三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

スコアレベル別練習法①

 今日の熊本は晴れで気温も正午現在で17℃ほどまで上がり、外で作業すると汗ばむほどです。

(枝垂れ梅の花は、かなり散ってしまいました)


 今週から我が家の外壁塗装が始まりますが、その準備段階としてカーポートの屋根の撤去に担当者が朝から1人でやって来て、片側だけ屋根を外していきました。
 それに合わせて、周囲に置いていた鉢物なども庭に動かしてありましたが、芝刈り機や電動耕運機それの電動バリカーなどはそのままだったので、以前に大型犬用に作った柵を利用して、ブルーシートで覆い簡易的な倉庫を作りました。

 この柵は以前飼っていた大型犬のラブラドール・レトリーバー用でしたが、入るのを嫌がるためほぼ使わず、ずっと室内で飼っていました。


 ブルーシートは一応、細い針金で固定していますが、強風が吹けばシートは古いものなので破れてしまいそうです。


 さて、今回からスコアレベル別にゴルファーに必要な練習を考えてみました。今回はドライバーの飛距離は出るけどなかなかスコア100が切れないレベルで、以前の私がそのタイプだったので私自身の経験を元に書いてみます。


 スコア100台つまり100が切れないレベルでもこの飛距離がでるタイプは、比較的若い年齢層に多く、将来性「は」あるゴルファーだといえます。


 まず、ドライバーショットで飛距離が出る出ないの基準を一応230yに置くことにしますが、250yでなく230yにしたのは現実に沿ったもので、250y以上の飛距離を持つ場合は飛ばし屋に分類して良いからで、一般的なアマチュアゴルファーでは230yを越えるか越えないかが境目になるはずです。


 ドライバーの飛距離が230y以上ある者は、ショットの安定性のため、ドライバーの飛距離を200yに落とす練習が必要です。


 せっかく飛距離という武器があるのに、現実では100が切れないというレベルであれば、それはドライバーでのティーショットでOBを連発していることが予想されます。
 つまり、ドライバーの距離を200yに落とすことが出来れば、OBのリスクは大きく減ることになり、OBの数だけスコアは改善できることになります。


 230yの飛距離を30y落とす練習は、思った以上に難しいものです。当たり損ないで200yということはよくあるはずですが、そうでなくきちんと当てて30yの飛距離を落とすのはそうそう出来るものでなく、スイングスピードのコントロールという大事な要素を知ることができる練習になります。


 常にマン振りしているから曲げてOBになってしまうわけで、スイングスピードをコントロールできればドライバーで意図して距離を押さえて打つことが出来るようになり、それが他のクラブでも距離を調整できることに繋がります。


 ゴルフで力いっぱいにスイングするのは、初心者でもできる簡単なことです。初心者にスイングさせてみると10人中10人がマン振りしようとするもので、逆に言うとマン振りから卒業できなければいつまで経っても初心者レベルだということです。


 マン振りしかできなければ、まず当たる確実性が低下し、結果、ショットの安定性も下がるためスコアどころではなくなります。
 また、一番大事なグリーンまでという距離を調整することができません。


 100y手前までは飛ばせばよいからどうにかなっても、ウエッジでコントロールが必要になる距離になると、このマン振りタイプはどうしようもなくなるはずです。


 つまりスイングスピードをコントロールする練習をすることで、逆にゆっくり振っても思いのほか飛距離のロスがないことが体感でき、それ以上振ればサイドスピンが掛かって曲がりやすくなる自分の限界点が自ずと分かってくるものです。


 飛距離が出て100切りが出来ないタイプは、将来性「は」あるゴルファーとも言えますが、逆に練習場シングルに留まる可能性が高いタイプでもあり、この練習場シングルは世の中にゴロゴロ存在していることも残念な事実になります。


 その理由は、スコアが良くないのはもっと飛距離を出さなければと思って、一生懸命にスイング練習だけするからで、ゴルフを飛距離を争う競技だと勘違いしてしまうからです。
 実際のコースでも、同伴者になった飛距離の出ない老人にスコアで大きく負けることになり、「なんで?」と首を捻ることになりがちですが、そこで学ばないから私に言わせれば「頭が悪いゴルファー」となります。


 なぜ飛距離が出ない老人にスコアで負けるのか、それは「飛ばなければOBに届かない」という事実に気付かないからで、いくら飛ばしても次打でグリーンオンできるコントロールがないから結果は寄せきれず良くてボギーだし、そこに1打目のOBが加わってしまうと簡単にトリプルというスコアを叩いてしまいます。


 そうなると安定したボギーペースで90前後になる老人に対し、若者はボギーペースにプラスOBのトリプルのスコアになってしまいます。


 飛距離が出て有利なのは、100y内のショートゲームの精度が高いゴルファーだけで、ショートゲームが下手なゴルファーがいくら飛距離を出してもスコアを纏めるどころか崩す要因をつくってしまうだけです。
 つまりショートゲームの練習は必須ですが、それにはスイングコントロールという大事な感覚を身に付ける必要があり、それを体感できるのがドライバーで飛距離を敢えて落とす練習です。


 ゴルフは期待する結果を出すためには、真逆のことをしなければならないという天邪鬼なゲームです。
 ただ飛距離を出したいとスイングスピードだけを追求する練習では、肝心のコントロール性は身に付かないため、元から飛距離が出るのであればわざと飛距離を落とすショット練習は効果的だと思っています。