三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

王将戦の話題

 今日は曇り空の土曜日になっていますが、ゴルフの予定は休日なのでもちろん入れていません。
 午後から昨年の下水道工事後に少し凹んだ場所に施工業者が山砂を運んでくる予定ですが、せっかくなので庭の芝の目土用にもしたいため、余分に運んでほしいと依頼してみました。


 しかし、有料になるといわれていて、兄が交渉しましたが結局は2万円という料金になり、それで話がまとまっていたようです。

(13時に運搬された山砂を敷き詰める作業をしましたが、大変でした)


 さて、今日から王将戦の第3局が始まりました。第2局まで挑戦者の藤井竜王の2勝という状況ですが、「冬将軍」の異名を取る渡辺王将が巻き戻せるか、このまま一気に藤井竜王が王将位奪取にリーチをかけるか重要な一番になります。


 先日終わった王将戦第2局の中で、82手目渡辺王将が25分ほど考慮中に、藤井竜王が盤上に右手を持って行き、まるで次の手を指すかのような動きがありました。
 解説者も「指すのかと思いビックリした」とコメントしていましたが、もちろんそうではなく、藤井竜王が何か埃らしきもの見つけ、それを取り除いたようです。


 局面はAIの評価値で藤井竜王が87%と圧倒していて、もし藤井竜王が手番を間違えて指しでもしたら反則負けになるため、見ていた私も一瞬驚いた動きでした。


 私のような早指しのヘボ将棋では、こうした手番の間違いはほとんどないものですが、時々ある反則として「二歩」があります。
 ヘボ将棋のヘボたる所以は、この「二歩」に対局者双方が気づかず局面が進んでしまうもので、途中で「あれっ?いつから二歩になった?」と気付くことがあり、有耶無耶にして進行する場合もあった記憶があります。


 王将戦のこの場面では、結果的に渡辺竜王はAIが示す最善手ではなく5八角と指したため、AIの評価値が一気に藤井竜王90%と傾いてしまい、その後は評価値の増減はあっても終始藤井竜王の優位は変わらず、初戦に続き挑戦者の二連勝になってしまいました。


 もちろん渡辺王将は、将棋界の最高峰である「名人」でもあり、このままずるずると追い込まれるとは思っていませんが、現在の藤井竜王の勢いをもってすれば、このまま王将位を奪取する確率は高いものです。


 藤井竜王の先手番で始まった七番勝負第3局は、藤井竜王の初手2六歩からの相掛かり模様で始まりました。
 今回も29手目に藤井竜王は8六歩と進めていて、以前の駒組では考えられないものですが、形に捉われないAI研究に基づいた着手だともいえます。


 初日の昼食休憩までスイスイと43手が進み、藤井竜王の1六歩の後、渡辺王将の手番で12時半からの昼食休憩に入っています。
 王将戦は2日制で持ち時間はそれぞれ8時間ですが、現在までの消費時間は1時間31分と1時間30分とほぼ同じで、今日の午後からの戦いでは長考が繰り返されるものと思っています。
 AIの評価値は藤井竜王が55%・渡辺王将45%となっていて、数字的には藤井竜王に分がありますが、この程度の差ではプロの対戦ではほぼ互角というものです。


 今後の戦いに目が離せませんが、中継はABEMAなどのネット中継がなく、私はCS放送の囲碁将棋チャンネルを視聴していますが、せっかく注目されている藤井竜王のタイトル挑戦なので、ネットで無料で見られるようにしたほうが、将棋人気の向上に有益だと思うのは私だけでしょうか。