三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

セカンドQTで消えたプロへのエール

LPGAのセカンドQT(クォリファイングトーナメント:来年度ツアー等出場優先ランキング決めのための2次予選会)が10月31日から11月2日まで、那須小川ゴルフクラブ (栃木県)、こだまゴルフクラブ (埼玉県)、ジャパンクラシックカントリー倶楽部 クイーンコース (三重県)、JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 (岡山県)の4会場で開催されました。


各会場の合計173人が11月 21日(火) ~ 23日(木)に開催されるサードQTへ進出しています。


ファーストQT~サードQTまではスコアは関係なく通過すれば良いのですが、ファイナルQTの結果がほぼ来年度のレギュラーツアーへの優先出場できるランキングとなり、サードQTを通過できない場合でもファイナルQT出場者の後ろにランキングされるので、上位者はステップアップツアーへの出場権が獲得できます。


大よそですが、QTランキング35位以内は間違いなくレギュラーツアーの出場権が得られ、45位以内も出場できる大会は限られますが、出場できるチャンスがかなり出てきます。(今年までは40位まではほぼ出場できたが、来年度は第2シードなどの選手が入るため、出場可能順位は上がると予想される。)


45位に入らなければ残りはステップアップツアーへ回ることになりますが、ほぼ150位前後までが次年度のステップアップツアー出場権が得られるため、たとえサードQTを通過できなくても、より上位でのランキング入りは重要です。


セカンドQTに挑戦した選手の中で、小祝さくらプロやアン・シネプロ、 蛭田 みな美プロなど惜しくも賞金ランキング70位内を逃したプロ達が順当に上位でサードQTへ進出しています。


しかし、セカンドQTで敗退することは、=(出場できる試合がない)ということになり、敗退したプロは来年度は賞金を稼ぐ職場を無くすことになります。


ステップアップツアーで注目していた与那覇未来プロ、宮﨑乙実プロ、小竹 莉乃プロなどもサードQTに進めませんでした。 


そんな職場を無くしたプロ達の中に有名選手たちも含まれています。


その有名選手の筆頭が、森田理香子プロになります。初日80を叩いてしまい、2日目76、3日目に72と頑張りましたが通算12オーバーで通過ラインの9オーバーに3打も届かない不調さでした。


森田プロは2013年度に1億2660万円余りを稼ぎ、見事、賞金女王に輝きましたが、昨年度は7年連続で維持していた賞金シードを喪失し、今年も賞金ランキングでは566万円余りで91位に沈んでいました。


今年のQTランキングでも77位と厳しい位置でしたが、セカンドQT敗退では来年度のツアーで見ることは主催者推薦枠くらいしかなく、表舞台から姿を消すことは確定的です。


不調の原因はアプローチイップスのようです。私と同じ病気なので、その苦悩(レベルは大違いでしょうが)がよく分かります。
しかし、まだ27歳と若いので、表舞台から姿を消した間はしっかりとゴルフを楽しんで、また復活してほしいと思います。
イップスは考えすぎることが良くなく、気楽なラウンドをすることで徐々に恐怖心を薄れさせるしかありません。


元々、才能があるから賞金女王まで取れたのですから、復活は必ず可能です。
未来を信じて、頑張ってほしいものです。


がんばれ!森田理香子プロ!