三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

非常識な日本ミッドアマ出場者

昨日は楽天1人予約で阿蘇大津GCでラウンドしたのですが、そのときの出来事です。


大津GCでは明日15日から3日間、日本ミッドアマチュア競技選手権が行われるため、たくさんの選手が練習ラウンドに来ていました。
連ランの組のカートには、屋根に赤旗が立っているので遠目からでも一目で分かります。


前半のアウトは1番目でのスタートだったので、連ラン組と遭遇することはなかったのですが、後半のスタート前にはアウト・イン共に4~5台の赤旗のカートが止まっていました。


前組のカートにも赤旗が立っていますが、男女それぞれ2人ずつの組み合わせで「んっ?」と違和感がありました。
その理由は、男性は当然バックティーから打つのですが、女性2人はレディースティー利用で、それもほぼ初心者レベルだったのです。


日本ミッドアマチュア選手権は、JGAの公式競技であり、出場者は日本全国の地域の予選を勝ち抜いてきた「25歳以上の男性」になります。
つまり、女性が連ランするはずがなく、男性2人の連ランに付いてきた女性なのだと推測しました。


10番の赤ティーで男性が女性にスイングを教えていていました。当日の阿蘇大津GCは通常の営業日で、我々一般客ももちろんラウンドしていました。
その意味では、女性が連ランに同行して一緒にラウンドしていることに文句はないのですが、彼らのやり方に非常識さを感じました。


阿蘇大津GCは2グリーンがあり、その日の営業ではBグリーン使用になっていましたが、大会はAグリーン使用であるため連ラン組は旗が付いてない竿だけが立てられているAグリーンに向けてプレーします。


女性2人はBグリーンに向かってプレーし、男性2人はAグリーンに向かってプレーするのです。
当然、女性陣はグリーンにオンするまでたくさん打数が必要で、グリーン上でもホールアウトまで時間がかかります。


その間に男性2人はAグリーンでプレーし、ホールアウト後もアプローチやパターの練習をしていたのです。
女性2人がそれなりの腕前だったら良いのでしょうが、初心者2人なので時間がかかり、グリーン上を走ったり、カップインしたら飛びあがって喜んだりりするのが見えました。
本来なら、上級者の男性2人が面倒を見るべきレベルなのですが、自分たちの練習時間を確保するために、わざと初心者を連れてきたように思われます。


その女性たちは、男性たちに比べると年齢的にも若そうで、飲み屋の女性を連れてきたのではと疑ってしまう雰囲気でした。
後半のBグリーンのカップ周りはかなり荒れていて、走ってスパイクで引っかいたりしたのが原因かなと思ったほどです。


男性は全く女性たちの世話をすることはなく、女性が時間を掛けてホールアウトする間中、アプローチの練習やグリーンの転がりの練習を繰り返しています。
結局、17番パー4のティーインググランドに来て前組の女性が打つ頃、前々組が18番パー5のセカンドを打ち終わってグリーンに向かっている状況でした。


試合の指定練習日であっても、ゴルフ場は通常営業をしていることを忘れてはいけません。
練習ラウンドは、コースの状況や打ってはいけない場所などを確認するためのラウンドになり、プロのように何度もやり直したりすることはNGなはずです。
本来なら、後続組がいるためホールアウト後の練習はダメなのですが、彼らの理屈では女性がまだプレー中なので待っている間に練習しているということなのでしょう。


ゴルフは審判員がいない競技です。自らが自らのプレーでルールに違反する行為をしたら、正しく申告することで成り立っている競技です。
確かに理屈上は合っているかもしれませんが、元々そうした初心者を連れて来ているのは彼らだから、最後まで初心者の面倒を見るのが上級者の務めだと思います。


初心者をダシに使って、自分たちの本来は許されない練習時間を確保するという「ゴルフの精神」に反した行為をするゴルファーが、「日本」を冠する大会に出場しているのかと思うと悲しい限りです。


こうした行為は果たして許されるのでしょうか?
JGAに尋ねたら、どんな返事が来るのでしょうか?