三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

「アマの志」でのアプローチ練習場

昨日の土曜日は熊本地方は気温が下がり、朝から寒い一日でした。
そのため、テレビでゴルフ関連番組のはしごをしました。


その中のCS放送ゴルフネットワークの番組で「アマの志」というものがありました。
この日は湘南カントリーの72歳になるHC5のクラチャンと総支配人とのマッチプレーが放送されていました。
72歳でクラチャン5連覇というのも凄い方ですが、総支配人は某プロを兄に持つやはりHC6の上級者です。


クラチャンはショットのフォームはアマチュアらしいスイングですが、なにしろショートゲームが大変お上手です。
湘南カントリーは名匠 井上誠一氏設計のコースであり、特徴である砲台グリーンが多いコースとのことです。


井上誠一設計のコースでのラウンド経験は、隣県である佐賀県の佐賀カントリーでしかありませんが、佐賀カンもまた特徴あるホールが多い記憶があり、湘南カントリーの攻略はきっと難しいだろうなと思って見ていました。


番組ではお二人に湘南カントリーでお気に入りの場所を聞いていますが、総支配人はメンバー専用の100yほどの練習場を挙げていました。
名門コースはこうしたコース以外の練習施設が充実しているのが名門と言われる所以で、グリーンに向かって芝の上から100y未満のショットが打てる練習場が完備していることに羨ましいと感じました。


熊本での名門コースである中央CCや空港CCもやはり50yほどを芝の上から打てるアプローチ練習場があります。
こんな練習場があれば、メンバーはラウンドをしない日でもアプローチ練習にやって来て、ゴルフの技術を高めることが可能です。
72歳のクラチャンの方もアプローチ練習場がお気に入りとのことで、ラウンドしない日もやって来て、この練習場でのアプローチ練習をしたことが現在の自分を作ったと言っていました。


ゴルフのスコアメイクに一番重要なことは、ショートゲームであり、その中でもアプローチの技術はパーオンがなかなかできないアマチュアには必須の技術になります。


私が名門コースだと思う基準は、アプローチ練習場が充実しているかということで、どんなに奇麗なコースでもあってもアプローチ練習場がないコースは論外だと思っています。
アプローチ練習場は芝の上から50y以上打てる環境があれば理想的ですが、30yでももちろん問題なく、できればグリーンに向かって打てる場所があれば最高です。


それが無理でも、練習グリーンの一部をチップショットなどのアプローチ可にしてあればまだ許せますが、中にはアプローチできるスペースがあるにも関わらず、アプローチ禁止にしてあるゴルフ場まであり、私はそんなゴルフ場はどんなにコース自体が奇麗でも二流という評価しかしません。


打ちっぱなし練習場がないゴルフ場はこれまで行ったことがないのですが、中には鳥かごの中だけの打ちっ放し練習場というゴルフ場もあり、それでも打ち場所さえあれば問題はないと思っています。


しかし、アプローチ練習場を作っていないゴルフ場も熊本県内にはいくつかあり、そんなゴルフ場はゴルフというゲームそのものを知らない人たちが運営しているのではと思ってしまいます。


最近時々行く、球磨郡深田村にある熊本クラウンGCを気に入ったのは、打ちっ放し練習場や練習グリーンはもちろん、50yほどのアプローチ練習場があることが理由です。
練習している人がいなければ、通路を挟んだ場所まで芝の上から70yほどまで打つことが出来、もし近所に住んでいるなら毎日でもアプローチ練習に通いたいくらいです。


近所の方々も打ちっ放し練習場だけに来ている人が多く、ラウンドしている人はいなくても駐車場に車が多いのは練習場だけに来ているゴルファーだと聞きました。


湘南カントリーのクラチャンの方は、転がすより上げるアプローチが得意とのことで、砲台グリーンが多いコースの特徴に合わせて技術を磨かれたようです。
コースはメンバーの質を高め、メンバーはコースに揉まれて上手くなっていきます。


この番組の後、「プロの教え」という別の番組でたまたまなのか、「アマの志」での見届け人だった芹澤大介プロが湘南カントリーの8番ホールの攻略法方法を解説していました。
8番は短いホールですが、中央に2本の松の木があり、「アマの志」ではクラチャンはフェアウェーウッドで松の木の右に打ち、セカンドをピン手前1mに付けてOKを貰います。
総支配人は松の木の左からドライバーでグリーンに近づけ、アプローチショットでピンの上5mほどに打ち、傾斜で戻してバーディーでした。


芹沢プロは、4番アイアンで打って100y残しという攻略方法とドライバーショットで打って総支配人と同様の距離から短いバンカー越えのアプローチショットをしていましたが、結果は戻ると思った場所で止まってしまい「最悪だ」と呟いていました。


2つの番組とも同じ日に収録したようで、ピンの位置も全く同じだったため、両方の番組を見ていてクラチャン達のコースの熟知度がよく分かったのでした。


さて明日は先週火曜日以来のラウンド予定です。阿蘇大津GCでの1人予約が成立するはずで、明日も同伴者に感謝しつつ、スコアメイクに頑張ろうと思います。