三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

逆もまた真なり②

 先日「逆もまた真なり」https://yupon2102.muragon.com/entry/1129.htmlという記事を書きましたが、それは上級者のマナーを真似ることで、自分もいつのまにか自然に上級者のレベルに近づくという上達方法でしたが、今回はその第2弾です。


 私はラウンドでは1人予約を多く使っているため、知らない方とのラウンドが多く、その中には上級者から初心者まで多士済々です。


 なぜかお上手な方は「上手そう」という雰囲気を持っていて、そうでない場合(いわゆる下手)はそうした雰囲気を持っていないように感じます。
 それは上級者に共通している「所作」があるからであり、アベレージゴルファーが上級者を目指しているのであれば、その所作を真似ることは大事なことではないかと思っています。
 今回は、上級者に近づくために真似すべき所作をいくつか書いてみます。


 ほとんどのゴルファーは、テレビのゴルフ中継などでプロの所作を見ているわけで、スイングを真似するだけでなく、こうしたスマートな所作を真似するほうがずっと簡単で、なおかつ上達に向けて有効なものです。


〇 腰を下ろしてティーアップする人には「上級者」はいない
 腰を下ろしてティーを刺し、その後に球をティーに乗せるやり方を私は「ウンチングスタイル」と呼んでいます。
 見た目がスマートでない、このやり方をする人にはほぼ100%上級者はいません。


 上級者のティーアップの所作は格好良く、常にティーを刺す際に中指や薬指の関節部分で高さ調整を併せて行っているため、ウンチングスタイルでいちいちティーの高さ確認してからティーアップするような無駄な動きは必要ないのです。


 上級者にとってティーアップはプレショットルーティンの一環であり、一定の手順でリズムよく行いたいため、座り込んだりしてリズムを崩したりはしないのです。

(上級者ほど、クラブを支えにして腰を下げずにティーアップします。これはカップインした球を拾い上げる際も同様です)


〇 ショット前の手順がバラバラな人に「上級者」はいない
 上級者ほど、いわゆるプレショットルーティンの手順をしっかり決めています。素振りをした後、後方でイメージを作り、それからショットに向かうのですが、毎ショット毎にプレショットルーティンは必ず行っています。
 これはリズムを作る面からも大事なことなのですが、だからこそ、同伴者はプレショットルーティンに入ったプレーヤーの邪魔をしないように心がけるべきです。


〇 何度も素振りをする人に「上級者」はいない
 自分のショットの番になり、何度も何度も素振りをする人がいますが、上級者ほどリズムを大切にして目標を定め構えたらさっと打つ傾向にあります。
 一般的に上級者のプレーが早いのは、決断が早いという理由もありますが、プレーに入る前の情報収集力が高く、事前準備を同伴者のプレー中に終えているからです。


〇 時間に遅れる人に「上級者」はいない
 「スタート時間」とは、その組のオナーがティーオフする時間であることを知っている上級者は、スタート時間の10分前までにはティーイングエリア横にやってきますが、すべてにわたって時間に余裕を持った行動をします。
 プロは2時間前に会場入りするようですが、暴言騒動を引き起こした某女子プロのように、お風呂場でまずストレッチすることから1日が始まります。
 スタート時間までに自分がやるべきことの時間配分の計算を頭の中で常に考えられることが、コースマネジメントに繋がるのです。


 最後に所作ではありませんが、次のことも間違いなく言えます。


〇 他人にスコアをいちいち尋ねる人に「上級者」はいない。
 上級者に共通していることは、周囲への気配りがあるという点です。見ていないようで、同伴者のプレーはしっかり観察しているため、同伴者の打った方向なども把握できています。そのうえ、同伴者のスコアもほぼ把握できてしまいます。
 そのため、いちいち同伴者にスコアを尋ねることなく、次のティーイングエリアでは打順を把握できているのです。


 こうした所作や行動を真似ていたら、いつのまにか上級者の仲間入りができるかもしれません。簡単な上達法です。