三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

気持ちをなだらかにする重要性

 今日の熊本は朝から雨模様ですが、気温はやや高めで13℃ほどあり、纏まった雨の予報だったもののそう雨量は多くなく現在は降ったり止んだりを繰り返しています。


 東京中心のテレビの朝のワイドショーでは、昨日から都心での大雪予報で大騒ぎしていましたが、予報が外れて雨になっている中継を見ていると、きっと内心では雪が降らずにガッカリしているのだろうとつい皮肉ってしまいます。


 大騒ぎして何もないことは実は幸いなことですが、マスコミは視聴率を取るためには災害級の大雪になった方が良いはずで、番組の裏側で大雪に備えてスタンバっていた中継班は肩透かしの気分だったことでしょう。


 ただ、(この部分はアップ前に加筆していますが、)八王子付近からの中継ではかなりの降雪になっていて、10時半になると大雪警報が関東に出されたので、内陸部ではこれから積雪が増してゆくのかもしれず、昨日の天気予報では都内は雨か雪かの区別が微妙とも言っていたのでそれなりに予報の精度は高いものだと感心しました。


 さて、ゴルフのスコアはある意味、失敗の数で作られるもので、失敗のたびに嘆いているようでは好スコアは望めません。
 ゴルフにとってメンタルは重要で、気持ちが落ち込んでしまうとそれに比例してスコアはどんどん増加してしまいます。


 気を付けなければいけないのが、好ショットを打てたり思いがけずバーディーを取れたりした際の喜びで気持ちを高揚させることも、同様に悪影響をゴルフの内容に与えてしまうことです。


 お楽しみゴルファーであれば、ショット毎に一喜一憂することが楽しいのですが、スコアメークのためには考えものです。
 競技に参加したことがある人は分かると思いますが、競技ゴルフではラウンド中では無駄な会話はほとんどなく、必要最小限の言葉しか発しないものです。


 それは会話することで気持ちが変わってしまうことを恐れるためで、できるだけ18H中では気持ちに波風を立てないようにするために、喜怒哀楽を表に出さないように進行していくのが一般的です。


 トップクラスのプロはバーディーパットを決めて派手なガッツポーズで喜びを表すのは、すぐに気持ちを切り替える訓練をしているためで、高揚した気分をすぐに平静に戻すコントロールが出来るから賞金を稼ぐことが出来るのであり、前のホールの結果、それが良くも悪くもですが、を引きずっているようでは上位に進めるプロにはなれません。



 アベレージゴルファーは、偶々の好結果で高揚した気持ちを持ち過ぎるもので、本来ゴルフというゲームは、そのホールを終わったらまた1からスタートになるため、次のホールでは気持ちを1番ホールのティーショット時と同じにしなければならないのです。


 それなのに、前ホールでのナイスショットを持ち続けてティーショットに臨むことになり、ナイスショットは続かないため結局は失敗して大きく凹むことになりがちです。
 つまりアベレージゴルファーは、ラウンド中に気持ちが大きくアップダウンしているからアベレージゴルファーどまりであり、本来はスコアメークのためには出来るだけ淡々としていた方が良いわけです。


 私は以前、ネットサークルのコンペで同伴者だった人から「ラウンド中に無口になり少し怖い」的な指摘を受けたことがあります。
 その時はたまたま前半に叩いてスコアが悪かったから、自分に集中しようと無口になった自覚はありますが、逆に言えばそこまで同伴者といつも会話をする義務があるの?と思ったものです。


 先日の日記で書いた「褒め殺し」も同様に同伴者の気持ちを惑わす行為で、同伴者からの「褒め殺し」はルールに抵触しないものの、オーバーな褒め方は当人にとって必ず悪影響を与えることになり、一言「ナイス〇〇」程度で終わっておく方がマナー的にも推奨されるはずです。


 この「褒め殺し」を意識的か無意識かは分かりませんが武器として使うゴルファーも現にいますが、それは自分のスコアを伸ばせないから相対的に同伴者のスコアを崩そうとする無意識だけど悪意のある行為だと言えます。


 さきほど「無口になって怖い」という同伴者のようなタイプこそ、偶々のバーディーをその後もずっと褒め続ける傾向があり、終わったことを延々と褒められても邪魔以外の何物でもありません。
 接待ゴルフであるなら同伴者に気を遣って「おべんちゃら」を言う必要もあるのでしょうが、競技ゴルフではなくてもスコアで順位が決まるコンペであれば、スコアを追求するために集中したことは当然だと私は思っていました。


 最近でこそ、スコアに拘りが無くなったためか叩いても仕方ないとすぐに諦めがちになり、次のホールでは「練習」とばかりに普段は行わないプレーを選択してしまいますが、本来はもっと気持ちのコントロールを行い、終わったことは終わったこととして淡々と次のホールに向かうべきで、レベルの違いはあってもそれは誰にでも言えるものです。


 要は自分の最大能力を発揮するためには、プロであれ初心者であれ、ラウンド中の心構えは「欲」も「諦め」もない鏡面のように澄み切った内面の心だということです。
 もちろん凡人には難しい部分ですが、鏡面まではいかなくても凸凹を出来るだけ無くしていきたいものです。