三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

心配な台風14号とマスコミの姿勢

 勢力が非常に強い台風14号は今日の8時現在、九州の南海上を時速20Kmで北進していて、熊本への最接近は明日の未明頃になりそうです。


 熊本接近時の勢力は930hPaと予想されていて、これは平成3年18号台風(リンゴ台風)と比較しても強いことになります。

(気象庁の予想進路の一部を切り取って、熊本接近時の勢力予想やルートを調べたもの)


 今回の台風14号の特徴は、九州に近づいたこの1~2日で一気に勢力が急拡大したことで、いわゆる我々に心構えをする余裕がないことです。
 もともとの予想では、日本の東で発生したのち勢力はそう増さないまま九州の手前で北にカーブして北上するものでしたが、台風12号には注意していたものの台風14号は比較的安牌的に思われていたものです。


 それにしてもテレビというマスコミが東京中心だということがハッキリわかるのが台風報道の量で、記録的な勢力で九州に上陸しようかという時期でも番組は平常進行で、今もテレビでは長崎のグルメツアーを放送していて、何か違和感を感じるものです。
 これから大きな被害が発生するかもしれない長崎の話題を能天気に放送する姿勢が驚きで、こんな態勢では視聴者の危機感は上がらないものです。


 最初に書いたように、九州人は台風そのものにはある程度の耐性はありますが、今回の台風14号については、勢力がこれまでにないような強さにもかかわらず、心構えの余裕がない
まま接近中なので、危機感が970hPa程度の台風並みというイマイチな部分が心配なところです。


 ネットから情報を得る世代では、今回の台風のヤバさが分かりますが、ネットを見ない高齢者はテレビの情報だけが頼りになるもので、ローカルの天気予報ではそれなりに危機感を出していますが、全般的なテレビの放送内容ではそこまで危機感が感じられません。


 2年前の9月初めの台風10号の際は、かなりの勢力で接近する予報だったので私もホテルに避難していますが、その理由はこの年の台風10号は「過去最強クラス」と事前に散々言われていたためです。
 幸いにもこの年の台風10号は直前に台風9号でかき混ぜられて海水温が下がったルートを通ったため急速に勢力が下がり、ある意味、準備が空ぶったものですが、こうした空振りは歓迎するところで全く問題ないものです。


 ゴルフでも事前に予想したトラブルは、心構えで回避できたり最小限のスコアロスで済むこともありますが、予想外のトラブル時にはパニ食ってスコアを大きく落とす羽目になりがちです。


 今回の台風14号が2年前の10号台風のようになってくれればよいのですが、既に鹿児島が暴風域に入りそうな今では、空振りは期待できないもので、後は被害が最小限で済んでくれることを祈るばかりです。