三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日のレッスンはお休みする

 毎週の土曜日はPGAティーチングA級の鋤田プロのレッスンを受けていますが、まだ坐骨神経痛による腰の不調のため、今日のレッスンはお休みにしました。


 私はまもなく67歳という年齢相応に身体の至る所にガタがきていますが、ゴルフに影響があるのが腰と膝の痛みです。
 膝の痛みは今年初めのソフトボールの初練習に行き、その後に膝の痛みが引かなかったので、整形外科で受診してX線撮影をすると両ひざ関節に「骨棘(こつきょく)」が見られると言われました。

       


 骨棘とは、関節面の軟骨が肥大増殖し、次第に硬くなって骨化して「とげ」のようになったもので、関節面周辺にできる変形性関節症の特徴的な所見のひとつだそうです。


 ただ膝の痛みは、とりあえず歩くことはできるので、無理さえしなければゴルフへの影響はそう大きくはなく、最近はカートでコース内への乗り入れが可能な阿蘇ハイランドのラウンドが多いため、どうにかラウンドできているものです。


 坐骨神経痛は、昨年近所で新たに開業された整形外科に行った際には、痛みが出たときは痛み止めを飲むようにと言われ、処方された痛み止めは「これだけあれば1年間は持つだろう」と言われましたが、結果的に薬は1か月しか持たず、別の行きつけの整形外科に改めて行ったところです。
 その整形外科でも腰の牽引や電気を当てる治療を勧められ、3か月ほど通いましたがあまり効果がなく、その後は痛み止めをもらいに行く程度になっています。


 最近のラウンドではスタート前に痛み止めを飲み、どうにかラウンドしていますが、ときどき痛み止めの効果が続かなかったり、最初から効き目が弱かったりと、スイングに影響が出てしまっていることも多いのです。
 騙し騙しでラウンドを続けていますが、これがいつまで持つかというのが本音だというもので、80歳まで元気にラウンドして毎回エージシュートを達成という目論見は危なくなってしまっています。


 さて、今日はバンカーショットについて書いてみたいと思います。


 ボギーをベースに考える「ボギーなゴルフ」では、確実にボギー以下で抑えることでスコアを纏めるもので、ダボやトリプルはできるだけ避けることが重要です。


 ダボやトリプルに直結する原因はOBが圧倒的ですが、OBは避けて通れないものであり、ショットの正確性をより増すしかありません。


 そのほかでダボに繋がり易いものが、バンカーインですが、私はフェアウェーバンカーはそんなに苦手にはしていません。
 なぜならライさえ良ければ、普通のショットができるためで、阿蘇ハイランドの3番パー4では左バンカーを狙って打つほどで、イメージはスライスですが、そうならない場合は当然にバンカーインするものです。

 フェアウェーバンカーは、変に傾斜のある深いラフに入るくらいなら、バンカーの方が打ちやすいというもので、フェアウェーバンカーのショットイメージはトップを打つ感覚です。
 球を上げようとする意識は絶対にNGであり、球の高さはクラブのロフトに任せ、球に直接当てることだけに神経を集中します。


 バンカー顎の高さを余裕でクリアするクラブ選択は重要で、残り距離ではなく、顎の高さクリアを基準にクラブ選択をし、届かないクラブを握ったら「寄せ1狙いだ」と自分に言い聞かせ、無理に距離を欲張ることがないように心がけます。
 残り10yのアプローチも残り100yのショットも同じような難易度だと思えば、無理をしないで場合によってはガードバンカーのようにダフって脱出することも厭わなくなります。


 フェアウェーバンカーは通常のショットで基本は対応できますが、グリーン周りのガードバンカーは特殊なショットになります。
 「ボギーなゴルフ」では、このガードバンカーからは、一発で脱出できるバンカーショットの技術を要します。


 理想は1ピン内ですが、2パットもしくはアプローチできる場所であれば問題ないという考えが基本です。
 「ボギーなゴルフ」では、ボギーオンしてパーパットを打ち、入ればパー外してもボギーを繰り返していくことを目指し、バンカーショットも同様にグリーンオンすれば上等で、あとはパットを2打で頑張るだけです。


 ただバンカーショットはミスも出やすいもので、その大きなものが脱出できないダフっての当たり損ないと、直接当たって大きくグリーンオーバーするトップです。

 私がバンカーショットで心がけているのが、(その1)ライの見極めです。バンカー内は同じではなく、比較的簡単な①や②、注意を要する③、難しい④、諦めてアンプレ宣言を考える「×」という区分に分けます。


 バンカー内は、基本的に水抜きの排水が中央にあり、そのためバンカーの周囲の淵から中央に傾斜が作られているものです。
 つまり、中央は比較的平坦、グリーン寄りの傾斜は左足上がりで、グリーンから遠目の傾斜は左足下がりになるのが一般的です。


 ①は左足上がりなので、球は上がりやすく、通常の砂の量であれば砂1もあるライになります。
 ②も①ほどではないものの、普通のバンカーショットで対応できるものです。


 ③は①同様に球は上げやすいものの、顎に近いため距離は出しにくく、脱出優先を第一に考えます。
 ④が注意を要する場所で、左足下がりなので球が上がりにくく、そのうえ結果を早く見ろうとする動きが入りやすいため、身体が起き上がってトップのミスが出やすい場所です。
 上手く打っても低い強い出球になりがちで、④のライにあった際はグリーンオンすればOKと私は考えて挑みます。


 「×」の場所であれば、球は目玉状態もしくは足跡の中にあるはずで、その場合は無理せずアンプレ、もしくは2打罰でバンカー外からのアプローチを選択することになります。
 実際は無理にチャレンジして失敗することが多いのですが、その失敗も①の位置に転がらないかなと思って打っているものです。


 バンカーショットの注意点の(その2)は、砂の量のチェックです。スタンスを取る際に両足をグリグリと砂に埋めますが、その際に砂の量が多いか少ないかを感じ取ります。
 砂が薄くて砂の下が固いバンカーもあり、その場合はソールが跳ね返されるのでバウンスを使わない打ち方にします。


 私のバンカーショットのやり方は、スタンスはオープン、腰を落としハンドダウンというダフリ易い体勢をまず作っておきます。
 私のスイングは元々ヘッドを外に上げる癖がありますが、バンカーではそれをしっかり意識し、スタンスに沿ってアウトサイドインの軌道で振るように心がけています。
 レッスン書などでは左足体重などという注意点もありますが、私はそこは意識せず、下半身を使わず手打ち感覚でスイングしています。


 スイングの力加減は、ヘッドの重さを利用して振り下ろす感覚で、自分で打ちに行く意識はなく、フォローの大きさで距離感を調整するようにしています。
 極端にバンカー先が下っているなど特殊な場合は、左足体重を心がけ、打ってお終いのショットで出すだけのイメージもありますが、こんな場合でもまず脱出優先で寄らないのはそんな場所に打ち込んだ自分が悪いと言い聞かせます。


 最近はハンドレートで大きなスイングで距離を出さずふわりと上げるイメージで打つこともありますが、距離感が難しいのでまだ練習中のショットです。

(イメージは、タイガーウッズのバンカーショットのバリエーションの中の1つであるハンドレートによるショットです)


 私が腰を落としてハンドダウンする構えをする意味は、SWのフェースを寝かせることでバウンスを利用するためで、レッスン書にあるように極端にフェースを開かずとも結果的にバウンスがリーディングエッジより先に砂に当たるものです。


 この辺りは感覚であり、実際のバンカー練習で会得したもので、万人に共通する打ち方かどうかは私には分かりません。
 私はスタート前には、まずバンカー練習場に行き、バンカーショットを練習することを以前はルーティンにしていて、年間150ラウンドしたとすれば150×30分=4,500分=75時間のバンカー練習をしていたことになります。


 最近は、このルーティンを変え、練習グリーンでショートパットの練習を行うようにしているのは、それだけパットがスコアに関係するからです。


 グリーン外でウォームアップ代わりに連続素振りを行い、まず1mの距離を四方八方からカップインを目指して「入れ癖」をまず付けます。
 その後は距離を2m・4mに変え、最後は12m前後のロングパット(これは二方向から)で約1時間のパット練習を終えます。


 このパット練習をすると、最近はバンカー練習の時間がなくなり、アプローチ練習などの前に2~3個だけ打つくらいになっていますが、自転車の運転と同様に一度身体で覚えたものは、早々に忘れないものだということです。


 私は打ちっ放し練習はスタート前には行わず、2m先のネットに向けてウエッジのショット練習だけでお茶を濁し、ドライバーは素振りを繰り返すだけです。


 本当はスタートの2時間前にゴルフ場の到着し、全ての練習を一通り行ってからスタートする方が望ましいのでしょうが、そこはお楽しみゴルファーであり、併せて腰の調子を見ながらになるため、これらのルーティンさえも最近はできなくなっています。


 今日から3連休ですが、毎日が日曜日の私には関係なく、ラウンドも当然に入れておらず、3日間を完全休養日にして体調回復に努めるつもりです。
 火曜日からはラウンドが入っていて、せめて18ホール完走だけはしたいと思っています。