三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

スコア100を切る簡単な方法

ゴルフを始めようと思えば、まずアイアンを持ってスイング練習を始めるのがほとんどの場合だと思います。
私もアイアンでの練習が最初で、しばらくはウッド系のクラブを打つことはありませんでした。


しかし、ゴルフというゲームがスコアを少なくすることを目的とするのであるなら、このアイアンショットから始める練習というのは、間違っているのかもしれません。


1ラウンドで使うクラブを考えてみれば、本来は一番多く使うクラブを練習すべきなのですが、アマチュアはそのクラブの練習をほとんどしないケースが多いようです。


パー72というゴルフの基準になるスコアのうち、半分の36打はグリーン上でのパターによるストローク数になります。
つまり、ゴルフで一番多く使うクラブはパターなのです。


ショット練習は打ちっ放し練習場などで数百球も打つのに、パターの練習はせいぜい自宅のパターマットで暇な時間に多くても2~30回程度を転がすだけです。
この練習でもしないよりマシですが、実際のラウンドでのグリーン上のパターを考えてみると、グリーンの傾斜や速さなどを読み切って、カップ周りに上手く寄せる距離感という技術が不可欠になります。


この距離感や傾斜を読む練習は、ゴルフ場の練習グリーンくらいしか練習する場所はありません。
ラウンド前にパター練習する人は多いけど、ラウンド後にパター練習する人はほとんどいないため、ラウンド後に練習グリーン全体を使ってロングパットを練習すれば、距離感がかなり養われます。


実は100が切れないゴルファーは、この練習をしないから100が切れないのであり、グリーン上で36ストローク以内で抑えることを常にできていれば、ショット数の余裕は100切りギリギリの99を目標スコアにすると63ストロークもあるのです。


パープレーするなら36ストロークのショット数なので、99ストロークでラウンドするためには、ホールのパー数より63ー36=27ストロークの余裕が生まれます。
つまり1ホール当たりそのホールのパー数+1でラウンドできるホールが9ホールで、残り9ホールは+2で回れると100切りができる計算になります。


パー3のホールの距離はどんなに長いホールでも200y前後です。ボギーでホールアウトするためには100yほどを真っすぐに飛ばす技術があれば良く、池やOBを避けるマネジメントがあれば、そう難しいものではありません。
全ホールのうち半分はボギーオンでなくダボオンでもいいのであるから、パー5のホールでも100y刻みで打っていくのでよく、500yの距離でも5オンし、ダボでホールアウトできる計算になります。


もし、パー5が4ホールあってダボ×4=8打、パー3が4ホールあってボギー×4=4打、ミドルホールが10ホールあって、うち半分をダボ半分をボギーとして(ダボ+ボギー)×5=15打としてラウンドするとしたら、計算上は27打になる計算になります。


200yのショットをコース内に打つことは難しくても、100yをコース内に打って行くことは、ショット練習をやっているアベレージゴルファーにとってはそんなに難しいことではないと思います。


9Iなど1本のクラブを使ってグリーン近くまで球を運び、パターでオンさせて2パットでホールアウトすることを続けるなら、簡単に100切りは可能です。
100切りだけをしたいのであれば、14本のクラブなど必要でなく、パターとアイアン1本でプレーすると思いのほか簡単にできるはずです。


つまり100切りができないのは、多くのクラブを使ってミスを連発し、スコアロスを量産しているだけなのです。
打ちっ放し練習場でショット練習するのは、9番アイアンだけにして、あとはパターで距離感を養う練習をすれば必ず100切りは可能です。


今も開催されているか不明ですが、10年以上前にアイアンマンカップという競技に出たことがあります。
その名のとおり使えるクラブはアイアンのみで、パターを含めて7本以内という規制があります。
8月の暑い時期に、歩きでクラブを担いだりしながら1.5ラウンドするということからも、トライアスロンと同じ鉄人レースと同じ意味で「アイアンマン」と名付けられていたようです。


使用ティーはレギュラーティーでしたが、普通にアイアンでティーショットするため、OBなどは打たなかったことを記憶しています。
私は4Iをティーショット用にし、7I・8I・9I・PW・SW・PTというクラブセッティングにしましたが、参加者の中には持ち歩きの大変さから4本だけのクラブで参加している方もいました。


面白いことに、スコアは39・39・41というスコアでラウンドでき、普段のスコアより良かったことに驚きました。


つまりドライバーなどは、距離を稼ぐクラブですがOBも打ってしまう、もろ刃の剣というものなのです。
ドライバーショットの安定性がないアベレージゴルファーであれば、スコアロスをする確率のほうが高く、使わないという選択が賢明です。


このことからも、スコアメークするためには、楽しさを捨て去ることが求められます。
マン振りしてドライバーの飛距離を求めている限り、スコアを求めることは両立しがたいのです。


飛距離も出てスコアも良いということは既に上級者なのですが、そのためには毎日練習できて、最低でも週2はラウンドできるような生活レベルにないと無理というものです。
スコアを目指すか、ドライバーショットのだいご味を目指すか、平均的な月一ゴルファーであるのであれば、どちらかを選ぶしかないのでしょう。