三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

上りのグリーンへは番手を上げる常識の?

 今日も朝から熊本は快晴ですが、熱中症アラートが出る予定で、ラウンドだったらかなり厳しい状況になったはずです。
 まだ体調はおかしく、明日の1人予約も成立する前にキャンセルしていて、はたしていつになったらゴルフができるのだろうかと心配しています。


 さて、私が良く行っている阿蘇ハイランドでは昨日から今日まで「KABジュニアゴルフ選手権」が開催されています。
 この大会は、中高男子・中高女子・小学生(男女混合)の3つのカテゴリーに分かれていて、今年が第28回になる歴史がある大会です。
 歴代優勝者には、特に女子の部にそうそうたる名前が連なっていて、大山志保(第1回)・古閑美保(第2回と第6回)・有村智恵(第8回)・笠りつ子(第10回)のほかにも、プロ入りした数名の名前を見ることができます。


 私が土曜日にグループレッスンを受けているPGAティーチングA級の鋤田プロが指導しているジュニアも参加したようで、プロからメールで「キーちゃんが100切りした」と連絡があっています。
 「キーちゃん」は現在小学校3年生の女の子で、最近やっとドライバーの飛距離が150yに届いたというレベルですが、男の子に交じっての大会で見事97というスコアを出したようです。


 プロによると、負けず嫌いのプロ向きな性格の子であり、目標が小学5年生で小学生の部を制覇、6年生で連覇というもので、まずは一歩一歩確実に階段を上って行ってほしいものです。
 今はスコアに拘らず、大きなゴルフをする時期であり、変にスコアを意識して小さなゴルフをするようでは将来性が期待できません。
 きっと来年には90切りを果たすだろうし、そうなれば一気に70台のスコアも出せるようになるはずで、我々の世代が100切りしたレベルとは違うものです。

(表紙を飾っている重永亜斗夢プロはこの大会では優勝経験がないようです。彼が小学生の頃、同じ練習場で並んで練習していました)


 さて、今日の表題に書いた一般的に打ち上げのグリーンにはクラブの番手を上げてクラブ選択をすることが、ある意味、常識になっていますが、果たして本当でしょうか?


 その時の残り距離や使う番手でも変わりますが、私は極端な打ち上げのグリーン以外はグリーン面が見えない場合でも平坦と考え、残りピンまでの距離に合った同じクラブを選択し、打ち下ろしのグリーンではその場所から手前のグリーンエッジまでの距離でクラブ選択をするように考えています。


 残りピンまで120yの打ち上げだったので、普段はPWだけど番手を上げ9鉄を使ったら奥に零れていたという、こんな経験は誰でもあるのではないでしょうか?

 簡単な作画をしてみましたが、同じピン位置であるとして、高い位置にあるグリーンに落下する際のグリーン面と飛球角は浅くなるもので、当然に球は前進しようとすることになり、ランが多めに出てしまいます。


 つまり、上の図で番手を上げてしまえば、ランでピン奥に転がってしまうもので、だったら残り距離に合わせた番手を選べばよいだけです。
 もちろん、スピンコントロールできる上級者であれば話は別ですが、一般的な打ち上げのグリーンに対して番手を上げることの是非はセオリーではないとしっかり認識しておくべきです。


 打ち下ろしのパー3ではピン位置に関わらず、私はグリーン手前までの距離に合わせたクラブ選択を行うようにしています、
 その理由は、変に細工をして失敗するより、手前までの距離の番手のクラブをしっかりスイングするほうが、簡単だということです。
 ここで注意しなければならないのが「ピンまで届くかな?」と自分を疑ってしまうことで、少なくともピン位置がどこであれ手前にはオンするクラブを使っているわけで、あとは打ち下ろしで若干の距離が延びることになり、それを信じることです。


 よく大きめの番手で抑えて打つなどという方法もありますが、普段と違うスイングをやって成功する確率はどうなのかという部分です。
 大きめのクラブを持って緩んでのショートは結構ありがちなミスであり、だったらグリーンには届くクラブを使っているわけで、普通にスイングすればよい方が成功の確率は高まります。
 最初からショート目だと思っていると、ロングパットが残っても慌てることはなく、たとえ3パットしたとしてもボギーで済むと思って気楽に挑めばよいものです。


 打ち下ろしをグリーン手前までの距離で打ってエッジに止まることは逆風でなければミスショット以外にはなく、きちんと当たれば普段より距離がでて中央付近にはオンするもので、場合によってはバーディーチャンスになることも期待できます。


 普段と違うスイングをしようと考える時点で、アマチュアはミスが約束されたようなもので、そんなことをするより同じスイングでプレーした方が、結果的にリズムを崩さないということです。