三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

KKT杯バンテリンレディス初日

今日からLPGAツアーのバンテリンレディスが熊本空港CCで開催され、ボランティアとして参加しました。
昨年は、ちょうどこの日14日が開幕前日となり、熊本地震によりいったんは延期でしたが、翌日15日の本震で結局は中止になったという経緯があります。


今日から3日間のボランティアは、前回とは異なって、毎日違った業務が割り当てられました。
今日初日の業務はフォアキャディーです。


今日は6時40分集合だったので、4時半に起きて5時半前には空港カントリーまで出かけて行きました。
途中、駐車場に指定してある家畜市場に車を停め、シャトルバスでゴルフ場まで向かいます。


6時半前にゴルフ場に着くとまず受付を行い、健康申告書という用紙に健康状態を書いて提出すると代わりにボランティア帽子とウインドブレーカーを渡してくれます。
その後、朝食のサンドイッチとお茶を受け取って、7時の説明まで朝ご飯を食べながら、時間をつぶすことになります。


隣で座っていた方に声をかけると、千葉から来ましたと答えが返ってきます。ボランティアのためわざわざやってきたそうで、日曜日に終わったらまた千葉まで帰るという話でした。
九州各地から集まるボランティアは多いのですが、関東の千葉から来た人は初めて知りました。
ボランティアでどこに行ったなどの話をして、7時の説明を待ちました。


7時になると各係ごとに呼び出しがあり、「フォアキャディーの人は入口正面の机辺りに集まってください。」とアナウンスがあり、集合するとすでに事務局が割り振ってあるホールごとの担当者が発表になりました。
私は7番のセカンド地点のフォアキャディーを指定され、もう一人大分から来たという方と一緒に2人で担当することになりました。


大分の方とアウト・セーフを示す青・白のフラッグや球の位置を示すピン、それに休憩用の椅子と打球事故防止用のヘルメットを持って7番まで移動します。
1組が8時スタートなので、7番までくるのに1時間半ほどかかると計算して、仕事始めは9時半からになりますが、7時半にはスタンバイを終えてしまいます。
実はLPGAの担当者が回ってきて、待機場所の詳しい指示や業務の説明をするとのことで、早めに行っていたのです。


8時過ぎにはカートに乗った「LPGA」というジャンパーを着た女性が来て、待機位置や合図の旗の色などを説明してくれました。
旗の担当は大分の人に任せて、私は左の谷に落ちる球の行方を担当することにしました。


ここ7番ホールは、打ち上げで右ドックになる370yほどのミドルホールですが、空港CCの中で一番攻略が難しいホールのようです。
右曲がりのちょうど曲がる部分、ティーから230yほどに右バンカーがあり、その左がねらい目になります。
選手はそこを狙って打ちますが、ほぼ3分の一がバンカーインでした。


このホールはティーインググランドに立つと、右バンカーが口を開けて待っているように見えます。
そのバンカーを避けて打ちたくなりますが、当たらないと段下の傾斜、真っすぐ当たると止まらず奥の傾斜に止まってしまい、奥の傾斜からは木々の枝がフェアウェーまで張り出し、低い球を打たなければならなくなります。


プロがせっかくナイスショットを打っても、つま先下がりで残り130yほどを低い球でしか打てないという難しい局面になり、好ショットが報われない意地悪なホールです。
飛距離が出る渡辺プロだけがバンカーをものともせず、軽く超えて残り60yほどの地点まで打ってましたが、距離が出ないプロやミスで右目に打ってしまったプロが、グリーンが狙えず強制的に刻まざるを得ないという状況も多かったようです。


LPGAのHPを見ると今日の7番は平均が4.5926という1番難しいホールで、単純計算ですが10人中6人がボギーで4人しかパーはないことになり、プロでもなかなかパーが取れないホールになっています。


現実の7番の結果を調べてみると、バーディー5人、パー44人、ボギー50人、ダボ5人、トリ1人という内容で、やはりボギー以上の人数が上回っています。


しかし、さすがプロで打ってはいけない左へは3人だけで、そのうち2人は傾斜の途中に止まっていて大けがには繋がってなく、残りの松森プロは距離が出て傾斜を突き抜けて5番のグリーン手前まで飛んでいました。


つまり8時から16時まで同じ場所で待機していて、私が動いたのはたった3回だけで、あとはギャラリーとしてプロのプレーを見るだけという開店休業状態でした。


一緒にいた大分の方はフラッグ担当でしたが、一度もOBの合図をすることもなく、セーフの合図は忘れて、とうとう一度も振らずじまいだったようです。


初日を終わって首位には3アンダーで熊本出身の上田プロが付け、以下アンダーパーは1アンダーの2位タイ2人のたった3人だけという結果が空港CCの難しさを表しているようです。


私がファンになっている小橋絵利子プロは、通算1オーバーで13位タイという好位置で初日を終わっています。


小橋プロはインスタートになる22組目で、ちょうど7番の待機場所が5番ホールのグリーン脇になっていたため、まず5番のグリーン回りのプレーを近くで見れました。
黄色のウエアに包まれ、華やかな雰囲気を出してた小橋プロですが、5番はグリーン手前のバンカーに捕まり、バンカーショットは上手く打てたように見えたけどグリーンが早くて止まらず、1ピンほどのパーパットも外すボギーでした。


それまでの結果を知らなかったため、ズルズルとスコアを崩しているのかなと思ってたら、なんと前半のインは1ボギー、後半のアウトも5番のボギーだけで2番で先にバーディーが来ていたため後半はイーブンと、持ち味の堅実なゴルフを展開していたようです。


確かに7番はみんながハマったバンカーインでしたが、後続のティーショットを確認しながら左の遠く離れたグリーンをチラチラ眺めていたら、ホールアウトと共に拍手が起こり、パーセーブしたのが分かったので良かったと思っていました。


明日はスコアラーです。小橋プロは好スコアだったので割と後ろの組になっていて、9時8分アウトスタートの13組のようです。
上手く抽選の籤で13組を引き当てられないかなと思っています。
まぁそれはともかく、小橋プロには今年の賞金額がまだ65万円余りなので、このバンテリンレディスで上位に入り、高額賞金をゲットしてもらいたいものです。
優勝すれば1800万円という金額ですが、まだチャンスはあります。
ここ空港CCのコースでは爆発的なスコアは望めないだろうから、まず明日を辛抱強くスコアを纏め、決勝進出を決めて賞金ゲットを確定させてほしいものです。
そして、最終日もパープレー辺りで纏めると、きっと上位も見えてくるでしょう。
がんばれ!小橋絵利子プロ(^^)