三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

日帰り温泉「あがんなっせ」に行ってみる

 今日の熊本は雨上がりで、昨日は大した雨ではなかったもののずっと降り続けていて、簡易倉庫のブルーシートの上には昨日ほどではないものの、水が溜まっていました。
 そのためか、普段は8時半にやって来る作業員が今日も来ておらず、1階屋根部分の塗装が予定されていますが濡れているため、今日も作業はお休みかもしれません。


 今日は何もする予定はないけど、作業がなければ昼前に行きつけの脳神経外科医院へ行き、定期受診と薬の処方箋を出してもらおうと思っています。


 さて、昨日も雨模様だったので、外壁塗装工事はお休みになり、作業する方々へのお茶出しが必要なかったため、昼前から日帰り温泉に行くことにしました。


 行くことにした温泉は、菊南温泉ホテルの敷地内にある「あがんなっせ」という日帰り温泉で、昨年12月にリニューアルオープンした温泉施設です。


 「あがんなっせ」とは熊本弁で「家に寄っていきませんか?」という意味ですが、家の中に入ることを熊本では「上がる」というのは、昔の土間から続く家の造りの名残で、履物を履いたまま土間で済ませる用事のつもりで来訪した客を、もてなす側が「まぁ、そんなところでなく上にあがんなっせ」と勧めることから来ています。


 菊南温泉ユウベルホテルのユウベル会員専用プランを利用すると、「あがんなっせ」の無料入浴券が1枚付いてきますが、これまでは使用したことがなく、知人に上げたりそのまま使わずに使用期限が過ぎてしまっていました。
 この利用券は2月の宿泊時のものですが今月末が使用期限になっていて、今月内に使えるか今回も未定だったものの、急に行こうと思い立ったのです。


 10時過ぎに出発し、西回り循環道路と新しく接続した北バイパスを利用して行きましたが、自宅近くの池上ICが開通すれば車で15分ほどで行けるようになるけど、若干の時間短縮はできたもののそれでも30分近くはかかってしまいます。

 まず玄関から屋内に入ると靴入れがあり、そこに履物を入れ鍵をかけます。そのカギにはICタグが付いていて、そのタグでチェックイン手続きができ、私は入館料の代わりにホテルでもらった利用券を出すと1,450円の入館料は不要になりました。


 このタグで管内での飲食などの支払いは全て可能で、最後にチェックアウト時に清算する仕組みです。
 館内着とタオルが入った袋を渡され、それを持って最初に温泉の脱衣所に向かいましたが、男湯には屋内に大きな浴槽が2つと5人ほど利用できる寝そべるジェットバス、別に5~6人が利用できる立ち湯のジェットバスなどがあり、屋外には大きな屋根付き露天風呂もありました。


 私は露天風呂横にあった1人用の壺湯に入り、温まるとハンモックの上で寝るを繰り返しますが、最初は雨模様で肌寒かったものの、徐々に芯から温まるようになりました。
 その後、いろんな風呂を体験して1時間10分ほど経って上がり、館内着を着てまず休憩所に行って漫画を探しました。


 しかし見たかったゴルゴ13はなく代わって知らない漫画の単行本を2冊借りましたが、老眼なので小さな字が見えにくく読むのを諦め、いつものようにスマホでナンクロを始めました。

 休憩所にはハンモックやいろんな形の寝そべれるソファーがあります。石炭が燃えている暖炉のようなものがあり、手を近づけると電灯ほどの温かさで、燃えているものではないことが分かりますが、チリチリとわずかに燃えているような音まで出ていました。

(広いソファーでは、2人で利用している人もいたほどです)


 しばらくナンクロをしていましたが、お腹が空いたので13時過ぎにレストランへ行き、昼食にしました。

 HPにこの「サーモンのレアカツ御膳(1,640円)」が紹介されていて、おいしそうだったので注文しましたが、私的にはやや期待外れだったものの、それはその名の通り「レア」だったため、とんかつのようなはっきりした噛み応えがなかったからです。


 近くの席でおっさん2人が酔っ払って大声でしゃべっていたのが興ざめでしたが、平日の昼間から小さな子ども連れもいるファミリー向けの温泉で、酔っぱらうまで飲むおっさんたちのマナー違反に係の女性店員も持て余し気味でした。


 この後に、もう一度温泉に入り直しましたが、今度はジェットバスを中心に利用していて、特に腰部分に水流を当ててマッサージするようにしていました。
 4時過ぎには私服に着替えて帰る準備をし、無料の冷たいお茶を飲むと汗が一気に噴き出してしまいます。


 身体を冷やそうと、ソフトクリームを注文しましたが、350円だったもののなかなか美味しいものでした。

(定番のバニラを注文しましたが、やや固めでしっかり渦を巻いていました)


 初めて「あがんなっせ」を利用しましたが、館内は綺麗で時間も制限なく滞在でき、昼寝したいなら半個室のようなちょうどカーフェリーのA寝台のような場所もありました。


 今回は無料券を使って利用しましたが、私が平日に1,450円払って利用するかは微妙で、それよりもホテルを利用してもらった利用券を無駄にすることなく使う方が賢明そうです。


 ただ1,450円を払う価値は十分ある施設だと思っていて、営業時間始まりの朝10時から深夜0時まで滞在できるため、昼寝がてらに利用するのもアリだと思いました。