三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

現在必要なのはPCR検査ではなく抗体検査だ

 現在、国は新型コロナウイルスの検査を積極的に行っていません。アホ総理は、口では検査体制は万全だと言っていますが、過去の記事を検証してみるとここにもスピード感がない、数字を誤魔化すといったことが見受けられます。


安倍晋三首相は29日の記者会見で、「(新型コロナウイルスの)検査能力の拡大に努める」と強調し、感染の有無を調べる時間を大幅に短縮する簡易機器の3月導入を目指すと述べた。(2月29日付け毎日新聞)


PCR検査については、各種の取組により、現時点で、前回会見したときよりも50パーセント多い、1日当たり6,000件を超える確かな検査を行うことが可能となっています。短時間で検査ができる簡易検査機器の開発も順調に進んでおり、一部については、今月中に利用を開始できる見込みとなりました。民間検査機関における設備導入を支援することで、一層の能力増強にも努めます。(3月14日総理会見 自民党HP)


経済産業省が3月31日に公表した新型コロナウイルスの検出を1時間以内に行える検査機器「GeneSoC」(ジーンソック)が設置された医療機関は16施設(ニュースサイト)


 次の表は厚生労働省が発表している4月18日時点での検査数です。

 アホ総理が3月14日時点で1日当たり6千件を越える検査が可能と言ったのに、1か月以上も経っての検査実数(当然14日以前の数も含む)は9万件あまりに留まっています。
 小学生でも、6千件×36日=216,000件という計算が出来ますが、これはなぜなのでしょう?


 よく言われているのが、PCR検査で陽性が判明するとそれらの人たちが医療機関へ殺到し、医療崩壊に繋がるという専門家の危惧です。
 それを防ぐために国は検査人数を絞っているのでしょうが、実態として感染した者のうち一定割合の不顕性感染があることも判明します。


 不顕性感染とは、知らないうちに新型コロナに感染し、知らないうちに抗体を獲得できたということであり、本来はこの人たちを確実に数として把握する必要があると私は思っています。


 抗体検査はPCR検査ではなく血液検査になるようです。


 なぜ私が抗体検査の必要性を訴えるのは、国民の不安がどこにあるかを考えると分かります。


 〇 自分は新型コロナに罹患していないか?
 〇 周りに新型コロナ陽性者がいて、自分に伝染らないか?


 もし、抗体検査をすることで不顕性感染により、すでに抗体を獲得したと分かれば安心感に繋がります。
 そして大きなことが、これらの抗体獲得者が通常の経済活動に戻れるのです。


 今はいつ罹患するか不安の中で無理して仕事に出ていることが問題ですが、もし抗体獲得者が多くなれば、その方々が医療関係者だったら専門の医療チームを組んで罹患のリスクを恐れず安心して立ち向かえるはずで、医療関係者以外でもそれは同じことです。


 全員が自宅に閉じこもるのではなく、抗体獲得者がまずは率先して社会を支える要員として動き出すということが必要ではないでしょうか?
 そのためにはPCR検査の必要性を声高に叫ぶのではなく、抗体検査の重要性をそろそろ主張する時期になっているのではと私は思っています。