三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

スロープレー防止のために心がけること

 今朝の熊本は鉛色の曇り空で、天気予報では阿蘇は雪マークが付いていますが、ライブカメラによる阿蘇の道路状況は積雪している様子は見えません。


 明日は阿蘇ハイランドの1人予約が入っていて、当初は以前のレッスン仲間のトミーさんとの久しぶりのラウンドだと思っていたものの、トミーさんにとってNGな同伴者が入ってきたためキャンセルしてしまい、私もキャンセルしようかと思っていたらその同伴者もキャンセルしたため、私が抜けると残った1人に迷惑をかけそうで、キャンセルするか逡巡しているところです。


 以前だったら問題なく行っていましたが、最近は寒さと腰痛も重なり、ゴルフ熱が冷めかけていて、あと1人が入って来さえすればキャンセルしたいと思っています。


 さて、最近は「アプローチの達人」と2サムでラウンドすることも多く、その場合は前に組がいなければ、特に急がずに普通にゆっくりラウンドしてもハーフで1時間10分はかからないものです。
 少し急げば、1ラウンドが1時間40分ほどで終わるもので、以前ラウンドが終わって帰ってきた際に阿蘇ハイランドのスタート室の係から「ハーフ休憩はありませんが、、」と言われ、「終わりました」と告げるとビックリされたこともあります。


 パー4でかかる時間の内訳を大雑把に考えてみれば、2人のショットに要する時間で15秒✖8回=120秒、カートの移動時間で1分✖2回=2分なので合計して4分であり、歩いての移動時間2分やその他ホール間移動を加えてもパー4だと余裕で7分もあればホールアウトできるものです。


 ボギーやダボのスコアでも、最後のパットはタップもしくはOKの距離であり、最後の一打には時間はそうかからないもので、スコアの違いはそこまで大きく時間には違わないものです。


 ハーフにはパー3とパー5が各2ホールずつありますが、均せばパー4と同じなのでハーフで必要な時間は7分✖9ホール=63分になり、ほぼ達人と2サムでの普通の進行によるラウンド時間に合致します。
 ショット時間の15秒は短いようで案外長いもので、私のようにセカンド以降では素振りをしなければ10秒はかからないことになります。


 この計算で、もし4バッグになると仮定すれば、ショットで120秒のプラス、歩いての移動で2分のプラス、その他で2分のプラスになり、1ホールの所要時間は13分となる計算です。
 つまり、ハーフでは13分✖9ホール=1時間57分となり、特に急がなくてもハーフ2時間という基準には十分な時間だということです。


 それでは、なぜハーフで2時間半や3時間近くもかかるかというと、前組のプレーを待つ時間は別としても、各プレーヤーが無駄な時間を作り出すからだと分かります 


(同伴者はクラブを持って乗り込み待っているのに、プレー後に使ったクラブを収納するマナー違反になる行為)


 ティーショットした最後の打者がカートに乗り込む際に、使ったクラブをカートの後ろで収納して乗り込む場合と手に持ったまますぐに乗り込む場合とでは、数秒の違いが出ることは誰でも分かります。
 例えば5秒かかるとして、ハーフ9ホールのティーショットで毎ホールこれをやってしまうと、5秒✖9ホール=45秒も無用な時間がかかってしまいます。


 この癖があるプレーヤーは、当然にセカンド以降でも同様な動きをするもので、セカンド地点で1回、場合によっては3打目地点でも1回、ホールアウト後にも1回するため、そうなるとハーフで1人当たり5秒✖4回✖9ホール=180秒=3分という全くプレーに関係しない無用な時間を生み出してしまいます。


 やっている本人に注意しても「たった数秒くらいで文句を言うな!」と思われそうですが、ゴルフは長い時間プレーするため、一回毎では短い時間であっても累計すれば無視できない時間になるものです。


 こんなプレーヤーが4人集まれば、ハーフで数分の遅れでは済まず、クラブ収納だけですぐに10分程度は無駄に使ってしまいます。
 カートに乗り込む際も、後席のコース側の席を空けるように同伴者が心がけていれば最後の打者はスムースに乗り込みカートが出発できますが、気が利かない同伴者の場合はぐるっと反対側に走っていくことになり、同伴者のちょっとした配慮も時間短縮には重要な要素になってきます。


 普段の生活では気が利く人が、ゴルファーになった途端に他人に配慮できない性格に変わってしまうのが私には不思議です。
 最後に乗り込んで「OK」と合図をしてくれれば運転者はすぐにスタートできますが、黙っていれば運転者は振り向いて安全を確認せざるを得ず、ここにも無駄な時間が発生してしまいます。


 私の場合を例に取れば、ティーショット後は使ったクラブを手に持ってカートに乗り込みますが、座る席は後続の打者がすぐに座れるようティー側とは反対の位置にします。
 近くの雑巾でフェースを拭いてカバーを被せ、セカンド地点で次打候補のクラブを出す際に入れ違いに収納しています。


 こうしてクラブフェースを拭く習慣をつけていれば、嫌でもクラブを持ってカートに乗り込むことになり、スタート前に後席にも雑巾を準備するようにしますが、いつもきれいなヘッドを保つように心がけ、道具を大事にする意識にも繋がります。


 また最近、距離測定器を持っている人に多い無駄な動きとして、セカンド以降でまず手ぶらで球の位置に行って距離を確認し、それからカートに戻ってクラブを選ぶという動作ですが、これも候補のクラブを2~3本持って行けば済むことで、我々の初心者の頃は「クラブを3本持って走れ!」と怒られた経験があるものです。

(この画像のように、候補のクラブを2~3本持って計測するのがただでさえ時間を取るスコープ型の距離測定器を使うゴルファーにとっての当然のマナーです)


 クラブを持たずにカートと球の位置を行き来すれば、10m程度の距離であっても無駄な1往復で10秒程度の時間はすぐに過ぎてしまうもので、10秒✖18ホール=180秒=3分をたった1人の無駄な動きで消費してしまいます。


 このほか、案外と気付かない時間を浪費する行為もあります。


 最近はカートに付くナビにスコアを記入する機能があり、ホールアウト後のグリーン上でスコアを付ける迷惑行為は少なくなりました。
 しかし、反対にカートの運転手がすぐに発進せずに同伴者のスコアを尋ねてナビにスコアを記入する様子もときどき見られるもので、ほんの数10秒ほどでもそこに留まることで後続組が打てずに待つという、後続組にとって無駄な時間を作ってしまいます。


 このスコアをわざわざ付ける行為も私は無駄なものだと思っていて、各人がそれぞれスコア管理すればよく、他の同伴者のスコアを尋ねてまで記入したりする必要などないものです。


 同伴者のスコアが分からないから聞くものであり、そのレベルであれば自分のプレーさえも覚えていないことが多く、自分のプレー内容をメモして反省しやすくした方がよいというものです。
 コンペなどでスコア証明する必要があるのであればまだしも、通常の一般プレーで何の役にも立たない他人のスコアを付けてる行為は全く意味ないものだと私は思っています。


 上級者は自分のプレーは当然のこと、同伴者のスコアも見ているだけでほぼ把握しているものですが、ゴルフは上達に伴って自分のプレー以外に同伴者のプレーを意識せずに記憶できるようになるもので、まずは自分のプレーを記憶できるように訓練することは重要です。
 それが出来るようになり、併せて同伴者のプレーも見て記憶できるようになると、その頃には間違いなくシングルハンディーになっているものです。


 つまりスコアをいちいち尋ねるゴルファーは「記憶力を上げる」というゴルフ上達に欠かせない訓練を放棄しているもので、そのレベルであれば他人のスコアは気にせず、自分のプレーだけを記憶することが上達への道だというものです。


 ショット練習をして上達を目指すという方法と、こうした記憶力を上げて上級者に近づくという方法があり、私は後者のより簡単な上達法を実践するようにしていました。
 上級者の所作を真似るという方法も一種の上達法であり、それによって周囲を観察できる観察眼が養われ、コースの地形やグリーンの傾斜に騙されにくくなるもので、周囲の状況に目を向けることが自然に出来ることはゴルファーの大事な資質なのです。