三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

シニア選手権はキャンセルする

 今日は土曜日ですが未明に雨が降っていたものの、日中は晴れて爽やかな気候になっています。


 土日は整形外科がお休みになり、今日は痛み止め注射は期待できませんが、起床時には腰の調子は良く、普通に歩けていたのでこれまで5時に飲んでいた痛み止めは飲まず、9時の朝食後に飲みました。
 しかし、徐々に痛みが増してきて、一時は唸るほどの痛みに変わり、寝る態勢を色々変えて痛みが少ない姿勢を探します。


 結果、寝ているとほぼ痛みは消えますが、起きて歩こうとすると痛みが出て、今日は調子が良かったら滝川市民ゴルフ場の練習グリーンで軽い練習をしようと思っていましたが、それも叶いませんでした。


 そのため15時になって、明日の予選参加は無理だと判断し、ゴルフ場へ電話でキャンセルをお願いしました。
 滝川のシニア選手権はスクラッチ競技ですが、パブリックのゴルフ場なので出場資格は今年中に満55歳以上という条件だけで、私のような道外者でも出場できたのです。
 4年前の前回は予選では36・39の75(パット数29)で回りメダリストの賞品を貰っていて無事にベスト16で争う決勝トーナメントに進出しています。


 翌週のマッチプレー1回戦では前半に2ダウンまで差を付けられましたが、後半になって相手の方が勝ちを意識したのかパットが打てなくなり、15番で追い付き16番17番と連続で取って逆転勝利をすることができました。


 午後からの2回戦では1回戦とは真逆の展開で、2番で1アップしてから最大4アップまでリードし、最後まで一度も並ばれることはなかったのですがじりじりと挽回され、最終18番へ1アップで進むという薄氷の勝利になりました。
 18番セカンド地点で相手がコンシードしたので2アップになりましたが、1回戦の相手と同じように私が勝ちを意識した途端にミスが出始め4アップが3アップ、2アップ、1アップと変わって行ったので残りホールが2ホールあれば危なかったものです。


 翌週の準決勝では札幌のゴルフ場メンバーだというHDCP2の方と対戦し、逆転負けしてしまいます。
 1番で幸先よく1アップしましたが、2番でOKバーディーを取ったものの相手もバーディーとなり、内心でHDCP2の相手をリスペクトしてしまいます。


 しかし相手がパットが不調で3番4番と何もしていないのに取れて3アップとなり、これで私が平常心を無くしてしまいます。
 5番・7番を取り返され、前半は1アップで通過したものの、11番で追い付かれ12番13番の連続するパー3で一気に取られ逆転されてしまいます。


 今思うと、私はピンまでのクラブのUTで打ちグリーン左に外し、アプローチを寄せきれず連続ボギーを打ったのに対し、相手はグリーンに届かないショットで花道方向から寄せ1を取っていたのです。
 ちょうど「アプローチの達人」と同様のゴルフで、滝川の小さなグリーンは左右が高く寄せるのが難しいため、敢えてショート目に打っていたのでした。
 その辺りが当時の私の未熟さで、一気にここで2ダウンとなり、その後は挽回できないまま17番で分けて2ダウンで敗退が決まりました。


 結果的に対戦相手が優勝して全道大会に進んだようですが、振り返ると勝つチャンスはあったのに相手へのリスペクトでリードしているのに逆に「こんなはずでは」という気持ちが湧いていたのでした。
 WBC決勝戦の前に大谷翔平がチームメイトに向かって「憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」という声出しをしていましたが、これを聞いていればと思ったものです。

         

 HDCP2というのはアマチュアにとっては神様みたいな存在ですが、その数値に敬意を表してしまい、自分が勝てるなんて最初から思っていなかったのでした。
 実際は私が予選のメダリストで、相手もメダリストとの対戦という意識で前半にポカが出ていたもので、対戦後に相手から「勝てるとは思わなかった」という言葉が聞こえ、余計なリスペクトだったと反省したものです。


 こんな記憶に残る楽しいシニア選手権ですが、わざわざ北海道まで来た目的の1つがこの大会参加でした。
 腰痛になってしまうとゴルフどころではないのは当然ですが、回復の兆しは見えていたものの、まだまだ復活は先のことのようです。
 午後からのラウンドだったらまだしも、午前中は痛みが出るため明日7時スタートでは自信が無く、泣く泣くキャンセルしたところです。


 来週か再来週になって腰が良くなったら、コースをBTから回ってみて、予選通過のスコアと比べてみようかなと思っています。