三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

リフティングは出来る?

 ゴルフにおけるリフティングとは、ウエッジのフェース面で球を地面に落とさずに空中でお手玉のように突くことで、ゴルフそのものの技術には全く関係がない技です。


 しかし、ゴルフが上手い人はまずこのリフティングが間違いなくできるはずです。ということは逆説的にリフティングが出来るようになれば上級者の仲間入りもできるはずだと、私は以前に考えて練習した記憶があります。

(女子プロのリフティングの光景)


 その説が正しいかどうかは、とりあえずシングルハンディー者にはなれたため、間違ってはいないと思っていますが、リフティングが出来る効果はアプローチ練習で役に立つことくらいです。


 練習グリーンで2~3個の球を使ってアプローチ練習をすると、カップ周りの球を腰を屈めていちいち拾わなくてはならないことになりますが、リフティングが出来るようになるとそのまま球をクラブフェースで拾い上げることが可能になります。
 グリーン面の球を拾い上げる技は、私は学生時代に卓球競技をしていましたが、台上のピンポン玉をラケットで掬い上げるものと同じような感覚です。


 グリーン上のまず2個の球をクラブフェースでそれぞれ拾い上げ、最後の1個はそのままリフティングして元の場所まで戻るというやり方をしていました。


 私の高校の同級生で、7年前に同じゴルフ場のメンバー(私はそこのメンバーは辞めています)になった男がいました。
 当時はHDCPが10程度でしたが、その彼と練習グリーンで練習していた時に、たまたま見せてくれたリフティングがめちゃくちゃ上手かったのです。
 私もそれなりにできると自負していましたが、そのレベルの高さに思わず上手いと感じたところです。


 その後の彼は退職後にゴルフに没頭し、そのゴルフ場の選手権を4連覇し、現在では熊本県のトップアマになってしまいました。


 リフティングが上手くなることがゴルフが上手くなることに直接は繋がりませんが、リフティングの練習をするということは常にウエッジを持ってアプローチ練習をしていることであり、その結果ショートゲームが必然的に上手くなるという理由です。


 残念ながらその彼と一緒にラウンドした経験はありませんが、県の大会で常に72前後でプレーしている結果を見ると、スコアを崩さない技術つまりショートゲームはプロレベルにあるのだということでしょう。


 スコアさえ崩さなければ、アマチュアでも72のパープレーはできるわけです。「リフティングが出来る=ゴルフが上手い」という図式ではなく、「リフティングが上手くなるほどショートゲームを練習する時間が多い=スコアを崩さない=ゴルフ上達」という簡単な図式なのです。


 明日からリフティングの練習を始めてみませんか?