三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

オカルト的なスライスとフックの打ち方

 今日も熊本地方は晴れの天気で、最近は雨が降ることがなく、きっとゴルフ場は大変だと思います。
 昨日のくまもと城南CCのファミリーコースのベントグリーンは、水不足ではなく、夏場に病気が入ってその部分を取り除いたのでしょうが、元々が寒冷地向けのベントグリーンは、品種改良がされているとはいえ高温多湿な日本の夏は管理が大変そうです。


 よく高麗芝は稲の仲間なので夏場に生育する稲のように暑さに強く、逆にベント芝は麦の仲間なので冬場に生育する麦のように寒さに強いと言われます。
 そのため、高麗芝はイネ科でベント芝は「ムギ科」で違う種類だと言われますが、厳密には「ムギ科」はなく、高麗芝もベント芝もイネ科に含まれる植物です。


 イネ科の植物はかなりの種類に上るため、ここで簡単に説明することは私にはできませんし、高麗芝やベント芝にもたくさんの種類があるため同様です。


 さて表題の「オカルト」とは「神秘的な」とか「超自然的なもの」などの説明が付く言葉ですが、ここでは科学的実証がなされていない現象を指す言葉として使います。


 ゴルフコースでは右がダメなホールや逆に左がダメなホールがあったり、樹木などの障害物を避けるために球を曲げて打つことも求められます。
 ドックレッグホール(犬の後ろ脚が曲がっていることから、左右どちらかに曲がるホールをいう)は、コース設計上では必ず必要なホールになり、アウトインに各1つはあるコースがほとんどです。


 アベレージゴルファーの間違ったマネジメントの1つが、ドックレッグホールでは「ショートカットしなければならない」という思い込みで、昨日の城南CCの8番パー5がそのドックレッグホールでした。

              

(ティーイングエリアから見るとこんな光景になる)


 前組は初老の男性2サムでしたが、この8番では2人共に右にOBを打っていましたが、見ているとスタンスが2人共にショートカットを狙うような右目を向いていたのです。


 HPのコース案内には、「右ドッグレッグのロングホール。ティーショットは右側OBに注意。飛ばし屋は右バンカー上を狙っても大丈夫だが、1本木の左を狙った方が安全」とあります。
 確かにショートカットしても距離は210yほどで届くようですが、ドライバーでこの狭い範囲を狙って打つのはアマチュアには厳しい状況です。


 このような状況では、コース中央を狙ってスライス目に打つ方がよく、私は木の左からスライスするイメージで素振りしました。
 オカルトチックですが、私がスライスとフックを打ち分ける方法は「イメージする」ということです。

 フックを打ちたい場合はフックをイメージして素振りし、スライスを打ちたい場合はスライスをイメージすることで打ち分けていますが、この方法はなぜそうなるかを自分でも把握していないオカルト打法なのです。


 人間の動きは脳が司り、「こうしたい」と思えば脳がそれに沿った指令を各身体のパーツに信号として送ります。
 これは「右はOBか~」と意識すると魅入られたように右にショットが飛んでしまうことからも分かりますが、この原理を逆手に取った方法です。


 ハザードを「意識すると入る」はゴルファーあるあるですが、上級者ほどハザードを意識から消し去れるからミスをしにくいもので、だったら積極的に意識すれば意識したような結果に繋がるのではと私は考えているのです。


 ドライバーショットは真っすぐ打つことは難しいのですが、曲げることは比較的簡単なため、イメージすれば脳が勝手にそうした動きをしてくれるのではと思ってます。


 以前はスライスを打つためにティーを低くしたり、球から離れたりしていましたが、それでも掴まる逆球は出るもので、いくら事前に準備をしていても打つ意識が無ければ同じだと経験から分かって来ました。
 これは私が元々スライサーだったから簡単にスライス打ちが出来るという訳でなく、フック打ちも同じだということです。

 阿蘇ハイランドの1番パー4は、右の林はOBなのでこれまでは左を向いてティーショットしていましたが、最近は「フックを打つ」とイメージして打っています。
 上の画像の出球の方向は、以前だったら右の林の中ですが、フックして傾斜で左ラフに転がったものの問題ないティーショットでした。

 これも阿蘇ハイランドの1番のティーショットですが、スライスにはなっていません。

 阿蘇ハイランドの14番は左ドックのパー5ですが、この時はイメージ通りにフックは出たものの強すぎて左の斜面のラフへのショットになっています。
 左に曲がり過ぎは禁物なので、これ以降は右正面の小山を狙って右ラフでもOKと思ってショットに臨んでいます。


 イメージだけでこんなに球筋は変わるものですが、ビデオを見る限り特に打ち方が大きく変わっているものでもなく、素振りでイメージした打ち方にはなっていないのが不思議なところです。
 単にイメージして脳に球筋をインプットするだけで変わるのであれば、こんな簡単なことはないと思っていて、これからもイメージ打法を使って行きたいと思っています。