三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

使用球を固定する必要性

ショットやパットの安定性を求めるなら、使用球を定めることは大事なことです。
初心者のうちは球を失うことが多いので、安い球でいいやと思いがちですが、できれば定価で500円以上の球を使用したほうが良いと思います。


その理由は、他の競技をされた経験のある方はその競技に使う用具を思い出せばよく理解できます。
私は卓球を学生時代にしていましたが、球(ピンポン玉)に関していえば、いわゆる公認球とそれ以外の信頼性は雲泥の差です。


聞いた話ですが、卓球の球の製造は同じ工程で作られた球のうち、一定の基準を通過した球だけに公式戦で使用する3スターマークが付けられ、基準を通過しない球は練習用として供給されます。
同じように作られ、見た目は同じでも、公認球の1個360円に対し、練習球は1個100円を切る価格になります。


つまり求められる性能を満たすか否かで大きな価格差が出てくるのです。
練習球であっても通常の工程で作られ、公認球と材質などは全く同じものになります。
この他、いわゆる遊具として作られたピンポン玉もあります。
こちらの方はもっと安価ですが、競技には使える代物ではありません。


ゴルフの球も見た目は同じように見えて、上は800円程度から下は100円を切るものまであります。
つまり遊びとして練習もせず、その場限りのゴルフをするのであれば、競技向けの高価な球を使う必要はありません。
しかし、少なくともスコア向上を目指し、練習に励むゴルファーであればそれなりの球を使うのは必須なことなのです。


競技に使用できる球にもたくさんの種類があります。いわゆるディスタンス系とスピン系です。
最近は、その双方の特徴を取り入れた球も多く出回り、「比較的」ディスタンス系か「比較的」スピン系というバランスの良いものが多いようです。


使用球を固定するメリットは、アイアンショットでの
1 距離が安定する
2 高さが安定する
3 スピン量が安定する
などです。


「自分は安定したショットができないから」という人もいますが、安定しないからこそ使用球を固定することはメリットが大きくなります。
つまり、メリットに掲げた安定がぶれたら、それはその時の自分のスイングが間違っていたということなのです。


ミスショットすればするほど、なぜそのミスが出たのか反省して分析することができます。

自分のアイアンでの飛距離を的確に掴むことはゴルファーとしての必要条件です。

ゴルフは一定の先のカップを狙うターゲットゲームですが、最終的にグリーンのオンさせるアイアンの距離にばらつきがあってはスコアメイクはできません。

フェアウェーから、残り150yをきちんとグリーンに乗せることができれば「5下」級で、100yをきちんと乗せることができれば「シングル」級だと思います。


こう書くと「簡単じゃん」と思う人もいますが、練習場ではなくコースでの話で、フェアウェーから残り100yをラウンド中に100%グリーンオンできるかと思い返せば案外難しいことが分かります。


私は、ゴルフギアについての知識がありません。だからこそ、球はずっと同銘柄のものを使用しています。
使っているのは、タイトリストのPro V1xです。
この球を使う理由は遡れば偶然なことからです。


19年前にレッスンを受けていたコーチから
1 アイアンは競技用の難し目を使うこと
2 球は新品でそれなりのボールを使うこと
と言われていました。


それで、最初はニックプライスという世界No1になったプロが契約したBSのレイグランデWFを使うことにしました。
理由は、発売後数年が経過し、かなり価格が安くなっていたためですが、世界最強のプロが使用した球だから悪いものではないはずという単純な考えからです。


17年前にPro V1が発売され、コーチから「スピンが良く効くよ。」と言って1個だけ渡されました。
無くさないように、アプローチ練習にのみ使いましたが、まだその性能はもちろんWFとの差でさえも分かりませんでした。


しかし、評判の高さに比べて価格はそんなに高いものではなかったのです。
当時でも日本製の高級ボールは1個800円していましたが、V1は600円と比較的安く、だったら使おうとなったのです。


V1のスピン性能が高いということは、ドライバーでも余計なサイドスピンがかかり、良く曲がっていました。
当時は、左のOB区域に向かって打ちだし、フェアウェーに戻すようなドライバーショットで、同伴者がびっくりしたものです。


しかし、さすがに曲がりすぎるのは飛距離のロスになると悩んでいましたが、その後V1xが発売され、スピン量が減って飛距離が伸びるという謳い文句を見て、飛びつきました。


打ってみての実感は、V1が「ぼわん」とした柔らかい打感に対し、V1xはしっかりヒットする手応えを感じました。(あくまで個人の感覚です。)
それ以来、V1xを愛用していますが、他ブランドの球を使ったことがないので、比較はできません。


V1xも通常で買えば6千円以上の価格設定がなされていますが、ネットで最安値を探せば、5千円台で購入可能です。
V!やV1xは2年毎に新製品が出るため、旧年式品は価格が安くなる時期があります。そんな時期に購入できれば4千円を切る価格で購入できますが、考えることは皆同じで、すぐに安価なものは売り切れてしまいます。


私は、今は2013年式のV1xのプラクティスボールを主に使っています。


プラクティスボールとは、いわゆる練習球のことで、塗装のバリが残っていたり表面の印刷にカスレがあったりしてハネられた球になります。


性能には問題なく、競技でも使用は可能という記事をみた記憶がありますが、用心してクラブの競技では通常のV1x(左)を使用しています。


プラクティスボールの最大の利点は価格が安いということです。印刷ミスやバリといったものにはほとんど気づきません。
製造年が古いという欠点はありますが、新品で通常品が1個500円なのに対し、1個300円程度というものです。


ただ、北海道のゴルフ場カイトアンドフォックスに行ったときに、予想外にロストしてしまって、持参していたボールの残数に不安が起き、ネットで2017年製の新品を購入しました。
この球を使ったら、PWで130yも飛んでしまったのです。


単に新製品が飛距離が出るように作られていたのか、それとも旧製品が経年変化で飛距離が落ちていたのか、はたまた技術が上がってたのか、気圧の関係で偶然に飛距離が伸びていたのか、今でも不明です。


安価な球の代表格として、ロストボールがあります。程度が良いものであれば、使用はありだと思いますが、V1xのいわゆるS級品はかなりの高額設定になっていて、ロストボールを使用するメリットとしては低くなります。


またリフィニッシュ球といって、表面の塗装を剥いで再塗装したものもありますが、こちらは見た目はきれいでも球の性能について不安があるため、一度使いはしましたが、それで止めました。


はやりバランス(料金と品質)の良いのはプラクティスボールだと思いますが、欠点は購入するとナンバーに偏りがあることです。
1ダース全部が同一番号といったものもありえますが、私は4~5ダースまとめて購入し、番号を混ぜて持っていた別の箱に詰めるので問題なしです。


ただ発売の時期が未定で、現在は在庫なしのお店が多いようです。
そろそろ在庫が2ダースとなったので、ネットで在庫がある店を探してみます。