三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

コース内のカート道路

昨日はチェリー宇土で久しぶりのラウンドでしたが、何度かコース内のカート道路に泣かされました。
宇土のカートは自走式で、天気が良ければコース内走行も可能です。


宇土のコースはかなり古く、当初はモノレール方式のバッグだけ積めるカートにキャディーバックを乗せ、人は歩きでラウンドしていましたが、その後に舗装したカート道路を作ったのです。


もともと宇土のコースは山の斜面を切り開いて作ってあり狭いのですが、その狭いコース内に元からあった管理道路と反対にカート道路が作られ、プレーに影響を与えるケースが多いのです。


最近よくラウンドする阿蘇大津GCは誘導カートを使用するため、2本の轍部分だけコンクリートがあり、轍の間は芝が生えているので、そうカート道路の影響自体はありません。


またこれも夏に良く行った阿蘇グランビリィオゴルフ場の西コースは、2人乗りカートでコース内乗り入れ可能なので、管理道路などの舗装道路はほとんどがコース外にあり、プレーに影響を与えることはほぼありません。


メンバーコースのあつまる阿蘇赤水GCも、ずっと歩きでのゴルフ場だったので、カート道路が作っていないコースもあり、ここもそう影響はないのです。


しかし、宇土は2m幅の舗装道路が、コースによっては左右両方にあり、どちらもプレーに影響を与えてしまいます。


10番パー4は打ち下ろしのミドルですが、右手前にOBの池があり、コースの右側はずっとOB区域です。
左は18番のコースで境を超えると1ペナというローカルルールになっていて、コースが左から右に傾斜しているので、左に走るカート道路が目標になりますが、ここのカート道路は当たっても右のコース側に跳ねるので、そう問題はありません。


11番パー3は池越えのショートですが、カート道路が池を越えて左から右の山裾を通ってグリーン右まで通じています。
ティーショットを右に打ってしまうと、カート道路で大きく跳ねてOB区域に入ることもありますが、このホールは左に外すとほぼノーチャンスのホールなので、どうしても右目を狙うことになり、カート道路は邪魔な存在です。


12番パー4は、極端に打ち上げのミドルで、カート道路は左をグリーンまで通じています。
右はずっとOBが続き、左は200y付近までの左は1ペナでその先は13番のコースに落ちるOBとなります。
ここは打ち上げなので、OBまで届くことはあまりないんですが、左目に狙って真っすぐに良い当たりをするとカート道路に当たる危険があり、当たるとOBまで跳ねてしまう場合があります。


昨日は左ラフに打ち、その球がコースの傾斜でカート道路に転がって来て、舗装の路面で跳ねて勢いが付き、1つある球止めなども乗り越えて100yほど戻って最後は左に落ちて、普段は影響のないはずの手前OB区域に入ってしまいました。
ここのカート道路もプレーに大きく影響を与える場所にあり、特にセカンドで左に外してしまう場合、跳ねてOBになるケースをよく見ます。


13番は打ち下ろしになりパー3ですが、ここも右にカート道路があり、アイアンでのショットが右に外れるとカート道路に大きく跳ねて右の14番のコースに入るOBとなる危険性があります。
もっとも14番との境には、その危険性を軽減するネットが張られているのですが、ショートアイアンで打った球が真上から落ちるとネットを超す跳ね方もないわけではありません。


14番パー5は、13番側に沿ってカート道路があり、ドライバーショットを右の傾斜にぶつけてしまうとラフを転がってカート道路に戻り、そのまま道路沿いに手前まで転がってきます。
かなり前ですが、研修会のときにそうなってしまい、ほとんどティーインググランド近くまで転がって来て、最後はOB区域に入ってしまうという悲しい体験をしました。


15番パー4は、ここは左の斜面とコースの間にカート道路はあり、いつもカート道路を目標にティーショットを打つので、跳ねても問題はないのですが、ときどきグリーン手前のバンカーまで跳ねてしまうことがやや問題です。
ここは距離が360yと表示されていますが、ショットナビではエッジまで290yしかなく、かなりの打ち下ろしなので良い当たりをすれば誰でも1オン可能で、そうでなくてもカート道路で跳ねてのバンカーインは良く見受けられます。
1オンは2回だけですが、バンカーインは何度も経験もしています。


16番は短いパー3なので、右を回ってグリーンに上るカート道路の影響は全くありません。


17番パー5は、右にカート道路がグリーンまで続きますが、1打目は左方向が狙い目なので影響はほぼありません。
しかし、2打目以降はコースが狭まるので、右に打ってしまうとカート道路に跳ねて18番の方に転がってしまいます。


18番パー4は左にカート道路があり、右にも17番のカート道路のほかに管理用道路があるという困ったホールです。
ただ右は管理道路に跳ねても一段上の17番までは届かないことが多く、せいぜい斜面のラフに跳ねる程度ですが、左は跳ねると1番のコース側に落ちての1ペナになる困った位置です。


インは10番が打ち下ろしで、11番は平坦、12番は急な打ち上げで、13番はその反対方向への打ち下ろし、14番は13番と反対方向への打ち上げというアップダウンが激しいコースになります。
14番グリーンがインでは一番高く、15番はそこから下りてきてクラブハウスに向かっての打ち下ろしになり、16番は打ち上げ、17番は打ち下ろし、18番が打ち上げというもので、狭いコースは左右どちらかの山側の斜面を上手く使う必要がありますが、そこにカート道路があると本当に邪魔になります。


アウトも同様に1番の左のカート道路で跳ねてOBの恐れ、2番も左のカート道路に跳ねてOBになる恐れ、3番は左右にある舗装道路に跳ねてOBになる恐れ、4番の左にあるカート道路に当たってOBになる恐れ、5番の右にある道路に当たって1ペナになる恐れ、6番はあまり影響なく、7番はセカンド以降で右のカート道路に当たってOBになる恐れ、8番はそう影響なく、9番は2打目以降に左のカート道路に当たってOBになる恐れがあります。


本来はコース内にあるべきでない人工の工作物であり、できればない方が望ましいものです。
しかし、カートを導入していればコース保護のためにカート道路を作るのは仕方ない面もありますが、管理道路までコース内にあるホールもあり、どちらか1本にしてほしいというのが本音です。


赤水のように広いコースだったら問題なくても、ただでさえ狭いコース内にいくつも舗装道路があること自体が、ゴルフ場として欠陥を抱えているといえるでしょう。
もっともそれを避けて打てばよいのであり、コントロールミスと言えばミスですが、昨日も同伴者の3打目の球がカート道路方向に飛び、10センチの差で道路わきのぬかるみにあるのを見ました。


曲がりが少なくて舗装面に当たると跳ねてOBでしたが、曲がりが大きかった分10cmだけカート道路を外側に外れ、ちょうど雨上がりでぬかるんだ土に潜り込んだのです。
打った本人はOBだと思ったようですが、見ていた私が球が跳ねないのを見ていたので、「セーフ」と声を掛けました。
もしOBなら2打足して打ち直しになるのであり、ちょっとした運不運でスコアが大きく変わることに他人事ながらこれでいいのかとも思いました。


ゴルフに運不運は付き物ですが、人工の工作物によって大きくスコアが変えられてしまうのは、本来のゴルフとは外れているのではと思った一日になりました。