三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ハーフは1時間30分もあれば十分

 今日の熊本は絶好のラウンド日和になっていますが、今週のラウンド予定は今のところありません。
 最近は阿蘇ハイランドの早朝を「アプローチの達人」と2サムでラウンドしていますが、トップスタートだったら、毎回ハーフを1時間前後で回っています。
 これは特にプレーを急いでいるわけでなく、私の感覚では普通の進行スピードで、グリーン上でもそれなりの時間を使っているものです。


 それでも1時間前後になる要因はいくつかあって、まずグリーンの傾斜が大まかに分かっていることから、ラインの読みに多くの時間をかけなくて良いことが挙げられますが、そのほかにもいくつか理由が挙げられます。


 ラウンド時間短縮の参考にするため、我々の動きを検証する阿蘇ハイランドの1番パー4のラウンド動画を作ってみました。

(動画編集の練習のために作った1番パー4の2人の動きを示した動画です)


 まず、ティーショットなどを打つ順番が明確であることが挙げられます。1人予約では同伴者のスコアが分からず、準備が遅れる人がいますが、この分からない人は良くても90台のゴルファーだと見当がついてしまいます。


 達人とのラウンドでは、私はレギュラーティーから達人はシニアティーからのプレーになるため、必ず私が先に打つことになりますが、その際に前組がいれば達人がカートのナビで前組の位置を確認しプレーの合図を送ってくれます。
 私はティーショットしてからカートに戻り、少し前でクラブを持ったままの達人を乗せてセカンド地点へ向かいます。


 セカンド地点では、いくつかのホールを除き達人の球が手前にありますが、1番ホールもそうなり、達人の球の横でカートを止め、私は携行バッグを持ってセカンド地点へ歩いて向かいます。


 私がセカンドショットを打つ際には、達人はプレーを終わり、横に止まっていたカートに乗って基本はグリーン横の停止場所まで行き、私は歩いてグリーンに向かいますが、この動画では私のティーショットがミスって距離が出ておらず、こんな場合は臨機応変に達人がプレー後の私を拾って乗せてくれます。


 要は、私が歩いてグリーンに向かうかそれとも待って乗せるかどちらが時間の無駄にならないかの判断を達人が瞬時に行っているものです。
 普段は私が歩いてグリーンに到着した時には、達人のアプローチもしくはバーディーパットが終わっていて、ほとんどの場合、先にカップインまで済ませるので、私のパットだけがグリーン上で残ることになり、この動画でも私のパットだけが最後に残りました。

 この動画で注目してもらいたいのが、ホールアウトした達人は、カートの停止位置がある画面右手前へ動かずに、画面左に動いていることで、これは私のパットの視線から外れた場所に移動するためです。(アプローチ用に使ったクラブは手に持っています)


 画面左方向だと私の帽子の鍔で存在自体が視線から遮られますが、画面右方向だとカップを見ると必ず視線内に入るためで、達人など上級者はこうした同伴者への配慮を自然に取ることができ、私は自分のリズムで次のプレーに入れることになります。


 1人予約の同伴者は、こうした場合では99%がカートがある右方向へ動いてしまい、止まってくれればまだしも、配慮無しに動くから始末が悪いのです。


 こうした心遣いがあるため、私は達人の動きに合わせて自分のプレーを進めることができ、見た目でもスムースな流れになっているのです。


 YouTubeのラウンド動画の中にも、同伴者の迷惑な動きがときどき映っていますが、参考例として静止画で迷惑な動きを作りましたが、その動画の制作者に了解を得たものでなく、クレームが以前のように来るかもしれないと思い、この記事に貼り付けましたがアップ前に削除しました。


 この動画の中の同伴者の迷惑な動きは、1人予約でもよく見る光景だったので具体的に指摘したかったのですが、アベレージゴルファーはその迷惑行為が他人に影響を与えるだけでなく、巡り巡って自分にも悪影響を与えていることに気付かないものです。


 ゴルフはその組全体でリズムを作る必要があり、それを乱す1人がいると他の同伴者のリズムも悪くなってしまいます。
 よくミスショットの際に、スイングリズムが悪かったという言い訳がありますが、それは真実でゴルフではリズムを守ることは、ミスを生まないための重要な要素になります。


 各人のリズムが悪ければ、プレー時間も余計にかかり、結果的にハーフで2時間という私から言わせれば何に使ってそんなにかかる?ということになってしまいます。


 ゴルフでスコアを縮めたいと思うのであれば、プレー時間を縮めれるようになるのは重要で、そのためには同伴者のプレーをしっかり見ることが求められます。


 「下手」は観察力がないから同伴者のスコアも分からないわけで、上級者はほぼ例外なく同伴者のスコアは申告されなくても把握しているため、次のティーでも自然にオナーが誰かは分かっているものです。
 余談ですが、スコアの誤魔化しもすぐに分かるもので、自分が同伴者のスコアを分からないから同伴者も分からないと思って誤魔化しても、実は指摘されないだけですぐにわかってしまうもので、この人はそんな人格だなと思われるのがオチです。


 上手くなるためには、まず同伴者のプレーをしっかり見ているという基本が大事ですが、その余裕がないのが初心者ゴルファーであるものの、しっかり見ようという意識が無ければいつまでたっても覚えることはできず、そうなればいつまでたっても「ひよっこゴルファー」のままなのです。


 ショット練習やゴルフクラブにお金をかけるより、観察力という注意力を強化する訓練をすれば、きっと簡単に80台のゴルファーにはなれるもので、それくらいゴルファーにとっては重要な能力だと思っています。
 本来のテーマとは趣旨が変わっているようですが、結果的に誰もが周りを観察できる組であれば、4バッグでも1時間30分もあれば十分にハーフは終われるもので、上手い下手=観察眼のあるなしだというものです。