三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ゴルフ初心者だけではルール・マナーを覚えない

 今日の南阿蘇で、前回一緒になった方々が9時スタートの1人予約にいて、8時過ぎに私はゴルフ場に着いていたので、挨拶して、しばらく前回のハーフ3時間のラウンドの話題で盛り上がりました。

(スタート時間なので係員がわざわざ先までカートを持って行きましたが、これから練習を始めるような有様です。後方に足だけ見えるのがプレーしない女性です)


 するとスタート室の顔見知りの係員が「あの組はもうスタートの時間なのに、今から鳥かごの中で練習するみたい」とボヤいていて、それを聞いた1人予約組が「あの組の後だけど、時間がかかりそうだから先にスタートしていい?」と係員に尋ね、30分早めにスタートしていきました。
※ 来場者は少なく、40分の後は9時スタートの組と比較的ゆったりした時間帯です。


 スタート予定の組には比較的若そうな3人組と女性が1人いましたが、打ちっ放し練習場では3人が練習していて女性は後方でタブレット状のものを持って見ています。
 カートにも3つのバッグだけだったので、係員に「女性は見学者みたいだよ」と言ったら、慌ててカートを見に行き、バッグが3つしか乗っていないことを確認して、女性へ書類へのサインを求めに行きました。


 たぶん、事故などに遭った場合の免責の書類だと思いますが、どうも女性は3人組のプレーを撮影する係のようで、練習場でもタブレット状のもので後方から撮影をしているようでした。
 8時40分スタートなのに30分から打ちっ放し練習を始めることにも驚きですが、どうやら3人とも初心者のようで、スタート時間の意味を理解していないようでした。


 スタート時間はその組の1人目がティーオフする時間であるため、少なくともスタート予定の5分前にはティーイングエリアの近くに全員が待機していないといけないのですが、きっとこの組にはその意味を知っている人はいなかったのでしょう。


 45分近くになって係員から「スタート時間を過ぎています」と注意され、慌ててまだ打っていない籠の中の残りの練習球を先の方に手で投げ捨て、皆でカートに乗ってインのティーに向かいました。


(右の黒っぽい服装がプレーはしない女性です。もしかしてYouTuberかな?と思いました)


 私は練習グリーンでその様子を見ていましたが、10番ティーに行ってもすぐにティーオフする様子がなく、結局50分になってやっとティーショットの音が聞こえてきました。
 ただすぐに球が木に当たった音も聞こえ、少なくとも2人がティーショットを打ち直していましたが、女性は後方にいたので撮影をしていたようです。


 ショットは練習場で練習することはできますが、こうしたゴルフ場での決まり事は誰かが教えないと知らないまま、「困ったチャン」ゴルファーになってしまいます。
 ほとんどのゴルフ場はプレーをしない同伴者のカート同乗は認めていないはずで、それさえも知らないのは、事前に大丈夫かをゴルフ場側に確認していないことからも分かります。
 たまたま、南阿蘇は大丈夫なようで、書類へのサインだけでトラブルなく認めてくれたようですが、そんな基本的なことさえ知らず、自分たちの勝手な考えで一緒に乗せようと思うこと自体が「困ったチャン」なのです。


 実は、うち1人が練習場の球を借りるコインをフロントに求めに行ったようで、フロントでは「スタート室でお願いします」と答えていて、こんな基本的なことさえ知らないでよくコースに来たなと驚いてしまいます。
 少なくとも1人だけでもがそれなりの経験者だったら分かりますが、誰もコインをどうすれば手に入るか知らなかったわけで、こんなコースデビューするから自分勝手なゴルファーが生まれてしまうのです。


 以前はキャディーが「もう少し練習してから来て!」と客に怒ることもあり、それはそれでコースデビューにはそれなりの高いハードルがありましたが、セルフで気楽にプレーできる現在でも、やはり初心者のうちは経験者と一緒に来てゴルフ場のマナーを教えてもらわないといけないと思ってしまいました。
 たぶん、ボウリング場のようなノリでやってきたようですが、ゴルフ人口を増やすことには賛成でも、初心者だけのラウンドはお断りというゴルフ場側の決まりもあってよいのではと感じた日になりました。