三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

アマは連続して今日一ショットは出ない

今日は夜半から降りだした雨が残り、熊本地方は雨の月曜日です。
雨になった月曜日でいつも思い出すのが、カーペンターズの「Rainy Days and Mondays(邦題:雨の日と月曜日は)」です。


カーペンターズは1970年代に活躍した兄のリチャードと妹のカレンでなる兄妹デュオで、14年間の活動の後、妹カレンが拒食症で死亡して解散に至りました。


「Rainy Days and Mondays」は私が中学生から高校生に上がるころの曲で、当時はカレンの低い声と高音の伸びのある歌声に魅せられていました。
英語の辞書の裏側にカーペンターズのロゴマークを書いていたくらいです。


仕事を始めてから月曜日の朝が雨だと、この曲が自然と頭の中に流れてきていました。
ただでさえ憂鬱な月曜日なのに雨まで降るなんてという意識でしたが、この曲の意味も同様(憂鬱な意識から主婦の浮気願望が湧くような意味深な歌詞のようでしたが、、、)だったようで、ハーモニカのイントロからカレンの低い歌声で始まる曲が今でも残っています。


今日は楽天1人予約が流れたので、朝からCS放送を見ていましたが、その中に「みんなdeゴルフ」という番組がありました。
金子柱憲プロにアマチュア2人が挑戦するという内容の番組で、アマは2人でティーショットを打ち、2打目からはどちらかの良い方のボールを選択して次のプレーも2人で行い、ホールアウトまで2人で打つことができます。


つまり、1人が失敗してももう1人がカバーできるため、プロとのマッチプレーであっても十分互角に戦えるのです。


私はこの競技方式をてっきり「ベストボール」だと思っていましたが、本来の「ベストボール」とは2人以上でそれぞれがプレーし、一番良いスコアの方を採用するという形式でした。
2人以上が結果の良い方のボールでそれぞれプレーしていく競技方式は「スクランブル」というようです。


ゴルフにはいろんな競技方法がありますが、一般的にはストロークプレーが採用されるし、ときどきマッチプレーという形式も使われます。
実はそれ以外にもいろんな競技方法があるようで、以前ホームコースでは1月2日に1回だけ「ステーブルフォード」という競技をやっていたことがあります。
これはボギーを1点として、パーは2点、バーディーなら3点、ダボ以下は0点などと18ホール合計の点数の多さで順位を決める方式で、波が激しいアマチュアには助かる競技方式でした。(正式にはパーが1点だったりダボなどマイナス点もあるのですが、それではアマチュアは点数が取れない。)


「みんなdeゴルフ」を見ていると、1人が失敗したショットを2人目がカバーしたり、グリーン上では1人が確実に寄せて2パットした後に残る1人が積極的に1パットを狙ったりなどの戦略があります。


プロがほとんど大きなミスをしない、してもそう大きな傷にならないのに対し、アマチュアはドライバーショットを大きく曲げたり、セカンドでバンカーに入れたり、アプローチをトップしたりといろんなミスが出ていました。


しかし、残りの1人が上手くカバーして、最小限のミスに抑え、どうにか2ホールをパーで凌ぎプロと分けにしていました。


こうした内容を見ていると、プロがプロたる所以は大きなミスショットがほとんどなく、対してアマチュアは大きなスコアロスに繋がるミスが、交互に出てくるということです。


つまりナイスショットだけ見ればプロを凌ぐようなショットもアマチュアは放ちますが、反対に左右に曲げたりというミスも出やすいのがアマチュアです。


プロが安定してスコアメイクできるのは、安定したショットを放つからであり、ミスでもアマから見れば問題ない程度の前後左右のブレだったりするのです。
その上、プロはアプローチやバンカーショットなど小技が上手く、大きなスコアロスには繋がりません。
しかし、プロレベルだとこの小さなミスがバーディーへ繋がらないから、厳しい戦いになるのです。


プロのミスはアマチュアにとっては問題ないミスであっても、プロはその1打が生活にかかわる1打になってしまうわけで、プロの大変さが分かります。


アマチュアであることの幸せを感じながら、一発のナイスショットを求めるのではなく、平均したそこそこのショットを繋ぐ大事さを実感した番組になりました。