三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パットは形が大事

 今日の熊本は昨日のようにはっきりしない空模様で、朝方は雨も降って芝生も濡れていましたが、現在は雨も止み、この後の天気は回復する予報です、


 さて、先月12日の日記で「フックとスライスの打ち分けはイメージすること」というオカルト的な方法を書きましたが、その第2弾としてパットの打ち方についても書いてみます。
 https://yupon2102.muragon.com/entry/2492.html
 よく「パットに形無し」などと言われ、パットの打ち方についてはどんな形であってもそれは個性だと思われがちですが、私の考えでは「ショットに形無し」であっても「パットは形あり」になります。


 その理由は、大きなショットは各人の体格・筋力・体幹バランスなどの違いで、同じようなスイングをすること自体が不自然だと思っているからです。
 昨年まで指導を受けていた鋤田プロも、初レッスンに参加するレッスン生にはまず身体の特性を調べていて、個人の特性にあったスイングを指導されていました。


 自分の特性に合わないスイングを練習しても、結果が出ることは期待できず、好きなプロのスイングをいくら真似して練習しても特性が違ったら、無駄な時間を費やすことになってしまいます。


 つまり私は、自分が打ちたいようにスイングすれば、それが自分に合ったスイングだと思っていて、最低限の約束事、例えば「ヘッド・ビハインド・ザ・ボール」さえ守っていればよいと思っています。 
 その意識を持って「クラブを振る」ことを忘れさえしなければ、球は勝手に飛んでいくもので、その時の球筋を自分の持ち球とすればよいだけです。


 パットでは逆に形は大事で、それは20~30yのブレは許容範囲であるショットに対し、直径18㎝のカップに対して打つパットでは誤差の許容度が格段に小さいためです。
 ドライバーショットではわずかな打点のズレはフェース面の湾曲(バルジ)によるお助け効果で狙った方向に飛んでいきますが、パターではそんな「お助け」はなく、ヒットミスは即1打のロスに繋がります。
 
 つまりパットでは、パターフェースでしっかり球をヒットできることが前提にあり、その技術の上に、ライン読みやグリーン速度の把握というパットでの独特の感覚が必要になるのです。


 私にもその傾向があるのですが、1人予約の同伴者に多い悪いパットの打ち方には共通項があり、それは身体が球を追いかける動きです。

(1人予約の同伴者のパット。インパクト時には顔が目標のカップを向き、打ってすぐに身体が起き上がっています)

(こちらの同伴者もインパクトすぐに顔が起き上がる癖があり、パットを何度も外します)


 つまりパターの打ち方こそ、最初に基本をきちんと形で教わるべきで、その基本ができてから初めて自分の形を作り上げることになります。
 その意味で、最初に「パットは形あり」と書いたものですが、「ゴルフが上手い」=「スコアが良い」ことであるなら、「スコアアップ」=「パターの精度」になるのは当たり前で、悪い癖を付けないためにも初心者の段階で修正しておくべきことです。


 この同伴者のように300yのドライバーショットの飛距離を持っていても、1mの距離のパットを外していれば、スコア90さえも切れないことになり、何か勿体ないなと傍から見て思ったものです。


 こんな練習場シングルは巷に数多くいるもので、いつも書くようにスコアの半分はグリーン上のパター数で構成されるゴルフスコアを考えてみれば、自ずとスコアアップに必要なものは何かと分かるはずですが、そこを疎かにするからスコアアップの目標などいつまでも辿り着けないはるか彼方の目標になってしまうのです。