三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

小橋絵利子プロの厳しい戦い(ファイナルQT)

来年のLPGAツアー出場権を争うファイナルQTが11月27日から30日までの4日間、兵庫県の東急グランドオークゴルフクラブで開催されていて、昨日2日目が終わりました。


首位は初日6アンダー、2日目4アンダーで回った鈴木麻綾プロですが、QTは優勝を争う大会ではなく、QTランキングを決める大会です。
つまり来年の前半戦のツアー出場権を得るためにはQTランキング40位以内がまず目標で、2日目を終わって40位相当は14人が並ぶ通算1アンダーになります。


通常の大会では、同ストロークでは〇位タイとなり、賞金は案分されますが、QTは順位をつけるための大会なので、同スコアの場合は最終ホールからのカウントバック方式で決定されます。
カウントバック方式とは、同スコアの場合は最終ホールのスコアが良い方が上位となり、最終ホールが同スコアの場合は最終前のホールを比較し、そこも同じなら順にホールを遡って比較する方式です。


つまり、最終ホール前まで2打差あっても、最終ホールでバーディーとボギーだった場合、同スコアに10人がいるとしたら同スコア内で1位と10位に変わってしまうという怖い順位決め方法なのです。
もし、そのスコアが40位タイのスコアだった場合、バーディーを獲った者は40位にランクされ来年の前半戦の出場権を得れるけど、ボギーを叩いた者は50位になり、ツアー出場権をほぼ失うという結果になってしまいます。


まさしく最終ホールで大逆転もあり得るのが、ファイナルQTなのです。


私が応援している小橋絵利子プロは、初日に2オーバー70位タイと出遅れ、2日目は1アンダーの通算1オーバーと少しだけ盛り返しましたが、現在は55位タイと厳しい位置にいます。


しかし、55位には14人が並び、1打差の通算イーブンの42位タイには13人がいて、まだまだチャンスは十分にあるのです。
とはいっても、スコアを落とせばすぐに出場圏外に落ちてしまうという位置でもあり、今日からの残り2ラウンドの出来がそのまま来年の出場権の成否に繋がることになります。


通常の大会ではなく、地道にスコアメークしてスコアを落とさないようなゴルフを展開すれば、昨年に引き続き小橋プロはQT上位進出を果たしてくれるものと信じています。
まずは今日の第3ラウンドで、1打でもスコアを縮めることが必須条件になるはずです。


大崩れしないという小橋プロのゴルフは、通常の大会では大幅なジャンプアップができないということになりがちですが、QTのような守りの大会では堅実なスコアメークが可能という安心感はあります。
ぜひ残り2日間を安定したスコアで凌ぎ、4日目の最終ホールでバーディーを獲ることで、同スコアの中での上位に位置して、QTランキング40位以内という目標をクリアしてもらいたいものです。


残り2日間、小橋プロの生き残りをかけた厳しい戦いから目が離せません。