シニア選手権マッチプレー2回戦
(18番は相手が4打目を打ったところでギブアップされたので、スコアは正確ではありません。)
1回戦は7時スタートで9時半には終わりました。2回戦は12時スタートなので、まだかなり時間があり、車の中で濡れたレインウェアや靴を脱ぎ、その頃は雨が止んでいたので、車のすべてのドアをあけ放ち、風を通して乾かしました。
ちょうど一昨年のチャンピオンが、専務と1回戦を戦い、専務が勝利されたので、帰るようでした。
しばらく話をしましたが、「あなたが勝たないとだめだ!」と激励してくれます。「1回戦はやっと勝てたのですが、負けるかと思いました」と言ったら「勝てたんでしょ!勝てばいいの」と言われてしまいます。
なるほど、いくら良いゴルフをしても、マッチプレーは勝ち負けの結果だから、勝つことが大事なのだと教えてくれました。
私が離道する前の日に、砂川の奈井江CCで専務が計画してくれたお別れラウンドにも来てくれるとのことで、「優勝祝いコンペにしよう!」と言ってくれましたが、合わせて「準決勝の相手が難敵だよ。そこを通過すれば大丈夫!」と言ってくれました。
私の準決勝の相手は、ゴルフの質が違うとまで言っている上級者のようです。別のパートからは昨年私に敗退したHDCP5の昨年のメダリストが専務を下して勝ち上がったようです。
私の予想では、その方が決勝に上がってくるはずです。なかなかレベルが高い相手ばかりですが、彼らと戦うためにもこれから始まる2回戦が第2の関門になります。
来週のためにも、12時から始める2回戦を勝たなければ意味がありません。
1回戦とは違い、2回戦は前半は好調でした。7番を終わって4アップになり、ここで油断をしてしまいます。
9番で1つ返されましたが、まだ3つあると余裕はありました。11番でも取られましたが、すぐに12番で取返し、3アップはキープして、残りは分けを目指せばよいという考えでした。
13番・14番と予定通り分けにして迎えた15番でその目論見が崩れてしまいます。双方ともグリーンオンが出来ず、私が手前で相手は奥からのアプローチでした。
先に私のアプローチがラフからだったので、強めに入りピン奥2mでした。相手は奥からのアプローチが止まらずに、4mほどが残り、ここも2パットで分けだなと油断したのが間違いで、相手がそのパーパットを沈めガッツポーズをしたのです。
それに当てられたように、私のパーパットはショートしてしまい、2アップに変わってしまいます。
まだ2アップして残りが3ホールなので、私が有利なのはもちろんですが、一時4アップたのが2アップに変わり、かなり浮足立ってしまいます。
そのうえ、2ラウンド目でかなり疲れが出ていて、食事をしていないのでエネルギー不足になってしまいます。
16番ではドライバーショットがチョロってしまい、ここはダメだと諦めましたが、アゲインストだったので相手もセカンドをミスをして、お互いにダボを叩いて分けになりました。
残り2ホールで2アップなので、17番パー5がドーミーホールになりますが、ドライバーショットを左ラフに入れて、16番のセカンドで当たった5Wで打ったら見事に引っ掛かり、左へのOBになってしまいます。
結局、このホールはパーオンした相手に対し、6オンだったので、アプローチが入らなかった時点でギブアップし、ついに1アップになってしまいました。
続けてミスが出ていて、気分は負けたというものでしたが、最終ホールを取られてもエキストラホールに向かうだけで、18ホールで負けることはないのですが、もうそんな冷戦な計算もできない状態でした。
しかし、そんな私がアップアップしているのに、相手はそれまで好調だったドライバーショットが、なぜか大きくチーピンになり、OBになってしまいます。
しかし、私のショットもスライスしてバンカーに入り、相手の打ち直しはフェアウェーでした。
先に私がバンカーショットをショートしましたが、相手のプレーを見ておらず、その後に相手が右へ行って打った球を探していました。
私も「すいません、見ていませんでした。」と謝り、一緒に探しましたが見つかりませんでした。
グリーンの横のラフを探していたので、後ろの組が我々が終わったのかと勘違いし、グリーンに打ってきて、それを見て相手がギブアップされ、握手して試合が終わりました。
相手がOBを打っていなかったら、このホールもきっと取られていたのでしょうが、相手のミスに助けられ、最後はロストという後味の悪い終わり方でした。
もっとも相手の方は、OBを打っていたので、1ダウンでもあり、引き分けでも試合に負けるので、ティーからもう諦められていたようです。
楽勝だと油断が結果的に苦しむ結果になりましたが、最近の後半の崩れと同様に今日も崩れたのは、やはり体力不足なのでしょう。
ドライバーショットをチョロったり、セカンドOBを打ったりとボロボロでしたが、それを見て相手も力が入ったようです。
この辺りがマッチプレーの面白さで、アマチュアは相手のミスに付き合う場合が多く、その原因は「勝てるかも」という意識の中にあるのです。
1回戦も2回戦もやっとの思いでの勝ちでしたが、元シニアチャンピオンの言ったようにマッチプレーは勝たなければ意味ないのです。
どんな形であっても、勝ちは勝ちであり、負けは負けなのです。
来週は準決勝で、かなりの強敵に当たります。予選で一緒に回り79のスコアを出された方が3ホール残して負けたようで、専務も「あの人は物が違う!」と言っていました。
わざわざ、札幌から滝川のホテルに泊まって参戦しているようで、やはり全道大会への出場権があるからのようです。
自分のホームコースでのチャレンジに失敗しても、滝川だったらもう一度チャレンジできることが大きいようです。
終わって専務と食事しながら話をし、「もし優勝すれば全道大会にもまた来ます!」と宣言してしまいました。
今日は2ラウンドの神経戦を戦い疲れてしまいましたが、明日は大阪から来るサムトラさんという面白いおっちゃんと石狩平原で午後からラウンド予定です。
ゆっくり寝て、体力を回復しようと思います。それにしても疲れました。