三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

明日の戦略

明日は赤水のマッチプレー準々決勝が朝8時スタートです。


相手はクラブチャンピオンを何度も取っている40代の方で、ジュニアの頃から赤水のメンバーだということです。
実は20年ほど前に赤水の研修会に入会したとき、そのクラチャンの父上とは何度もラウンドしました。


息子さんはちょうどその時期にクラチャンを取ったはずで、当時のキャディーさんが、「小さい時からお父さんに連れられて、赤水に来ていたけど、あんなに立派になって」と感慨深げに話をしていたのを記憶しています。


クラチャンとは研修会などでもこれまで一度もご一緒したことはなく、明日が初めてのラウンドになります。
上背がないため、強烈な飛距離はないはずで、どちらかといえば小技でスコアを纏めてくるタイプだとみています。


先週の予選でも82というスコアでメダリストになっていることからも、バックティー使用だったらそうそうにクラチャンでもスコアを纏めることは難しいのかもしれません。
とはいえ、こちらは91というスコアで8位通過(辞退者があったため7位に繰り上がる)であり、9打というスコアの差をどこでどれだけ上手く使うかが勝負のポイントになります。


マッチプレーは相手より1打でも良いスコアでホールアウトすれば勝ちになり、場合によってはダボというスコアでも勝つ可能性はあるのが面白いところです。
OBを打ってしまえば、460yを越えるパー4などではOBパーも難しく、トリはほぼ確定的になります。


難しいホールはハンディーホールになるため、先にミスをせずにボギーで凌げれば、まずそのホール負けはないことになります。
組み合わせ表が送られてきて、ハンディー差で4つのハンディーホールを貰えることになりました。


そのハンディーホールは、まずアウトの4番パー5です。


4番は552yの左ドッグのコースで、バックティーからは1打目が難しいショットを要求されます。
レギュラーティーからは、左バンカーをUTでいつも越える攻めにしていますが、バックティーは70yほど後ろからになるため、ドライバーで打ってもなかなか越えません。
右はOBラインが続き、ティーインググランドすぐ先には左右に杉の大木がそびえ、打ち出す方向をかなり狭めています。
まず1打目が鍵で、バンカー右目を狙ってのショットが成功すれば、後は残り距離は普段より伸びますが、3打目も150yくらいから打てるはずです。


クラチャンはこのホールは正確なショットで、まずパーを取ってくるはずで、悪くてもボギーを取らないとハンディーホールの意味がありません。
本音は取りたいホールですが、無理すれば大叩きもあるため、無難にボギーオンでも良いという攻めにしたいと思っています。


6番パー4も435yのハンディーホールです。
ここも左右にOBが続き、グリーンは1段下方にあって、セカンド地点からはグリーンはよほど飛距離が出なければ見えません。
グリーン奥はOBで左も崖下に落とせばOBとなり、バンカーが左手前と右手前に待ち構えています。
ここは右バンカーに入れると、30y以上のバンカーショットになり、難しくなります。
ここは最初からボギーオン狙いとし、刻んで残り100y以内のフェアウェーからアプローチショットを打ちたいと思っています。
相手にパーを取られたら引き分けでも良しとして、ボギー狙いにする予定です。


12番パー4は465yと赤水最長のミドルホールです。このホールを2オンするのは難しく、若い頃は5Iで届いていましたが、今では5Wでも届かせることは無理なホールです。
これはクラチャンも同じで、3打目の正確性が勝負を分けることになりますが、私はボギー狙いとし、相手にパーを取られたら仕方ないと思ってプレーする予定です。


14番553yパー5も1打目が軽く左曲がりですが、左フェアウェーには大木がショートカットを防ぐように前後に2本そびえています。
木の左に打つと傾斜でOBに転がるため、木の右を狙って打つ必要がありますが、あまり右目に飛ぶと突き抜けて崖下に落ちてセカンドが木々で打てないトラブルになります。
レギュラーティーからは突き抜けを避けるためUTで打ちますが、バックティーからはドライバーで木の右を狙って引っ掛けないように注意した繊細なショットが必要です。
ここはパーを取りたいホールで、まだここまで勝負が決着していなければ、1アップしたいと思っているホールになります。


こうしてみると、なかなか取る計算ができるホールは14番パー5くらいです。
それ以外のハンディーホールは良くて引き分けと予想するもので、なかなか取れるホールが無いというのが現実です。


相手はクラチャンを何度も取っているような方なので、ミス待ちしてもそう大きなミスはしないと思いますが、マッチプレーは1打毎に状況が変わり、心理面でのプレッシャーはかなり大きくなります。
同じアマチュアでもあり、リスペクトし過ぎないように戦うつもりです。