三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

自分の距離感の出し方は適当に打つ!

ゴルフのショットの距離はクラブを交換することで打ち分けられますが、100y以内の距離は1本のクラブのスイングの大きさやスイングスピードで調整することになります。


自分でどうやって距離の調整をしているのか、改めて確認してみました。


100y以内で使うクラブは、私は今は52度ウェッジを使うようにしています。昨年の2月に現在のクラブを購入する前は、80y以内は57度のウエッジをほぼ使っていました。
しかし、52度と58度のウェッジにしたため、58度のウエッジはバンカー専用にして、アプローチも含めて52度を使うようにしています。


では距離感はどうやって出しているのかです。


まず目測で距離を測ります。測り方は10y毎に目で追って行って、グリーンエッジまで何ヤードかを目測します。
その上で、ピンがエッジから何ヤード入っているかを足して打つ距離を決めます。


この距離を打つ方法は、レッスン書などではクラブを肩から肩までとか、時計の針を使って4時から8時までとかで表したりしますが、私はそこはほとんどアバウトに振るようにしています。
やることは、心の中で〇ヤード打つと念じるだけですが、これが案外に有効な方法です。


人間の能力はかなり優れていて、「こうしたい」と念じればそのとおりになれるんだと信じているからです。


もちろん能力以上のことを念じても無駄ですが、しっかり打って100y飛ぶクラブであれば、半分の50yを打ちたいと念じて打つと、そこそこ距離が合うのが人間の持つ不思議な潜在能力なのです。
しかし、そこに「欲」が出てくると結果を早く見たいという、いわゆるヘッドアップが出てしまい、結果として手の振りが頭が動くことで相殺されて、せっかく正しい距離を打ったのに距離が落ちてしまいます。


人は例えば手に持った丸めた紙くずを離れたごみ箱に投げ入れようとするとき、腕をどれだけ引いてどのくらいの幅まで振るかなどとは考えません。
ごみを投げるときは、本能のままに腕を振るはずで、そこには何も「考え方」は無いはずです。


であるなら、クラブでの距離感も距離を信じて、その距離を打とうと思ってスイングすればよく、きちんと打てればそう大きな誤差は出ないはずです。


よく言えば「感覚派」と表現できますが、いわばオカルト的な考え方かと言われるかもしれません。
しかし、他のスポーツ特にラケット系の球技などでは、スイングを指導するときにこうした振り幅の大きさなどの指導は全くありません。
もちろん球技は強い球を正確に打つのが第一の目標なので、フルスイングが基本になるためゴルフのスイングとは違うのかもしれません。


ゴルフはターゲットゲームでもあり、同じ傾向のスポーツであるボウリングなどを見ても、プロのフォームは人それぞれで、ボールをどれだけバックスイングするかは個々人の感性によって違います。


ゴルフはその点では変わったゲームであり、こうした振り幅を時計の針などで表現するのは分かりやすい教え方なのでしょうが、そのために誰でもが持っている「距離を合わせる能力」を生かしきれないのではと思っています。


グリーン回りで、右ひざの高さから左ひざの高さまでなどと素振りしているゴルファーも時々いますが、状況はすべて違い、その画一的な考え方では上手くいくはずもありません。
もっと本能に任せて、感性を磨くことの方がより重要だと思っています。