三重苦ゴルファーの日記

67歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

グリップ

 今日の熊本は朝から激しい雨になっていて、朝方は肌寒いほどでした。午後からは線状降水帯の発生も見られ、まさしく梅雨末期の状況で、今後の被害が心配されます。


 さて、グリップ「grip」とは、名詞では「掴むこと」や「掴む場所」のことをいい、ゴルフクラブでいえばクラブを持つ部分をいい、ほとんどが滑り止めのためラバー系のものが嵌っています。

       

 「grip」は動詞では、クラブを保持する動作のことも指しますが、ここではこのクラブを持つ「grip」に焦点を当てることにします。


 グリップにはインターロッキング・オーバーラッピング・ベースボールなど数種類の持ち方があり、ゴルフを始める際にどう持てばよいか迷うところですが、採用者が多いという理由で最初は一般的なオーバーラッピングに落ち着く人が多いように感じます。

      

(目にすることが多いグリップ2種。左がオーバーラッピング・右がインターロッキング)


 自分でしっくり来るであればどのグリップを選んでも構いませんが、私が気になった点がどのグリップでも、小指や薬指側でしっかり握り、親指や人差し指もシャフトに沿って握るという部分で、グリップを「掴む」形です。


 これは例えばテニスのグリップなども同じで、私が思うにグリップとは反対側になるラケット面をしっかり振るためには、梃の支点になる部分だけしっかり握るものだということだろうというものです。


 テニスのサーブでは安定を併せ持ったスピードアップを目指しますが、これはゴルフのスイングと同様です。
 打ってお終いのスイングではなく、しっかり振り切る必要がありますが、初心者に指導する場合はグリップエンドを回すことを教えます。

(赤矢印のようにグリップエンドを180度回転させることで、ラケット面の動きが速まり、併せて球を包み込むように打てるようになり、威力と安定性が両立します)


 ゴルフのスイングでは誰でもがクラブヘッドと球のヒッティングエリアを意識することになりますが、テニスのサーブのようにグリップエンド側を意識することも重要なことです。   

           

 よく考えてみれば、インパクト時のグリップエンドはヘッドと逆に動くものですが、インパクトは分解写真にも捉えられないような一瞬の時間であり、この一瞬を捉えてグリップエンドを逆に動かすことは無理なことで、イメージはダウンスイング時から行ってちょうどよいものです。


 そして大事なことが、この時に最初のグリップをしていると左手首を甲側に折ってしまうといういわゆる「捏ねる」動きになってしまうということで、それを防ぐためには最初の「掴む」グリップではダメだと分かります。


 右手は小指側を離さないと、インパクト時の一瞬のグリップエンドが逆に動くことはなく、これはスローなどでは絶対に見えない部分です。

(インパクト以降は右手がグリップを摘まんでいるように見えませんか?)

 右手のグリップは、切り返しからはいわゆる「摘まむ」状態が正解で、「掴む」ことを最後までしていると、このグリップを逆に動かす動きが間違った形になってしまいます。
 以前もソフトボールの投球ウインドミルで説明したように、大きな動きを小さな動きに転換するとスピードアップになり、反対にテニスのサーブのように小さな動きを素早く行うことで大きな部分のスピードアップに繋がります。


 ゴルフのスイングは、大きなスイングを小さな動きの中でスピードアップするものですが、その中に小さな部分を素早く動かすことを加えることで、よりスピードアップを目指すことができるものです。

(アダムスコットのスイング。フォローで右手が摘まんでいる様子が分かります)