三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

スコアはショットの良さに比例しない

今日は1人予約が流れたので、テレビでゴルフ中継を見ています。
見ていたのは、PGAツアーで「第4のメジャー」と呼ばれるプレーヤーズ選手権です。


松山選手は前半はショットが好調でしたが、パターの不調でスコアが伸ばせず、TPCソーグラスの名物ホール17番パー3で、ティーショットを池ポチャし、その後バンカーショットも池ポチャの8打を叩くという大崩れで、通算7オーバーの139位と大きく出遅れました。


TPCソーグラスは、北海道でラウンド予定のゴルフ5美唄コースと同じピート・ダイ設計のコースです。
松山選手が捕まった17番パー3は、130y前後とプロにとっては簡単な距離のパー3ですが、周りを池に囲まれたアイランドグリーンになっています。


今日のフォローの風でピン位置は手前でしたが、松山選手はグリーンに届かずに池ポチャになってしまいました。
ほとんどの選手がPWなどでティーショットしていましたが、大きくても奥はやはり池で距離感が難しいようです。


タイガーウッズはギリギリ池ポチャは免れましたが、同組のR・ファウラーとF・ミケルソンは揃ってショートして池に打ち込んでしまいました。
その前の組のガルシアも同様に池ポチャで、名手たちも短い距離のパー3に手を焼いていました。


TPCソーグラスのグリーンはテレビの画面で見ても、うねりが激しく、鏡のように速いグリーンのようです。
なにしろテレビの画面でパットを打った瞬間はショートと思うようなタッチが、ダラダラと転がりカップをオーバーしていくのです。


アンジュレーションが大きく、乗せた場所から次第ではカップに寄らないという場所が多くあります。
もし、こんなグリーンでプレーする機会はアマチュアではありませんが、もしプレーすることがあっても手に負えないと感じるグリーンです。


ゴルフ5美唄コースは、TPCソーグラスを彷彿させるようなコースです。平坦な場所に池を巧みに取りいれたコースは中・東・西と3つもコースがあり、その中の東コース8番にはアイランドグリーンのパー3があります。


今日の松山選手のプレーを見ていても、ショットの好調さはスコアに繋がらないことが分かります。
当たり前のことですが、スコアに影響するのはパターを含むショートゲームの精度であり、ショットはあくまでそのショートゲームを優位に進めるための手掛かりになるものだといえます。


自分のゴルフを振り返ってみても、ドライバーショットが曲がってセカンドもそんなに良いショットではなくても、アプローチやパターが良ければパーは取れるケースは多いのです。
つまりスコアは、カップに近づけば近づくほど、その最後の方のショットが大事で、300yのロングドライブも1センチのパットも同じ1打というゴルフの不条理なゲーム性がそこにあります。


スコアメークができないアマチュアゴルファーは、ショットの練習だけでスコアが良くなると勘違いしてしまいがちですが、実際はスコアを作るのはショートゲームなのです。
それを知っているからプロや上級者は、パット練習やバンカーを含むアプローチ練習に時間を費やします。


アベレージゴルファーが練習しない、これらの練習量の差が結局はスコアの差になるようです。