三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

迷惑な行動を例に挙げてみる

 先週、人吉でラウンドした際は同年齢の顔見知りの方と一緒でした。この方は前半は50オーバーだったようですが、後半は17番と18番のプレーを見ていないものの多分同じようなスコアになったはずです。


 そこまで親しい知り合いではないのですが、動画に何度か迷惑行為に近い動きが写っていたため、ラウンドする際に迷惑な行動についての参考例として使わせていただきます。
 しかし、このような動きはこの方だけの特有なものではなく、1人予約ではこんな動きをされる方は比較的多く、ほとんどが100前後のスコアを叩くシニアだということが共通しています。


 以前は100を切れない私の兄とよくラウンドしていましたが、注意すると気づくものの、その時点では自分の動きが他者の迷惑になることに全く気付かないようで、そうした意識を持たずにラウンドしていることがよく分かります。


 他者に配慮出来て初めて一人前のゴルファーであり、ゴルフではスコア云々ではなくマナーが優先されるほど大事なものですが、スコアメイクできないということに比例してマナーも未熟だという現実があるように感じています。


 あくまで参考例なので、この方を非難しているわけでなく、見た人が同様なことをやっていないか我が身を振り返ってみてほしいと思い、失礼ながら使わせてもらいました。
 悪意のある動きだったらこちらもそれなりの対処方法がありますが、本人は全く悪気のない動きなので、注意することも憚れるものです。


 まずティーインググランドでは、この方に特に問題ある迷惑行動はありませんでしたが、それは後方にカメラがあったことも一因かもしれません。
 一般によく見られる後方に陣取る迷惑行為は、他ではよく見られるありふれた行為で、本人たちは球の行方を見ていてあげるという善意から来ていることもあり、注意すると「なんで?」と思われてしまいます。


 2打目以降でも同様で、迷惑に感じたことはありませんでしたが、これはショットを左右に曲げられていたので、ほとんど打つ場所が違っていたことも原因のようです。


 一か所だけ、私のショット前に前方を横断された様子が写っていました。私は特に気になった動きではないのですが、動画を見直してみれば迷惑行動にギリギリなるかもというものです。


 同伴者がプレーのイメージを作っている間は、できるだけ邪魔をしない方がよく、前方を横切る場合は合図して急ぎ足で移動する気遣いが欲しいものです。
 プレショットルーティンに入っているなら、ショットが終わるまで横断はしないという意識が必要で、その後に移動してもそんなにプレーが遅くなることはありません。


 やはり迷惑行動はグリーン上で多発します。同伴者のパットのライン延長線上に位置したり、プレーの際に動いたりという迷惑行為は他でもよく発生します。
 この方は、癖なのか自分のプレーの順番になっていなくても球をリプレイスするようで、そうされると先にプレーする意思表示かなと、一瞬相手の動向に気を取られてしまい、プレーに集中できなくなります。

(1番グリーン上での球のリプレース。いったんはピックアップしたので、そのまま自分のプレーの順番まで持っていればよいだけです)


 この動作をする人はそれなりに多く、なぜわざわざ球を置きっぱなしにしておくのか、私には理解できない行為です。


 置いた本人は気にしないのだろうけど、プレーする者にとってはグリーン上に目障りなものがあり、それは当てれば2ペナとプレーヤーだけがペナルティー対象になる不都合なもので、プレーする側には邪魔以外の何物でもないはずです。
 私は、ルールで当てられた方も2ペナを課すことにしても良いと思っているほどです。


 この場合はピックアップを要求しても、怪訝な顔をされるのがオチで「ラインの邪魔にならないでしょ!」とでも言いたげな顔をされることが多いから始末が悪いのです。



 この動画は球をピックアップしてくれましたが、その後に携行バッグを私のライン延長のグリーン外に持って行ったため、私は時間を調整してすぐには打てませんでした。
 私のプレーが終わるまでその場で留まり、私の最初のパット後にラインを確認するのに併せて持って行けば済むことです。


 ゴルフは同伴者との共同作業的な部分もあり、上級者とラウンドすると存在自体を意識することなく自分のプレーに集中できますが、それは上級者が同伴者のプレーをキチンと保証してくれるからです。
 その辺りの呼吸が分からない者が混じれば、流れるようなプレーが分断されてしまい、同伴者も含めてリズムも作れなくなります。





 同伴者とは阿吽の呼吸でプレーの順が分かるはずですが、それは相手の動向を注視することで分かるもので、それが分からないとリズムがお互いに悪くなります。
 少なくとも相手の動向を気にしていれば、次にプレーは誰がするべきか分かるものですが、最初に書いたようにプレーする意識がないのに球をリプレイスされると、一瞬だけ「んっ!」とリズムが途切れてしまうのです。


 また、自分のショットした球の行方をよく見ていないのも、こうしたプレーヤーにありがちで、自分の飛距離を過信しているのかそんなに飛んでないよというような場所を探しす様子もよく見られます。


 実は1番パー5でも3打目地点までカートを運転されて止められましたが、そこは私の球の近くで、本人の球は50y後ろだったのです。
 当初はわざわざ私のために近くまで運んでくれたと思っていましたが、同じような位置にあるラフを探していて、私は後方のラフの球を指さして「あれじゃ!」と教えました。
 上の動画でも、グリーンの右サイドに最初は向かっていて、何してるの?と一瞬思いましたが、自分の球の位置が分からないのだと気づき、私が探しに行ってかなり手前にある球の場所を教えました。 


 つまり同伴者のプレーも見ていないけど、自分のショットもよく見ていないようです。全く違う場所を探してしまえば、見つかるものも見つからなくなります。
 球の捜索で無駄な時間を使ってしまうことになるため、曲げた場合は最後まで目を切らず球の位置を確認しておく癖を付けることは重要です。


 17番でもグリーンを狙ったショットが左手前にショートし、そこまでは私は見ていましたが、砲台グリーンだったので上る元気はなく、下に止めたカートで待っていました。
 すると、いつまで経ってもホールアウトして帰って来ず、かなり経ってから戻ってきたので「球が見つからなかった?」と尋ねたらどうやらそうだったようです。


 見当違いの場所を探せば見つからないのも当然であり、私はしっかり止まった地点を見ていたので、グリーンに行っていれば球の位置を教えることができたのですが、すでにグロッキー状態だったのでそれができず悪いことをしてしまいました。


 今日はたまたまビデオで再生していて、迷惑そうな動きがいくつかあったため、今回は参考例として使わせてもらいましたが、本人は悪い人ではなく、私も夏の高麗グリーンなのでスコアは期待していなかったこともあり、お互い和やかにラウンドしていたのです。


 私自身も熱中症でかなりスロープレーになってしまい迷惑をかけたこともあり、同伴者の動きにどうこう言えるものではないのですが、動画を見ていてこんな動きをする人はいるなと思い、今回は例として使わせていただきました。
 本人が見ていたらごめんなさい。