三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

天才だった解説者

 CS放送の日テレジータスで、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの解説を務めていたのは熊本出身の平瀬真由美プロでした。


 彼女は熊本市立高校(現必由館高校)在学中に1985年・1986年・1987年と全国高校ゴルフ選手権女子の部を3連覇した天才といわれた人物で、高校卒業後にプロに転向し、翌年のミヤギテレビ杯女子オープンゴルフトーナメントでツアー初優勝を果たしています。


 当時の熊本市立高校は公立高校でしたが普通科と被服科のある女子高(現必由館高校は共学校)で、ゴルフ部などなく、なぜそんな学校に全国制覇を1年から3年まで果たす高校生がいることが不思議でした。


 平瀬プロは、プロ入り翌年から4年連続で賞金シードを維持し、6年目の1993年にはついに賞金女王になっています。
 翌年1994年にも連続賞金女王になっていますが、1995年は最終戦で塩谷育代プロに逆転されて2位になり、惜しくも3年連続賞金女王を逃しました。


 1996年から米国ツアーに参戦しましたが、同年の日本で開催された東レジャパンクイーンズで初優勝したものの、それ以外では結果を残せず日本ツアーに復帰し、1999年・2000年とシード権は確保しましたが、優勝は2000年のフジサンケイレディスクラシックが最後になりました。


 引退後の2005年に一般男性と結婚していますが、日本ツアーでの優勝回数は18回、米国ツアー優勝は1回という堂々たる結果を残しています。
 特に10代での複数回優勝は、宮里藍プロや横峯さくらプロなど限られた有名プロしか達成できていないものです。


 今回の賞金女王争いは、稲見プロがスコアを落としているのに対し、古江プロは1打伸ばしていて、なんとなく逆転の雰囲気が強くなっています。
 まだ残りホールは多く、今後の展開次第ですが、稲見プロにとっては厳しい状況になっているようです。 
 解説の平瀬プロが経験した、賞金女王争いを最終戦で逆転された1995年の再来になるのでしょうか?