パスさせない前組に今日も辟易する
今日は久しぶりに阿蘇ハイランドの早朝ラウンドに行ってきました。体調は横腹が少し痛いものの痛み止めを飲めばどうにかなりそうで、前半は痛まず後半になってやや痛みが出るくらいでした。
心臓も久しぶりの動きなので、途中にやや息苦しい場面もあったものの、持参したニトロを使うことはなく、最後までラウンドすることは出来ました。
今日は自宅を4時45分に出て、早朝の国道は空いていたので約1時間で阿蘇ハイランドに到着しました。
今日も早朝組は多そうで、特に若い人の4バッグが目立ちます。
予約は7時でしたが、同伴者の「アプローチの達人」も6時前にはゴルフ場にやって来て、受付にスタート係の顔見知りのお兄さんがいたので、「6時台で予約が入っていない枠はある?」と尋ねると「6時27分枠が空いてます」と言われ、スタート時間を移動してもらいました。
6時10分になり、達人共々久しぶりのラウンドなので、アプローチ練習場で感触を確かめようと達人が運転するカートで1番ティーに行くと、前の3バッグの1人が「先に行ってくれませんか?まだ1人が来ていないので待っています」と言ってきます。
彼らは13分スタート組ですが、20分スタート組はまだ来ておらず、前は空いていたので我々が代わって先にスタートすることになりました。
さすがに7月27日以来、素振りどころかクラブを持つことさえしていなかったため、今日はゴルフにならずショットは当たらないだろうと思っていましたが、1番パー4は予想外にドライバーショットが当たり、フェアウェーからパーオンしています。
2番パー4はティーショットがテンプラになりましたが、フェアウェーまでは届いていて、残り200yをU4で何とかオンしてパーで切り抜けます。
しかし3番パー4は左を狙ったティーショットが引っ掛かり左1ペナに打ち込み、3打目をグリーンオンして2パットのボギーになりました。
4番パー3では手前を狙ったショットで狙い通りショートしたまでは良かったものの、アプローチ用のクラブを持って行っておらず、携行ケースに間違えて入っていた別のクラブで打ってシャンクして奥に転げ、奥からは2mを残しましたが、これを決めてボギーで凌ぎます。
5番パー5はティーショットはフェアウェーだったものの、セカンドのU4が右ラフに入り、深いつま先上がりの残り80yのラフから上手く打てず、4打目のアプローチもグリーンエッジで、そこからパターで狙いましたが外れボギーになりました。
この5番から前組の4バッグに追い付いていますが、ときどき我々を振り返って見るものの、パスさせようという素振りはありません。
実は2番ティーと3番ティーで若者4バッグがそれぞれパスさせてくれていて、この組もパスさせてくれるかもと期待しましたが、近寄ってみるとおじさん達で、若者はこうしたマナーが良いけど、下手くそのおじさん達ほど先を譲る意識など皆無だというものです。
ゴルフ規則「5.6b 速やかなプレーのペース」内に「プレーヤーが速い組を先に行かせる(パスさせる)ことを推奨する。」と謳ってあり、罰則付きの条項ではありませんが、明確なルールになっています。
もちろん、下手くそなおじさん4人が、ゴルフ規則などの知識は皆無なはずで、だからこそカートに注意書きを書いてほしいとゴルフ場に以前に要望していますが、いまだそうした注意書きはありません。
4バッグでも通常のペースでの進行であればとやかくは言いませんが、この組の遅さたるや、何を考えているのだろうというものです。
7番で見ていると、ある1人はカートから20mほど離れた自分の球の位置に手ぶらで行き、なぜかカートに戻ってまた手ぶらで球の場所に行き、再度戻ってクラブを取りに行く無駄な動きをやっていました。
その7番パー4では、前組がいなくなり我々がグリーンに向かってプレーして、ホールアウト後に8番ティーに向かうと、まだ1人目がティーショットを打っている有様で、前々組がグリーンにいて待っていたとは思えず、9番パー5で確認しましたが前組がティーショットしていた時は前々組がすでにグリーン上でした。
9番を終わり、前々組が自販機前でカートを止めていたので、パスさせてくれると思ってカートを急いで向かわせましたが、近づく頃には10番に向かって動き出し、パスさせる気など皆目無いことが分かります。
結局、常に前組の酷いティーショットを毎ホール見る羽目になり、だんだんと腹が立ってきました。
どのくらいのペースか、トラブらなかった10番のセカンド地点で4人のショットにかかる時間を計測しましたが1人目が打つまで60秒、2人目は35秒、3人目は40秒、4人目は25秒というもので、1人目以外は規則での1プレーの最大時間内ではあるものの、要領よく準備していれば、こんなに時間がかかるものではありません。
(16番の前組のセカンド地点の様子。4人がバラバラになり誰が先に打つのか分からない場面が多く、この時はカート近くの1人が先に打ちましたが、他に2人が右にいます)
11番パー3でもプレーを終えた我々のカートが12番ティー横に着くと、やっと1人目がティーショットを打つ頃で、もちろん12番のコース上には誰もいませんでした。
今日は晴れだったものの雲が多く、日差しが雲で遮られると涼しい風が吹いていて、ジリジリした暑さの中で待つ羽目になるよりマシだったものの、前組もティーショットを含む自分たちのプレーを傍で見ていられるとやりにくいはずで、パスさせた方がお互いのためだと私は思いますが、そのパスさせるということを知らない4人なのでしょう。
阿蘇ハイランドはパブリックのゴルフ場なので、いろんな人が来ますが、これまでの経験上パスさせてくれるのは若い人に多いようです。
これは、あまり上手く打てないときに他人に見られるのを嫌うという初心者の「アルアル」でもありますが、反対に年配者はどんなに下手くそでも先を譲ることはしない場合が多いように感じます。
もちろんある程度のレベルの人が組の中に1人でも居ればその人がエチケットリーダーになり、「先に行かせましょう」と周りに行ってパスさせてくれますが、100が切れない4人が集まると単なる「烏合の衆」になりがちです。
せっかくの久しぶりのラウンドだったのに、ただイラつくだけの日になってしまいました。