三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

小橋絵利子プロはセカンドQT免除決定

LPGAツアーの「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」最終日は、台風22号接近に伴う悪天候のため中止が決定し、昨日2日目までの結果で永井花奈プロが通算7アンダーでツアー初優勝を飾りました。


この結果、賞金額は75%に削減され、昨日の順位に応じた賞金加算額により小橋絵利子プロの賞金ランキング70位以内が確定し、10月31日から開催されるセカンドQTへの出場が不要になりました。


季節外れの台風が、2週連続で同じようなコースをたどり日本に接近した結果、2週連続でLPGAツアーの最終日が中止になったわけですが、賞金額を積み上げて賞金ランキング70位以内を狙って予選を通過した賞金ランキング71位以下の選手たちにとっては、辛い結果になりました。
しかし、反対に今の順位を守りたい選手にとっては恵みの雨になったのかもしれません。


この大会終了後の賞金ランキング70位以内の選手には、セカンドQT免除の資格が与えられるため、70位内で留まった選手はホッと胸をなでおろしているだろうし、反対に一歩届かなかった選手はすぐに明後日から始めるセカンドQT会場に移動することになります。


LPGAのツアーは、今週の「TOTOジャパンクラシック」と最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は賞金ランキング上位の選手しか出場できないため、残る試合は、11月10日〜12日開催の「伊藤園レディス」と11月16日〜19日開催の「大王製紙エリエールレディスオープン」の2試合になります。


そして「大王製紙エリエールレディスオープン」終了後の賞金ランキングで賞金シードが決定するとともに、サードQT行きとファイナルQT行きの順位が決まります。


賞金シードは賞金ランキング50位までの選手ですが、今年から51位~55位の選手にも夏頃にあるリランキングまでツアーへの出場権が認められます。
そして56位~60位にはサードQT免除資格が与えられ、ファイナルQTへ回ることになります。


次年度のツアーやステップアップツアーへの出場資格は、ファイナルQTの結果で定まった優先順位に基づいて決まるため、ファイナルQTで上位に入ることはシード落ちした選手などにとっては重要なことです。
ファイナルQTで30位以内に入るとほぼ来年度のレギュラーツアーに出場することができるようで、女性の熾烈な争いがそこにはあります。


賞金ランキング下位の選手にとっては、残り2試合で賞金額を積み上げることで50位以内の賞金シードが取れるかどうか、もし取れなくても来年のツアー出場権が与えられる第2シードの51位~55位内に入れるか、そして今年のシード権がない選手は56位~60位までのサードQT免除の資格が得られるかが目標になります。


小橋プロは、とりあえずセカンドQT免除資格を得たのですから、2週間ほどある期間を休養や調整に充てて、最高の状態でまず「伊藤園レディス」に向かうことです。


1試合で優勝若しくは最終戦で準優勝するか、2試合ともにベスト3に入れれば、賞金シードが見えてきます。
まずは予選通過を果たし、上位を狙ってほしいなと思います。
小橋プロにとっては、これ以上失うものはないわけで、ダメならサードQTから頑張って来年度のツアー出場権を目指せばよいだけです。


まずは安心して次の試合に備えることができるのは、大きな強みになったはずです。