三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

念願の小橋絵利子プロのスコアラーに付く

今日は熊本空港CCでバンテリンレディスの2日目が開催され、ボランティアとして昨日に引き続き参加しました。

今日の業務もスコアラーとして決まっていて、あとは朝の抽選で小橋プロのいる27組を引き当てれるかが勝負でしたが、抽選した結果は残念ながら16組でした。

(今日の組み合わせ表。36組の中から希望の1組を引き当てるのは大変です。)

(業務ごとに集まり、スコアラーはこのとき番号くじを引いて担当する組が決定します。スコア入力機などの機器が渡されるまでは、お互いに変更は自由なので、どこかしこで交渉が始まります。)


16組には黄アルム・李知姫・松森彩夏の各プロ3人がいて、抽選結果を本部に知らせる段階で声をかけられます。
その方は、よくボランティアで見かける常連さんで、松森プロのファンとのことで代わって欲しいという依頼でした。


私は27組だったら代わりたいと思っていましたが、その方の番号は割と早いスタートの組だったのです。
それで「実は27組を希望しているから、27組の人と三角トレードできない?」と言うと、その方が27組を引き当てた方に交渉してくれ、上手く三角トレードが成立したのです。


昨日は、断られていたので今日もダメかなと諦めていましたが、声をかけた方のスタート時間が早かったのが功を奏し、27組は中盤のスタートでもあり、小橋プロ以外は武尾咲希プロ、藤田幸希プロという中堅どころで、成績も全員+4という予選落ち濃厚な組だったため、27組の方は早いスタートの組だったらとあっさり交換を了解してくれました。

(27組のスコア入力機には小橋プロの名前がしっかりと入っていました。)


やっと念願の小橋プロのスコアラーになれましたが、あまり舞い上がっていると業務に支障を果たすため、小橋プロのプレーはしっかり見ながらも他の2人のプロのプレーからも目を離さないようにしようと心に決めました。


スタートは8時50分だったので、練習グリーンでスタート前の小橋プロの練習を少しだけ見て、早めに10番ティーに移動して3人を待ちました。
スタート前のあいさつでは、小橋プロ以外の2人は握手をしてくれましたが、タイミングが悪く小橋プロとは握手をするチャンスを逃してしまいます。
それでも、最後に「よろしくお願いします!」と言われ、念願のスコアラー業務のスタートになりました。


今日の小橋プロのいでたちは、赤に近いオレンジのポロに下は白に黒丸が入った乳牛模様のミニスカでした。
キャディーは昨日に引き続き、九州東海大学のゴルフ部の学生が務めていますが、グリーンの読みなど全て小橋プロ1人で行っていて、学生キャディーはクラブ運びに専念していました。


10番パー4では、小橋プロは左バンカー横のフェアウェーからピン手前5mにナイスオンし、いきなりのバーディーチャンスでしたが、このパットは打ち切れずショートしてパーに終わりました。
今日の小橋プロは、ショットは好調でしたがパットのタッチが弱いことが多く、入れたい距離を何度かショートしていて、この10番も同様にチャンスを逃します。


11番パー5は、ドライバーショット・セカンドの3Wともにフェアウェーで、ここもピンの手前10mにオンでした。
この長いバーディーパットは、今度は2m弱もオーバーしてしまいますが、返しを入れてパーゲットでした。
ここは10番でショートしたので、ヒットが強めになったようで、予選通過にはこれ以上のスコアロスは許されず、入らなければ大変でした。


12番パー4で、小橋プロにミスショットが出てしまいます。藤田・武尾両プロがナイスショット後に、小橋プロのドライバーショットは大きく右に飛んでしまいます。
右には林があり、セカンドは右曲がりで打ち下ろしの為、グリーンは狙えず左足下がりのフェアウェーに刻みました。
そこからピン奥3mにナイスオンでしたが、このパーパットも弱くてカップに届かず、スコアを伸ばしたい中で先にボギーが来てしまいます。
同組の2人は、それぞれバーディーとして、本来は「ナイスバーディー!」と声をかけるべきところでしたが、小橋プロがボギーだったので2人に声をかけることができませんでした。


しかし、今日の小橋プロはここから粘りを発揮します。
13番パー3では、ピン手前4mにナイスオンし、このバーディーパットはしっかり沈めてさっきのボギーを取り戻し、通算4オーバーに戻しました。
武尾プロは連続バーディーでしたが、藤田プロが3パットのボギーを打って4オーバーに戻り、この後スコアメークに苦しみます。


14番パー4は小橋プロはドライバーでなくフェアウェーウッドでティーショットを打ってフェアウェーキープでした。
セカンドは右のピンに対し左にオンし、ここはしっかり寄せてパーゲットでした。
ティーショットを右ラフに入れた武尾プロはボギー、左バンカーの藤田プロもセカンドを奥のバンカーに入れてボギーとスコアを崩します。


15番パー4は打ち上げでグリーンが2段という距離は短いけどやっかいなホールです。
ここも小橋プロはドライバーでフェアウェーキープしましたが、今日はピン位置が上の段の奥目だったのでセカンドで突っ込み、奥のラフに外してしまいます。
しかし、下りの6mほどのアプローチはしっかり短く上げて傾斜を転がり、60cmに寄せてナイスパーでした。
武尾プロも右の深い凹んだラフから、寄せるのは難しいだろうと思っていたアプローチを見事に寄せて、奥のカラーからパターで寄せた藤田プロともどもパーセーブでした。


16番パー3は、小橋プロのショットは左に飛んでオンでしたが、右奥のピンへは距離が残ります。
14mほどをしっかり寄せてパーゲットでしたが、藤田プロはここも寄せきれずパーパットも入らずのボギーにしてしまいました。


17番パー4は軽く打ち上げで、やや左ドックのミドルです。小橋プロのティーショットは、入れてはいけない左バンカーに入ってしまいます。
ここは左前方の木がスタイミーになりがちですが、バンカーの右端だったため、どうにかグリーン方向には打てましたが、当たりが悪く右手前のグラスバンカーでした。
ピンは左真ん中で、小橋プロのアプローチは右から左に傾斜する面を通ってピンに寄せるため距離感が難しいだろうなと思ってみていましたが、絶妙な距離感でスピンも効いてピンに寄り、1mを入れてパーセーブでした。
この辺りは、さすがプロ!という技で、寄らないかなと思ったのは自分のアプローチ技術の無さからです。


18番パー5でも小橋プロのドライバーショットはナイスショットになりましたが、グリーン左手前が池なので、刻みを選択しアイアンで打ちました。
ピンの左にナイスオンでしたが、このバーディーパットは決まらずにパーとし、前半は1バーディー1ボギーのイーブンで4オーバーのままでしたが、予選カットラインがこの時は2オーバーくらいかなと思っていて、小橋プロの予選通過は難しいと内心では思っていました。


武尾プロは、18番でバンカーから1度で脱出できず、結局このホールボギーとして、そこまでtoday2アンダーでしたが、1アンダーに戻り通算3オーバーでした。
藤田プロは1バーディー取るも3ボギーを叩き、today2オーバーで通算6オーバーと予選通過は苦しくなりました。


折り返しでは40分程度の休憩が入り、その間に昼ご飯を食べました。弁当は昨日と同じようなものでしたが写メを取り忘れました。


後半になると小橋プロが怒涛の攻めを開始します。


まず1番パー4ではセカンドを1mに付け、楽々バーディーとしましたが、続く難しい2番パー4ではボギーとしてしまいます。
しかし、3番パー3・4番パー5と連続バーディーを獲り、この時点で予選通過ラインの2オーバーに入ってきました。


5番右ドックのパー4ではティーショットを左バンカーに入れ、グリーンを狙ったセカンドも左手前のバンカーとピンチを招きます。
しかしこのピンチを1m強に寄せ、しぶとく砂1のパーとしてスコアを崩しません。


6番パー4は奥からの4mのバーディーチャンスでしたが、ここは打ち切れずにチャンスが生かせず、右ドックの難しい7番パー4では左足上がりでつま先下がりというラフから右手前のバンカーに打ち込んでしまいました。
ここのバンカーショットは大きめになり、下りの3mはやはり打ち切れずにショートして後半2個目のボギーが来てしまいます。


しかし、ここで諦めないのが今日の小橋プロで、続く8番パー3では武尾プロと同ラインで先に武尾プロがカップ手前で止まる惜しいバーディー逃しの後、8mほどを見事に沈めてバーディーとして、7番のボギーをすぐに取り戻します。


最終9番パー5では、先に同伴の2人がバーディーを決めた後の下りの6mをやはり打ち切れずにショートするパーでしたが、後半は4バーディー2ボギーとして、today2アンダーの立派なスコアになり、通算は2オーバーの39位タイで、最終ホールバーディーとして同じ2アンダーにした武尾プロと並び、予選通過を果たしました。


藤田プロは、最終ホールバーディーでしたが通算6オーバーで、予選通過ならずでした。


今日アンダーのスコアを出したのは、107人中27人であり、27人のうち9人が1アンダーだったので、小橋・武尾両プロの2アンダーという健闘が光りました。


小橋プロが、チャンスやピンチでもう少し強気のパットを打っていれば、もしかするとバーディー数(パーセーブ)はもっと増えていたのかもしれませんが、後半はスコアを守りながら下りのパットが多く、3パットは絶対にしないという意識が垣間見えたパットでもありました。


明日の最終日は赤水の理事長杯予選と重なり、小橋プロの応援には行けませんが、小橋プロの頑張りに負けないよう、自分のラウンドを頑張りたいと思います。
ただ、昨日今日と歩いたので、かなり腰に来ていて、明日クラブを振れるかが心配なのです。

(アテスト後に3人からサイン入りのバッヂを貰いました。読めなかったので調べたら、上が武尾咲希プロ、下左が小橋プロ、下右が藤田プロのサインのようです。

「今日はありがとうございました!」と言って手渡してくれました。)