなので50位までが賞金対象になる)メンバーになります。


34組にはベテランの東妻 茜プロ、米国籍の平野ジェニファープロ、そして新人の三宅百佳プロの3人でした。


東妻プロは大阪府出身の37歳で、一見怖そうな雰囲気でしたが、ラウンド中は私が斜面を歩いていたら「もっと歩きやすい場所を歩いていいですよ!」と声をかけてくれるような方で、いわゆる大阪のおばちゃんタイプでした。


今日は、1バーディー3ボギーの74でのラウンドでしたが、昨日このスコアだったらもっと上位が狙えたのにと悔しがっていました。
ただ後半の6番パー5で、セカンドを危うく池に入れそうだったのが助かったのに、3打目の残り距離を勘違いしたのか、「刻む」と言ってグリーン手前のバンカーに打ち込みます。
本人はグリーンまでまだ距離があると思っていたようで、短いクラブで刻んだつもりがバンカーまで届いてしまい、上手くリカバリーできそうな3m弱のパーパットを外してかなり怒っていました。


ただその怒りが次の6番のバーディーに繋がったのかもしれませんが、正確なショットを至る所で見せてくれ、パットさえ決まればというラウンドでした。


平野ジェニファープロは、アメリカ出身の27歳で長い髪がトレードマークです。身長160cm体重47キロとスラリとしたスタイルで、遠目からはモデルさんみたいな雰囲気ですが、かなり気さくな性格のようで、何度か声を掛けられ、最終ホールのセカンドから3打目地点に移動しながら少しだけおしゃべりしました。


当初は日本語を話せるのかと心配でしたが、普通に話せて、「ゴルフはする?」と聞かれたり、こちらが「プロは大変ですね?」と言ったら「私はゴルフが大好きだから仕事とは思ってないよ!」と笑って答えてくれました。


この日は4バーディー4ボギーのイーブンでのラウンドでしたが、応援してあげたいプロになりました。


三宅百佳プロは、昨年プロテスト合格の23歳の新人プロです。ショットの正確性も高く、アプローチも上手いのですが、昨日の岡村選手と同様にパットがイマイチのようでした。
スタートの10番パー5こそバーディースタートでしたが、その後も何度もバーディーチャンスはあったのに、ことごとく外し続け、最終ホールのバンカーからのチップインがやっと2個目のバーディーになりました。


勢いのある今のうちに遠慮せずにステップアップツアーを踏み台にして、レギュラーツアーを目指さないといけないはずです。
プロテスト合格だけに満足していればあっという間に消えることになりかねません。
パットを磨けば、鈴木愛プロのような雰囲気は持っているので、レギュラーツアーも十分目指せるはずです。
今後、注目したいプロでした。

(今日は三宅プロだけがサインボールを渡してくれました。)


終わったのが15時半頃で、すでに優勝者は決まっていたようで、クラブハウス前には人だかりができていました。
優勝は18歳になったばかりの原 英莉花選手で、まだプロテストには合格していないようです。
今年はQTランキング117位の資格で参加していて、LPGAには単年度登録しています。


正確な話かどうかは確かめていませんが、以前同伴したティーチングプロが、「単年度登録は1年に限るという制約を取り入れるようで、これまでLPGA会員資格を持たないプロが単年度登録でツアー出場していたけど、今後は締め出されることになる。」と言っていました。


確かにLPGAツアーは、LPGA会員のためのツアーなので、会員になるのが大原則です。これまではLPGA会員資格を持っていない場合は、TP単年度登録制度でツアー参加資格を付与していましたが、1年だけしかこの制度は使えなくなり、2年目以降に出場するためにはプロテストを受けるか、優勝などで特別会員としてLPGAに入会するしかなくなりそうです。


強すぎる外国勢力に対抗するための措置だと思いますが、要はツアーに出場したかったらLPGAの会員になりなさという当たり前の話なのです。
LPGAという組織がスポンサーを募り、会員のためにツアーを開催しているのに、資格を持たない外国勢が賞金をごっそりさらっていく昨今の状況からは、ある意味仕方ないことかもしれません。


2日間続いての歩きでのラウンドに付くボランティアでしたが、さすがに疲れました。
しかし明日は大津で8時スタートなので、早起きしなければなりませんし、明後日も深田村の熊本クラウンGCでのラウンドなので、これも早起きする予定です。
昨日と今日、2日間とも5時起きでしたが、スタートまでの3時間も無駄に待つことになり、来年からは当初からスタート時間に合わせて来場させてくれないかなと思いました。


それを同じスコアラー業務のボランティアに話したら、人気のない組に付いた場合、会場に来ない者もいるから駄目だろうと言われました。
そんなボランティアもいるんだと、ちょっと驚きでしたが、確かに我儘放題のおじさんもちらほら見られたので、さもありなんと思いました。