三重苦ゴルファーの日記

還暦を超えた、飛ばない寄らない入らないの三重苦を持つおっさんゴルファーの日記です。

基本と真逆のパットの打ち方

今日は熊本は冷たい雨が降っています。
今日は予定がないので朝からテレビのCS放送であっているゴルフ番組をハシゴ見しています。


その中でよく見る番組「ゴルフ侍、見参!」で面白いゴルファーを見つけました。
「ゴルフ侍、見参!」はトップアマチュアのホームコースにシニアプロがやってきて、9ホールマッチプレーをハンディなしの真剣勝負で行うという内容の1時間番組です。
元々は、BSジャパンの番組ですが、CS放送のスカイAでは再放送になり、過去の放送が見れるようです。


今日放送があっていたのは、第3回という番組初期の対戦で三好隆プロが香川県のこんぴらレイクサイドゴルフ倶楽部へ乗り込み、HDCP2の星加恵アマと闘うというものでしたが、星加アマのゴルフがとても独創的なもので、驚きを持って見ていました。


星加アマは、元々実業団のソフトボールチームで投手を務めていた経歴を持ち、対戦当時はゴルフ歴15年でHDCP2まで上り詰めた異色のアマチュアです。
ドライバーの飛距離270yを誇る飛ばし屋ですが、グリップは珍しいベースボールグリップを採用し、ゆっくりしたバックスイングから見事なショットを繰り出します。


ベースボールグリップ自体は、レッスン書でもオーバーラッピングやインターロッキングと併せて紹介されるグリップなので、珍しいけど独創的なものではありませんし、ソフトボール経験者なので当然と言えば当然のグリップでもあります。


独創的な星加アマの技術が、パターだったのです。
長尺パターを使用していますが、ヒットする際にカップを見たまま、球は見ずにヒットするのです。


ショットやアプローチの際はきちんと頭を残していますが、パターだけは基本とは真逆の最初からカップを見たまま、いわゆるヘッドアップ状態のまま打つのがスタイルのようでした。


本人の弁によると「パットが下手なので、この打ち方にしている。」とのことですが、芯を食った音が聞こえていて、距離感もバッチリだったように見受けられました。


三好プロも、「確かに最初からヘッドアップしていれば、ミスが出にくいわな。」と感心していました。


パットでのミスの最大の原因は、ヘッドアップにあるようです。
基本は「カップインまでカップを見ないでヒットする。」のですが、人間の欲として、つい結果を見たがり、自分が意識しているより早く頭が動いてしまいます。
その結果、微妙にパターヘッドの面が狂い、ミスヒットを誘発してしまうのです。


最初からカップを見ながらヒットすれば、その頭が動くというミスがなくせるというのがメリットですが、今度はインパクトをきちんとできるかという心配は出てきます。
しかし、星加アマは練習で球を見なくてもスィートスポットでヒットできる技を身に付けているようです。


この逆転の発想は面白いなと思い、今度練習グリーンで試してみようと思いました。
アマチュアは結果がすべてで、形や常識にとらわれないスタイルもアリだと改めて思ったものでした。


反対にプロは結果も大事ですが、アマチュアと違って魅せるのも必要になります。


1アップで迎えた6番パー5で三好プロがプロとして魅せてくれます。
セカンドで残り260yを直ドラを使ったのです。
本人は「わざわざ使う意味はないけど、、」と呟きながら、キャディーにドライバーを要求し、見事なショットを披露します。


結果は手前のバンカーインでしたが、バンカーショットで3mに付けて見事バーディーを取り、結果的にここで2アップして勝負をほぼ決めました。


1打リードしている状況なのでプロの技を披露してくれたのですが、この辺りはさすがプロだと思いました。
アマチュアだったり勝負だけを考えた場合は、きちんと良い場所に刻んで3オンを狙うのが常道でしょうが、やはりプロでいる以上はテレビ番組でもあり、技も魅せる必要があるというまさしくプロ魂だったのです。


三好プロはレギュラーツアーでは1勝もできない無名に近いプロでしたが、シニアツアーになって初優勝を果たして開花したという遅咲きのプロです。
「魅せる」というプロの一面を忘れない職人芸に、アマチュアレベルとは違うプロの凄さを感じました。


「ゴルフ侍、見参!」のような短期決戦でのプロとアマチュアの勝負は、その時のちょっとしたことで右にも左にも結果は変わりますが、自分のことで精いっぱいのアマチュアと、対戦相手だけでなく常に番組を見ている視聴者のことも考えているプロの違いというか、その成り立ちの違いを認識できました。


アマチュアでスコアを作れないレベルのゴルファーは、その技術が伴わないのに、プロの真似をして「魅せるゴルフ」を目指してしまうという勘違いがそこにあるのではと感じ、アマチュアであれば今日の星加アマのような道を選択すべきではと思いました。


アマチュアは「上がってナンボ!」であり、それに対してプロは「魅せることも商売!」という付加価値が求められるのです。
アマがプロのような攻めをしたりスイングを目指したりするのは、プロが魅せる商売という成り立ちからいっても、その必要がないアマには全く不要なことなのです。



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