三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

兄弟でゴルフ

今日は楽天1人予約で阿蘇大津GCでラウンドをしました。
今日の同伴者の1人は実兄でした。


兄は今年70歳になり、交通事故や草刈り中の転落事故でかなり身体中を痛めていてスポーツなどからは離れていますが、珍しく先日ゴルフに連れて行ってほしいという要望がありました。


理由を聞くと、知り合いから何度かゴルフに誘われ、その都度断ってきたけど「誘われるうちが華」と義姉さんから言われ、今月21日にラウンドすることになったようです。
そのため久しぶりにラウンドできる体力があるか調べる意味もあり、弟だったら気兼ねせずにラウンドできるだろうという考えからのようでした。


実は私が最初にクラブを握ったのは、兄から練習場に連れられて行った学生の頃でしたが、その頃は全くゴルフに関心がなく、反対に兄は下手の横付きで時々ラウンドしていたようです。


当時から100を切ったことがなく、ドライバーの飛距離が150yという変な自慢を良くしています。
ゴルフも数年ぶりということですが、前回は130くらいのスコアだったということで、とりあえず誰も入っていなかった1人予約に登録して2人でラウンドすることにしていました。


しかし、昨日バタバタと2人の予約が入ってきて、結局4人でのラウンドになりましたが、私が世話をすることにして同伴者には迷惑をかけないよう、事前の注意事項などを兄にはしっかり話していました。


前日にどんなクラブを持っているのだろうと見に行くと、なんと30年くらい前のアイアンとドライバーが3本入っている古びたキャディーバックがあります。
兄は左利きなので、右利きの私とはクラブの融通はできないのです。

「どうしてドライバーが3本もあるの?」と聞くと、「ティーショット用とセカンド用」という答えがあり、距離が出ないため「直ドラ」として使うようです。


そんな難しいことは止めた方がよいと忠告しましたが、明日はとりあえず自分の思うようにラウンドしたいと言うので、無理強いしても仕方ないと思いサポート役に回ることにしました。


ゴルフ場に着き、朝のあいさつで他の2人のうちのお一人と名前を名乗りあったら、なんと同じ苗字です。
割と少ない名字の部類で、その方も初めて同姓の方と一緒になったと驚かれ、いろいろ話をしていたら以前は近所に住んで居た方のようで、祖先を辿れば親戚だったという繋がりでした。


その上、兄と同じ左利きだったことも驚きで、偶然とは面白いと思ったのでした。
もう1人の方から見れば、同伴者の3人が同じ苗字ということで、呼びにくいと思われたことでしょう。


ラウンド自体は、他のお二人に「兄のゴルフのレベルは酷いから、迷惑をかけないようサポートを自分がしますのでよろしくお願いします。」とスタート前に告げ、他のお二人も和やかに兄のゴルフを見守ってくれました。


ティーショットはドライバーで思い切り右を向き、カット打ちでスライス球を打つという変則打法です、
飛距離は170yほどでしたが、スタートの10番では3打目でアプローチショットをミスしましたが、4打目でオンしてまあまあかなと思っていました。


練習グリーンでノーカンパットをしていたので、「今日のグリーンは速いから半分の強さで打て。」と言っていたのに、やはり5mをノーカンに打って結果は3パットのトリプルスタートでした。

11番パー3では175yのピンに対してドライバーで1オンしてしまい、呆れて「もう自分の好きなように今日は打っていいから。」と告げます。
しかし、ここもノーカンパットで唯一のパーチャンスを逃してしまいました。


12番以降は、セカンドも直ドラで、上から思い切りカットに打つ方法で、距離は150yほどをスライスで飛んでいきます。
さすがに邪道な打ち方だなと思いましたが、他にフェアウェーウッドやUTなども持っておらず、好きなようにさせていました。


その代わり、立つ位置の注意や打つ順番を合図したりと、特にスロープレーにならないようにはもちろん、併せて同伴者の迷惑にならないようにも気を配りました。


終わったら、さすがに気を使いすぎ、くたくたに疲れたラウンドになりましたが、兄とゴルフができるなんてこれまで考えたこともなく、何か新鮮な気持ちがしました。
「またラウンドしたい?」と尋ねたら「一緒に行ってもいいかな。」という答えがあり、「それではまた計画しよう。」ということになりました。


使っているクラブがあまりに古くて難し目だったので、ネットサークルに1人いる左利きのメンバーに頼んで使っていないアイアンセットを貰えるよう頼んだら、さっそく練習場に届けてくれ、ラウンドの帰りに取りに行きました。


梱包を解いてみたらピンのアンサーで、「こんなきれいなクラブを貰ってもいいの?」と兄が恐縮していますが、持ち主だったメンバーは「眠っていたクラブなので使ってくれたらクラブも喜びます。」と言ってくれ、本人には「良いクラブだからきっと打ちやすいよ。しっかり練習してね。」と告げました。


兄がゴルフを再開してくれるのであれば、これからは練習場でよく会う兄の同級生とも一緒にラウンドできるかなと考えています。
その方からは「兄貴さんはゴルフをしないの?以前はしていたのに。」とよく言われていましたが、練習場に行って同級生と一緒に練習してくれると、ライバルとしての存在になれるかなと内心は思っています。


あと何年、元気にゴルフができるかは分かりませんが、それはそれで楽しみが本人はもちろん、周りの人たちにもできて、とっても良いことだと思います。
幸い、嫁さんからも尻を叩かれてゴルフを勧められたようで、健康のために機会があれば、ゴルフ場にこれからも連れて行きたいと思います。


しかし、疲れました。