三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

注射の威力

この数日は右肩の痛みに加え、左手の腱鞘炎もひどくなり、スイングができなくなっていてショット練習ができない状態でした。


明日のマッチプレーへの出場もどうしようか迷っていたため、1月から2か月間は通っていた整形外科に思い切って出かけてきました。


3月になっても治療の効果が表れないので、治療そのものに疑問を持ち、通院を止めていたのです。
だから行くのがちょっと自分的には後ろめたいところです。


受付でいつもはリハビリに〇を付けるのですが、今日は診察に〇を付けて待合室で待ちます。
しばらくして呼ばれて、いつも注射を打たれるベッドのあるリハビリ者用の診察スペースに入ります。


先生がやってきて、「どうですか?」と尋ねられ、「実は明日ゴルフなんですが、右腕が上がらず左手の腱鞘炎も痛いので、クラブそのものが振れないからどうにかしてください。」と訴えました。
「痛いならゴルフはしばらく止めておいたら?」と言われますが、「明日は大事な試合なので欠場するわけにはいかないのです。」と答え、「注射してもらうと痛みが軽減するだろうから来ました」と答えました。


ついでにこれまでは訴えてなかった左手の痛みを訴えます。先生は仕方ないというように、看護師に何か薬の名前を言っています。
まず右肩に触り、「しばらく注射してないから油切れになったかな?」と言いながら、いつもの注射を肩にしてくれました。
これは肩の真上から関節の間に打たれる大きめの注射で、かなり痛みを伴います。
その後、左手の痛む個所を探し、小さな注射器でこれも関節の間に針を刺されました。


右肩はいつもの痛みで打った後はそんなに違和感がなかったけど、左手は打たれた後からしびれが出てきます。
同じ薬剤のようで、たぶんヒアルロン酸入りの痛み止めのようです。


その後リハビリ室に移動し、リハビリ担当の方から方に電極をセットして電気治療を始めました。
担当の方から「久しぶりですね」と言われ、「痛みがないとなかなか来る意識がなくなります。痛くなったから来ました。」と答えると、「地道に治療しても一進一退だから、止めてしまうと長引きますよ。」と言われてしまいました。


電気治療の後は、温パックといって肩に温かいパックをはめ15分ほどしてから、肩を動かしてもらう治療です。
これがかなり痛く、以前隣のおばちゃんが痛みで泣いていたのを思い出します。
さすがに自分は泣きはしなくても、「あいたたっ」とつい叫んでしまうほどの痛みなのです。
手をいろんな方向に伸ばしながら、先生は「かなり良くなっている」と呟いています。
「注射は明日くらいまで効くはずだから」と先生から言われ、「もし明日の試合で勝つと来週もあるので、そのときはまたよろしくお願いします。」と言いました。


帰ってしばらく経つと肩の痛みが軽減したような気がします。肩を上下に動かしてみても、どうにか動くようです。
さっそく打ちっぱなし練習場に行きました。


準備運動で、クラブを持って手を上に挙げようとしますが、これはスムースには動きません。でも、ゆっくりやればどうにか動かせるほどになっています。
まず無理をしないよう、ウエッジでアプローチのスイングをし、バンカーとアプローチグリーンに行って練習をしました。
その後、打席に戻り、恐る恐るクラブを振ってみると、やはり若干の痛みがありスイングも滅茶苦茶になっています。


ここで、力んでるつまり力が入っているから滅茶苦茶なスイングになっていると思い、飛ばなくてもそのときは大きなクラブを使えばいいと割り切り、ゆっくりしたスイングをしたところ、そんなに痛みは出なくてショットも飛距離は出なくてもそこそこの飛距離が出るようになりました。


赤水のバックティーは距離があるため、ショートホールもミドルホールもアプローチで寄せ1を目指すゴルフになるはずです。
相手が飛距離が出て、バーディーパットを打つような相手だったら最初から勝負にはなりません。
しかし、対戦相手はHC14で予選では90のスコアで8位通過だったはずで、どっこいどっこいのゴルフだと思っています。
つまりアプローチで寄せてパーを取れるとそのホールは勝つ確率が上がり、ボギーでも引き分けになるだろうというのが、今の予想です。


そのため、ドライバーショットは距離を求めず、フェアウェーキープなら上々で、外してもトラブルにならない場所だったらOKというゲームプランを立てています。
ネット競技なので、マッチプレーでも1つのハンディがもらえると決勝トーナメントの組み合わせ表に書いてあります。
相手も、私がHC15.3という予選通過者の中では一番大きな数字を持っているので、かなり波が激しいゴルファーだと思っているはずです。


ボギーペースを守り、ときどき寄せ1のパーを拾うという「ボギーなゴルフ」を我慢強く展開していけば、どうにかなるのではという作戦です。


注射の効果でスイングができるようになったことが、明日の試合展開を考えられるようになった要因です。
一時は棄権することも考えた状況だったことを踏まえると、明日の久々のマッチプレーを楽しめることに、勝ち負けは抜きにして、感謝してプレーしたいと思います。