三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

1月のラウンドを振り返る

 今日は当初は阿蘇ハイランドの1人予約を入れていましたが、午前中に用事が出来てラウンドは無しになっています。
 その用事とは、隣に住む母の新型コロナワクチン接種のための手伝いで、兄から近くのかかりつけ医まで連れて行くのに人手が必要と数日前に頼まれていたものです。


 母は今年94歳になりますが、脚が衰え、両脇を支えればどうにか歩行はできるものの自力歩行自体は無理になっています。
 駐車場の車に行くために階段を降りる必要があり、兄一人では支えることに不安があるため手助けを依頼されたものです。


 普段のデイケアなどでは迎えの係が2人で対応してくれますが、駐車場と玄関との間に新しく作られた階段があるため、1人での対応は転倒などで支えきれず危険になるものです。


 兄と2人で前後を支え、母は階段の手すりに掴まって一歩ずつ横歩きで下り、車に乗せて近くのかかりつけ医に向かいました。
 医院では車いすを借り、車から降ろし、その車いすに乗せて診察に向かいます。


 事前に予約していたようで、小さな医院ですが、ほぼ待ち時間なしにワクチン接種まで進むことができました。
 朝10時45分に私が隣家に行き、自宅に帰って来たのがほぼ1時間後で、この中にはワクチン接種後の15分間の待機時間も含まれているため、順調に終わることができました。


 この医院は内科ですが小児科も兼ねていて、私が小さい頃のかかりつけの医院でしたが、たぶん50数年ぶりに行ったものです。
 もちろん建物も新しくなり、当時の先生ではありませんが、医院名が昔のままの個人名なので息子さんかなと思われる60歳前後の優しそうな医師で、安心して任せられる雰囲気でした。


 新型コロナのオミクロン株の大流行で、熊本でも1日に1,200人超えもありましたが、昨日は883人と前週の同曜日比で393人のマイナスと、なんとなく峠は越したかのようです。
 それでも高齢者の母にとっては、感染しないことに越したことはなく、ワクチン接種の効果頼みになっています。


 私も2月20日に3回目の接種を予定していますが、ファイザー社製のワクチン2回の後、今回はモデルナ製のワクチンを接種する予定で、副反応がどれくらいあるか少し心配はしているものの、抗体量は交互接種の方が効果が高いと聞き、モデルナ製のみの集団接種を選択しています。


 さて、2月も4日を過ぎ、今年1月のラウンドを振り返ってみます。

 1月のラウンド総数は10回になりましたが、うち9回が阿蘇ハイランドになっています。南国熊本でも阿蘇地方は熊本市内とは3~5℃は違い、冬には積雪もあり、特に朝の冷え込みが厳しいためグリーンの凍結は仕方ないものです。
 ただハイランドには温泉があり、ラウンド後は温泉に浸かれるため、それを楽しみに通っている感もあるのです。


 新型コロナの蔓延で、最近はお風呂を使う人も少ないのか、11時から開く温泉は1人だけで入ることも多く、複数人の場合でも内湯と露天風呂があり、どちらかに分かれるため、密な状況にならず安心して入浴しています。


 半額プランを利用するため、3,000円でゴルフも出来て温泉にも入れるという状況で、私にとってはプチ贅沢な趣味だと思っています。


 相変わらず坐骨神経痛と膝痛はありますが、最近は痛み止めさえ飲んでいれば、そう苦にならずにラウンドは出来るようになりました。
 だんだんと要領も分かって来て、ティーアップ時に前屈みになる姿勢を取らないとか腰を下ろす際はしゃがみ込むようにしていて、それでどうにか1ラウンドは持てるものです。


 ただ、坐骨神経痛は痛みに波があるようで、たまたま今の時期はそこまで酷くなっていないだけで、昨年は急に痛み出したようにまたいつ再発するかは分からず、それまでは出来る限りラウンドを楽しみたいと思っています。


 ラウンドの際はスコアは二の次だと思うようにし、特に今の時期はゴルフに適しない環境の中でのラウンドなので、何か1つでもテーマを持ってラウンドするようにしていて、目標の無いゴルフを少しでも目標あるものにしていきたいという思いです。


 そんな考えで毎回ラウンドをしていますが、スコアに拘らない分スコアが纏まるという皮肉な結果になっていて、いかにゴルフが自己との戦いだと改めて思い知らされます。
 「ナイスショットしたい」、「真っすぐ飛ばしたい」、「飛距離を出したい」、「ピン筋に打ちたい」、「1ピン以内に付けたい」、「パットを入れたい」など全て「欲」であり、その欲さえなかったらスコアはそこそこ纏まるもので、叩いても「こんなものか」と諦める気持ちが大事なようです。


 昨日のラウンドでも、平均スコアが一番良いはずの1番パー4でダボスタートし、ティーショットがナイスショットだった2番・3番とパーが取れず、4番パー3は左に落として3連続ボギーとパー無しゴルフになりそうでした。
 しかし、何も変わっていないのに5番パー5からスコアが安定し始め、結果的には普段のアベレージスコアに落ち着いています。


 もし5番で「取り戻そう」とか「どうにかしなければ」など自分を追い詰めてしまう気持ちになっていれば、そのままズルズルとスコアを落として行くことになったのでしょうが、スコアに拘らず昨日のテーマ「左手親指にシャフトを乗せる」感覚だけを意識していると、知らないうちにスコアは纏まって来るものでした。


 ゴルフはスコアに拘るとスコアメークが大変だし、飛距離に拘ると思ったように飛ばないものです。
 要は「諦め」が肝心ですが、その「諦め」とは全てを諦めることでなく、何か目標を作ってそれだけに集中すれば、結果的にスコアは後から付いて来るものです。
 飛ばそうとせずに打つと飛距離が出るものだし、2パットでいいと思うと1パットで決まるという天邪鬼的なゲームがゴルフの本質だというものです。