三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

料金が高ければ名門コース?

 私が参加するネットサークルのメンバーの1人が、宮崎のフェニックスCCでラウンドしたと画像をサークル掲示板にアップしていました。


 平日にラウンドしたようで、その彼によると料金はメンバー同伴だったので食事して16,000円で収まったとのことですが、通常は平日27,000円で日祭日は45,000円だと書いてあり、生ビール950円、かつ丼2,000円、メンバー年会費5万円とも書いてありました。


 楽天の料金を見てみれば、フェニックスCCは平日でも16,000円、日曜は28,000円程度で出ているので、書き込みの金額はいわゆる「定価」みたいなものでしょう。
 それでも、他のゴルフ場の料金が軒並み低下している昨今では、かなり強気の料金設定だと思ってしまいます。


 書き込みを見たサークルメンバーの反応が「うらやましい」、「一度は行ってみたい」、「ステータス高い」などでしたが、果たして料金とコースの質が比例しているのかなと私は少々疑問を持っています。


 日本のゴルフコースの大半はメンバーシップ制ですが、それは形だけが多くなってしまい、運営企業が経営しているゴルフ場が大半です。
 メンバーの利用だけで維持できているなら良いのですが、ほとんどのコースはビジターを数多く入れなければ、経営自体が成り立たないのが現状です。


 収益のためには、メンバーより料金単価の高いビジターを休日には入れたいのが本音で、そこからメンバーを大切にしなくなり、そうなるとメンバーも離れていき、結果的に競争に負けて閉鎖されるか身売りされてしまうのがそうしたコースの宿命です。


 メンバーを大切にするコースは、ビジター料金が高値に設定してありますが、これはビジターを多く入れないようにするためであり、コースはメンバーのものという理念がしっかりしているためです。


 ビジターにとっては、反対にそうしたコースは敷居が高い分「名門コース」だと勘違いしてしまいますが、要はメンバーを守るためにそうしているだけです。


 私はフェニックスCCでのラウンド経験はありませんが、料金が高い分コース整備などはしっかりなされているだろうとは思います。
 ただ、料金がコースの質に見合うものかは疑問で、例えば土曜日にラウンドした「くまもと中央CC」も名匠 上田 治氏 設計の熊本県内では名門コースだと言われていますが、料金はフェニックスのほぼ半額なのです。


 (くまもと中央CCのHPにある料金表。キャディー付きでも平日は1万円余りです)


 以前、1人予約で宮崎からわざわざ大津GCにやってきたという競技ゴルファーと一緒になりましたが、彼によるとフェニックスCCへは地元民もなかなか行けないそうで、行くのは競技会場になった時だけと言っていました。


(この表は北海道の小樽CCのゲスト料金表です、小樽CCでラウンドするためには今でもメンバーの紹介もしくは同伴が必要です)


 北海道でも例えば小樽CCは地元民にはなかなかラウンドできないコースであり、これも昨年ゴルフ5美唄Cで一緒になった地元お菓子屋さんの社員が、社員コンペが小樽CCで開催されるから年1回はラウンドできると言っていたほどで、普段は敷居が高いのはやはり料金設定によるところです。


 私はコース整備さえきちんとしてあれば、できるだけ安価なゴルフ場を選択する方で、熊本では南阿蘇CCや阿蘇グランビリオGC、菊池CCなどがコスパの良いゴルフ場だと思っています。
 北海道では、やはり石狩平原CCがコスパ№1のゴルフ場だと思っていて、近隣にも同料金のゴルフ場が数か所ありますがコース整備の部分が残念であり、石狩平原CCがダントツにコスパの高いゴルフ場だと思っています。(薄暮の18Hで3千円台なので)


 単なる料金の高さだけで良いコースとは私は思っておらず、良いコースとはプレーするゴルファーを成長させてくれるコースが名コースだということです。
 プレーヤーに様々なショットを要求することで14本のクラブを全て使用させる、狙うべきルートを明確にさせてプレーヤーにチャレンジさせるようなコースが名コースだと思っていて、単にプレーフィーが高いだけのゴルフ場なんて行かなくてもいいと思っているのです。


 そうは強がりを言っても、話のタネに高級ゴルフ場にも一度は行ってみたいという思いは当然あるのですが、、、。