三重苦ゴルファーの日記

還暦を超えた、飛ばない寄らない入らないの三重苦を持つおっさんゴルファーの日記です。

飛ぶドライバー?

今日はCS放送でCMみたいな番組を見ましたが、その感想を辛口で書きたいと思います。


某中古ショップのオリジナルクラブである「ネク〇ジェン6」というクラブの販売促進番組ですが、謳い文句はプロからアマチュアまで使えるシャフトが付いたクラブという触れ込みです。
番組ではトラックマンを使用してデータを計測しますが、ドラコンプロの安楽プロが最初に打ってさすがの310y超えを連発しました。


次にアマチュア代表として、タレントの黒田カントリークラブが打ちますが、1度目と2度目は力んで当たらず200yも飛んでいません。
番組内では3度目で270y超えを計測しますが、元々ゴルフスイングはしっかりしているので、当たれば飛ぶのは当たり前です。


その後にアマチュアが打って280y超えを記録しますが、元々の平均飛距離が240y超えであり、アマチュアとして立派な飛ばし屋なのです。


CMの謳い文句では、誰でも飛距離を伸ばすことができるドライバーとありますが、やはりCMによく使われるいわゆる「過大広告」だと感じました。
洗剤のCMでは「どんな泥汚れも真っ白!」などの謳い文句で、画面には真っ白なシャツが映し出されますが、実際に使ってみるとそうではないことが実感できます。


洗剤は誰が使ってもほぼ同じ結果が得られますが、ドライバーのシャフトはその人のスイングスピードや癖により、合う合わないがあり、万人の飛距離を伸ばせるドライバーはあり得ないのです。


それなのに、使えば誰でも飛距離が伸ばせるというのは言い過ぎでしょう。


矛盾した意見ですが、飛ぶクラブはある意味、簡単に作れます。


シャフトを撓らせ、その撓り戻りでヘッドスピードを上げて打てばよいだけです。
しかし、撓らせれば撓らせるほどタイミングが取りにくくなり、その兼ね合いが難しいのです。


プロや上級者は、そのシャフトに合わせたスイングスピードで打てるから柔らかいシャフトでも飛ばせるのですが、そんなプロ達も力が入る実戦では神経を使ってスイングスピードを調整するより、自分の普段のスイングで打ちたいからシャフトを試行錯誤して選ぶのです。


ゴルフでは飛距離で悩むゴルファーは多く、特にその傾向が高い、金銭的に余裕のあるシニア層に向けて、いわゆる「飛ぶ」ドライバーが各メーカーから毎年、新発売されています。


CMの謳い文句が本当なら、10年前から1年で10y距離が伸びる計算として誰でも300y超えまで飛距離が伸びているはずですが、誰もが飛ぶクラブを今でも求めていることが、謳い文句通りではないことの証明です。


最近は、「飛ぶ」だけでの謳い文句では顧客の信頼は得られないのか、自分に合わせたクラブ・シャフトをチョイスするという「クラブフィッティング」という売り方が主流になってきています。


しかし、プロや上級者のようにスイングがある程度固まっているならまだしも、打つたびにスイングが変りやすい傾向のアマチュアが、その時だけのスイングで合うクラブを選択したとしても、実際のラウンドでは「こんなはずじゃなかったのに!」ということになりがちです。


本来は、そのクラブを使い、自分に合わせたスイングを作り上げる作業が必要で、クラブフィッティングはあくまでその最初の「多くの中からの選択」という入り口を省略しただけにしか過ぎません。


大まかな自分のスイングの傾向に合ったクラブ・シャフトを選択し、後はそのクラブを使ってミスが少なくなるまで練習が必要なのに、フィッティングして合うと言われたクラブをすぐに実践に投入するアマチュアがなんと多いことでしょう。


クラブの中古市場が活性化し、簡単に購入や引き取りが可能になった現代だからこその現象なのでしょうが、いろんなクラブに浮気するゴルファーは結果的に自分のスイングを固めきれず、いつもで経ってもクラブ探しの旅が終わらない流浪の民になるのです。


これこそ中古市場クラブの流通元が目指す売り上げアップのための構図であり、その中には売り上げアップが期待できる大手クラブメーカーも率先してその流れに加担しているのです。


ゴルフ人口が減少している中、それに巻き込まれたアマチュアゴルファーは、単なる「財布」としてしか見られていないのでしょう。


私のように10年以上同じクラブを使うゴルファーばかりなら、ゴルフの用具メーカーや中古ショップは倒産してしまいます。
ゴルフには、用具に拘るという趣味分野もあり、それはそれで楽しいのであれば、そこは個人の勝手だと思います。


しかし、少なくともゴルフのスコアを向上したいと思っているゴルファーであれば、用具にハマるのは程々にして、その費用分を練習代やラウンド代に回す方が賢明だと思いますがいかがでしょうか?



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