今日もパットが入らない日だがキレなかった
今日は阿蘇ハイランドの早朝ラウンドのため、自宅を5時50分に出て暗い中を阿蘇に向かいました。
夏場の早朝は6時スタートですが、今頃は日の出が6時半なので1番スタートが7時頃になっていて、今日はそのスタート組に1人予約の3バッグがいたため、遅いペースになりました。
我々の前に男女の2サムが間に入っていたため、最初から最後まで1人予約のペースで進行し、我々は7時10分にスタートして10時50分にホールアウトという3時間40分のラウンドになってしまいます。
1人予約組は失礼ながら見た目は90を切れない3人でしたが、通常の時間帯だったら普通のペースでも、前が全くいない状況で3バックで1時間50分ペースはさすがに遅すぎです。
我々はいつもだったら1時間10分のハーフ所要時間のはずなので、前後半それぞれ40分間の待ち時間があった計算になり、どうしても前の男女の様子を観察してしまいます。
男性は中年のゴルフは上手そうな雰囲気を醸し出している人ですが、女性は遠目では若そうですがゴルフは全く上手くなく、女性の話しぶりからも夫婦ではないことは分かります。
いわゆる品がない話し方だったので、達人が「飲み屋のお姉ちゃんと客じゃ?」と言っていて、私もそうかもと思っていました。
男性が下手な女性の世話だけをしている様子が見え、男性があまり楽しそうに見えなかったのです。
ときどき女性の大きな声が待っているこちらにも聞こえてきますが、パットのラインを教えたり女性が使っていたクラブ類を男性が纏めて持ったりと、まるでキャディーと女王様のような関係に見えてしまいました。
こんな妄想をしたのも待ち時間が長いためで、そうでもしないと待ちくたびれてしまいそうで、達人は途中から「止めようかな」と言い出す始末でした。
今日もパットが全く決まらないラウンドになりましたが、この原因ははっきりしていて、私のパットのタッチが弱めだからです。
菊池のように速いグリーンではラインに乗ればカップインしますが、阿蘇ハイランドのグリーンはカップ周囲で曲がりやすく、途中までラインに乗っていても転がりが弱くなると急に切れてしまいます。
1番パー4はフェアウェーから残り40yのアプローチショットは左中央のピンの右方向に切れ、5mにオンしましたが、このバーディーパットはカップ左に外してしまいます。
1番グリーンの左半分は奥に速いためスライスと読んだのですが、速いのは左手前のコブのためで、左手前のカップでなければパットはそこまでスライスにはならないものです。
2番パー4は、5Wでフェアウェーキープし、50度で右奥のピンへ中央にオンして、上りの8mのバーディーパットは打てずにショートするパーに終わります。
3番パー4は、今日は上手くフェードが打て、フェアウェーから右のやや奥目のピン左3mにオンしましたが、やや奥目だったので下りのスライスラインになり、打てずにカップ手前で右に切れるパーに終わります。
(4番の1オンした球。カップ周辺はややスライスの下りになります)
4番パー3は9鉄でピン奥にオンし、5mほどのバーディーパットはやや下りになるので打たなくて済み、カップに転がり落ちるバーディーでした。
(5番のティーにいる前組の男女。待ち時間が多く、前組の動向をつい見てしまいます)
5番パー5は残り60yをピン奥3mでしたが、下りになるため打てずにカップ手前で右に切れるパーに終わります。
同じようなラインを達人が先に打ち、カップ左を抜けていたので真っすぐ狙いましたが、タッチの強さが違って私のパットは切れたものです。
6番パー4はドライバーショットがキックで右ラフに入り、セカンドはピンまで70yをダフってしまいます。
3打目のアプローチはトップしてしまい、奥から9鉄で左手前のピンに転がすと30センチに付いてどうにかボギーで凌げました。
このホールは内心で「やっちゃった!」と思っていて、ダボになったと覚悟していたものです。
7番パー4はフェアウェーからPWでピンの左にオンしましたが、4mのバーディーパットは入るかに見えたのに、カップ右淵を球半分を覗いて切れてしまいます。
8番パー3は9鉄でピンの右7mにオンし、このバーディーパットもラインに乗って入るかに見えましたが、カップ手前で急に右に切れるパーに終わります。
9番パー5は、ティーショットが左に飛んでカート道路脇の低いネットで助かります。セカンドはフェアウェーに、3打目はややダフリ気味にグリーン中央にオンし、左奥のピンへの9mほどのバーディーパットは右を抜けると思ったらカップ手前で急に左に切れる変な動きでパーに終わります。
前半は、1バーディー・1ボギーのスコアイーブンで16パットでした。今日は珍しくアイアンショットが好調で、6番でダフッた以外は全てパーオンしていて、バーディーチャンスが何度もありましたが入ったのは1回だけという有様でした。
ただパーは獲れているので、パットが入らなくても先週のようにキレたりすることはなく、淡々とプレーをすることになりました。
後半も待ち時間は多くなりましたが、ショットは好調でした。
10番パー4は、ドライバーショットは左目に飛んで斜面に当たり、フェアウェーに出てきたものの距離が残ります。
しかし、今日好調の8鉄のショットはピンに付きましたが、3mのバーディーパットはやはり弱めでカップ手前で左に切れるパーに終わります。
(11番のティーはハイランドの中で一番標高が高く風を感じやすい場所です)
11番パー3は風の読み間違いでピンチになります。右からの横風をアゲインストだと思い、ピンまで打ち下ろしの165yを6鉄で打って、風に乗って危うくグリーン左奥の1ペナライン近くまで零してしまいます。
上げるアプローチも失敗し、長めのパーパットもミスヒットしてダボのピンチでしたが、2mのボギーパットが決まり、どうにかボギーで通過でした。
12番パー4は5Wでフェアウェーで、ピンまで150yを8鉄でピンの右6mにナイスオンでした。
しかし、このバーディーパットも達人が「入る!」と叫んだもののカップ手前で急に左に切れてしまうパーに終わります。
13番パー4は、5Wのティーショットが引っ掛かり気味に左に飛んで凹みのラフでした。52度でセカンドはしっかり打て、ピンの右5mのバーディーチャンスは左手前のコブの傾斜が影響していると予想してスライスと読みましたが、左を真っすぐ抜けてしまいます。
1番グリーンと同様に、思い込みでラインを決めているため、もっとしっかりグリーン上の傾斜を読む練習が必要なようです。
14番パー4はアゲインストの風の中、ティーショットは当たってフェアウェーキープでした。
U4で残り60yまで運びましたが、この3打目をダフってしまいます。4打目のアプローチは手前の傾斜を越えて転がそうとしましたが、方向が悪く右に転がり5mのパットが残りましたが、このパットは沈め、ラッキーなパーになりました。
15番パー4はティーショットがテンプラになり、つま先下がりの左ラフに入ってしまいます。
9鉄のセカンドショットは手応えがありましたが、なぜかグリーン手前に止まったように見えて私的には「??」というものでした。
グリーンに上がってみると、ちょうど私の球が落ちたエッジ付近は荒れた芝の取り換え中で私の球は芝の下に敷く砂を盛った中に埋まっていました。
エッジで跳ねて右への傾斜で右手前のピンに寄るはずが、砂山では跳ねるはずもなく、仕方ないものです。
ここの寄せは9鉄で2m弱でしたが、このスライスのパーパットを決め、達人から「今日はパーパットは良く入る!」と変な褒められ方をしてしまいます。
16番パー4は、アゲインストの中、ドライバーで右ドックのコースを左からスライスを打とうとしましたが、曲がりが少なめで突き抜けた左ラフに入ります。
ピンまで135yでしたが、アゲインストのため最初は8鉄を持ちましたが9鉄でフックを打とうと考え直します。
それはピン位置が左手前で、ピンより奥だったら下り傾斜で止まらずに寄せが難しい凹みラフに入るためで、9鉄のフック球なら風にも負けにくいと考えたからです。
しかし、右を狙ったセカンドはフックせず上がって風に負け、右バンカー手前のラフでした。そこから58度で上げる「死に球」を打ち、達人から「上手い!」と褒められた寄せでしたが、ここは気を抜かず慎重に1mを沈めパーゲットでした。
(17番でプレーする前組の男女)
(17番のそれぞれ1オンした球。画像を拡大したため不鮮明です)
17番パー3は9鉄でピンの左4mにオンしましたが、フックと読んだバーディーパットは逆にわずかにスライスしてしまいパーに終わります。
この辺りも、ラインがよく分からず、手前から奥に速い中央部分なので勝手にフックと読み間違えたもので、終わって達人から「あそこはスライスじゃ?」と指摘されてしまいます。
18番パー5は2オン狙いは無理なアゲインストの風なので、1打目は右を狙わず安全に左を狙います。
ラフからU4で中央の大木の左を抜け、残り50yをピンの左1.2mのバーディーチャンスに付けましたが、普通に打てば入るパットを悪い癖の身体が追いかける動きが出て上手くヒットせず、カップ右淵に切れて外してしまいます。
ホールアウト後に再度打ってみましたが、普通に入るもので、やはりラウンド中は平常心ではいられないもので、ここも本能のままに先にカップを見てしまいました。
後半は、1ボギーのスコア37で15パットでした。通算はスコア73で31パットです。今日はたまたまアイアンショットが良かったためスコアが纏まりましたが、こんな日にパットを確実に沈めていればアンダーのスコアは出せるものです。
それが出せないのは、パターのタッチであり、弱ければ阿蘇ハイランドのカップ周辺はやや盛り上がっているため、左右どちらにも切れてしまいます。
ただ毎回、このようなショットが出来ればよいのですが、そうそう問屋は下ろしてくれないもので、ゴルフでは「一寸先は闇」なのです。