三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

昨日の反省

昨日の敗戦の理由を自己分析してみます。
29ホール目で勝負が決着したので、数値はその中でのものです。


ドライバー編
ドライバーショットはパー3以外の22ホールで使用しました。
フェアウェーヒットは16回で72.7%でした。これは普段の数値よりかなり良いものですが、赤水は距離がある分フェアウェーも広いため、ある意味当然の結果かもしれません。


ドライバーが原因で敗因になったのは前半の14番で、左曲がりのロングホールを狙ったところより左に飛び、斜面の傾斜で左にキックし、OBすれすれまで飛んでイノシシ除けの電気柵が設置されていたため、スイングの邪魔となりアンプレした場面です。
電気柵はOB区域にあったため、救済は受けられず、なければ問題なくスイングできたのですが、この辺りはここに打ってしまった方向性の悪さです。
14番は結果的に相手は3オンで先にバーディーパットを打たれ、OKを出した後の5mのパーパットでした。
もし、1ペナがなければという展開で、パットを決めれず1ダウンしています。


ウッド編
バッグに入れているのは5W(クリーク)1本ですが、普段はほとんど使用していません。昨日は232yある7番パー3でのみ使用しましたが、2回ともダフり、結果は出ませんでした。
予選のとき、まぐれでグリーンオンしたのでそれを期待しましたが、準々決勝・準決勝そして決勝の2回ともすべてミスショットで、普段使用していないクラブとしては仕方ないようです。


UT編
ユーティリティーは19度と23度の2本を入れていますが、使ったのはすべて23度のほうです。23度の方が捕まりが良く、反対に19度は捕まりが悪いため飛距離の差がそんなに大きくはないのが理由です。
UTでの大きなミスは2回でまず18番パー5のセカンドで、芝が剥げたベアグランド気味のフェアウェーからダフりました。
ここはお互いボギーで分けだったので致命傷にはなりませんでしたが、後半の4番で左に打ってしまい、前の木がややスタイミーで直接グリーンを狙えなかったのが悪く、結果的に負けになったアプローチのミスに繋がっています。


アイアン編
セカンドで一番多く使ったのは6番アイアンです。170yほどで方向性と距離を備えたバランスの良いクラブだと思っていて、使用頻度は高かったようです。
しかし、刻むと思っていても残り距離でどうしても力みが出ていたのか、ダフりを連発しました。
前半18Hでの2番、8番、後半18Hでの1番、5番、8番でダフりが出ています。
また3番パー3では前半では5Iで同じくダフり、林に打ち込んでグリーンが狙えず、結果的にそのホールを落としました。
前日からどのクラブを使おうか迷っていましたが、ピン位置が割と手前でUTでは大きすぎ、5Iで奥目という距離だったので中途半端なスイングになったようです。
2回目では6Iでしっかり振り、結果的には左のバンカーでしたが砂1のパーでしのげていましたので、1回目も6Iだったかなと反省しています。


ウェッジ編
80y以内のアプローチショットはすべて52度を使いました。ダフりを怖がり、強めに打ったりしましたが、ピンに絡んだショットもあり、その面では相手にプレッシャーを少しはかけたかもしれません。
グリーン周りでは、転がしは回数は少なかったけどPWを使用しました。これも、そんなに大きなミスはなかったのですが、後半の10番でPWの代わりに9番を使い結果的にショートして分けになるボギーになっています。
急に9番を使ったのは思い付きですが、1回目はPWで寄せているのでいつも使っているクラブのほうが良かったのかもしれません。


パター編
敗因の一番大きなものがショートパットです。1~3mほどの距離を外しまくりました。
1番では入れると勝ちの2m弱のパーパットを打ち切れずにショートします。マッチプレーのパターは強めにということはすっかり忘れ、相手がボギー決定後だったので、まず分け優先と思ったのが原因ですが、ここで取らなかったことが後々まで響きました。
前半のインでは、先にOKを出して相手のパーが決まった後の自分のパーパットが3~5mばかりで、これらを一度も決めれない展開で4連続でダウンとしてしまいます。
後半も1番・4番・7番と入れれば分けの1mを外しています。
10番では勝ちを逃す3mを、最後の11番では分けがかかった3mをダフってしまっています。


心理面
ショートパットが入らないのは、心理的な要因が一番です。前半のインでは1アップでしたが、めぐりあわせが悪く、本当は3アップしていてもおかしくなかったのです。
この前半のアウトで突き放せていなかったことが、後半での相手の快進撃に繋がります。
ただその快進撃も、13番でドライバーショットを右の木に当て、3打目のアプローチショットを奥まで打ったことが相手を楽にさせ、始まったものです。
12番のハンディーホールでハンディは不要なパーをセーブされたダウンでイーブンになり、さあこれからという大事な13番で先にミスを犯しました。


相手は2オンし、バーディーパットも寄せれば勝ちというシチュエーションになり、プレッシャーがかけられないまま1ダウンとしたのが今思えばターニングポイントだったようです。


続く14番でもセカンドがアンプレとなり、ロングホールでもあり相手は無理しないで悠々とOKパーを取ってしまいます。
その流れが15番も続き、同じような距離から相手は先にウッドで2オンを果たし、こちらは手前にショートでパーパットも入らない展開でしたが、14番のミスですでに大きく負け越したという意識に陥っていたため、冷静にプレーはできていなかったようです。
ただ相手が危なげのないプレーで、先にOKを与えるしかない盤石なゴルフをされていたので、この辺りはもっと我慢をすべきところでした。


後半は常に後手後手に回り、苦しいパットが残って「入れなければ」と自分を追い込む展開になります。
そうなると入るものも入らなくなり、引き分けになると相手は思っていただろうのホールを思いがけず取って、相手は次のホールでより気楽なプレーに繋がり、ナイスショットを繰り出すという自分にとっては悪循環に陥りました。


パーをとってもイーブンどころかダウンとなるという言いようのない苦しさも体験し、ストロークプレーでは絶対に味わえないマッチプレーの怖さを実感しました。
ミス=負けという残酷な図式は、次のホールで取り戻すチャンスのあるストロークとは全く違い、1mのパットを入れる入れないで大きくその後の展開が変わるのです。


敗因の最大なものは、相手にプレッシャーをかけられず、自分から先に転んでしまったことです。
相手もときどき大きなミスをしていたので、それを期待している部分もありましたが、刻むゴルフでは相手に安心感しか与えなかったようです。


当日は朝から雨で、午後には雪も降るような4月とは思えない気候でした。フェアウェーも芝が薄く、湿って柔らかで、そこでアイアンをセカンドで選択した(選択せざるを得ない)ため、ダフりのミスを誘発しました。
相手はセカンドはフェアウェーウッドだったので、ダフるミスはアイアンと比較すると少なかったようです。
現にアイアンでのショットでは大きくダフるミスもあり、アプローチも苦労されていましたが、ほとんどがウッドでグリーンオンか周りのエッジ付近まで運ばれていたのです。


私の作戦の上を行く相手のショットの正確性が勝っていたようです。
前半のインはギブアップの16番パー3以外は、パー3とパー5でそれぞれボギーでそれ以外はすべてパーオンのOKパーでした。
後半のアウトも5番から大叩きがなく、8番・9番のバーディーに繋げます。
勇気あるショットを繰り出された相手が、やはりチャンピオンの資格に相応しかったようで、ゴルフの神様が勇者として選んだのでしょう。


今回は残念ながら相手の力を素直に認め、次の機会でリベンジを狙います。