三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

インに引く?アウトに引く?

 今日は土曜日なのでレッスン日ですが、腰痛のためしばらく欠席にしてもらい、復帰は今のところ未定です。
 せっかくレッスンを受けても、それを実践できる体調でないことがまず第一の理由ですが、腰痛を庇ってスイングすると、脚や背中など別な部分に不具合が発生してしまうものです。


 以前はレッスンのある土曜日は朝8時過ぎから夕方17時近くまで練習場で自主練も含めて球を打っていましたが、さすがに翌日は身体に堪えていたものの、筋肉痛などは練習の証だと思っていました。
 ただ腰痛はいったん痛むと治まるまで長引き、ラウンド中にも再発するため、最近はレッスンを受ける時間も自主練の時間も徐々に少なくなっていきました。


 レッスンを受ける目的はラウンドに生かせる技術習得になりますが、練習することでラウンド自体が出来なくなるのであれば本末転倒であり、せっかく毎回新しい発見がある楽しいレッスンでしたが、残念ながらしばらくお休みになります。


 プロから教えてもらった事柄は数多く、自分自身にフィットするか分からず取り入れていない部分もたくさんありますが、せっかく教えてもらった事柄を自分なりに解釈したものとして、これから時々は日記の題材にしたいと思っています。


 そのプロから指導されたもののうち、今日はスイングについて基本の部分を復習してみようと思いますが、私の勘違いも含めて書くようにしてみます。


 ゴルフスイングは、自分で客観的に見えないため、イメージと実際の動きの乖離が大きく、自己流で練習すると上達とは反対の方向に向かってしまうことも多く、迷路に嵌ってしまいがちです。
 そうした中で、正しいと思う目標があれば迷いなく突き進めるものですが、その正しいと思うことは「信じる」しかなく、私はゴルフレッスンは宗教と同じで「習っている間は信じること」だと思っています。


 まずプロからの教えの基本中の基本ですが、それは「スイングの始動ではヘッドを右足前までは真っすぐ引け!」というもので、見ているとほとんどのレッスン生は始動からすぐにインサイドにヘッドを引いてしまう癖を持っているようです。


 プロは「パットの際にパターヘッドをインに引くの?真っすぐ引こうとするでしょ?」とレッスン生に問い、スイングも同様で右足前まではヘッドを真っすぐ引くように強調していました。


 有名プロのスイングを参考としてみる際、どうしても全体の動きに目が行き、トップの位置やスイングプレーンなどを気にすることになりますが、最初のわずかなヘッドの動きにはあまり注意は向けないものです。


 「右足まで真っすぐヘッドを引く」ことを意識して、PGAツアープロのスイングをチェックしてみると、マキロイやミケルソンなどほとんどのプロのヘッドは、真っすぐ後ろに引かれその後にスイングプレーンに乗っているように見えました。


 たまたま松山英樹プロと稲見萌寧プロのスイング動画がYouTubeにあり、ドライバーヘッドのセット位置からヘッドの始動がどうなっているのか確認してみました。

(黄色のラインはスタンスの向き、水色のラインは上下画像の位置確認用です)


 静止画像にしてみると、両プロともにスタンスに対してアウト気味にヘッドが動いているように見えてしまいますが、これはヘッドが上昇しているため若干はそう見えるものだと思われます。
 ただ真っすぐ引こうと意識があれば、どうしても若干は外側に上がることは当然で、少なくとも内側には引いていないことは明白です。


 歩き出す際に第一歩の踏み出す方向を間違えてしまうと、途中で修正をしなければならず、そのまま進めば思った方向へ向かうことはできません。
 それと同じで、スイングの第一歩を間違えてしまうとスイング途中のどこかで、修正をせざるを得ず、無駄な動きが入ることでスイングの安定性が損なわれるものです。


 今回は、ヘッドの始動の際の動きについて書きましたが、実は私はヘッドをアウトサイドに上げる癖があり、それはこうしたプロの画像を見て「外方向気味に上げる」と思ったからですが、それが少し度が過ぎているものです。

(私はオープンスタンスで、かなり外側に引き気味です)


 表題に対する答えは「できるだけ真っすぐ引く」であり、言われてみれば当たり前なのかもしれませんが、アマチュアの多くはインに引き気味だという傾向があるのは確かなようで、ここにも本人のイメージと実際のスイングの乖離があるのです。