三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

アプローチ練習での気づき

イップス克服のため、練習をすることにしました。ゴルフを始めた当初は毎日のように庭で練習していて、アプローチは得意なものという認識を持っていました。


この冬の間にまた庭での練習を復活したのですが、メルカリで元のアイアンセットを売り払った時、庭用のアプローチ練習用に使っていたSWも付けてほしいと要望され、錆びが出ていた物を一緒に送ったのでした。
そのため、練習用のクラブがなくなり、しばらくサボっていたのです。


昨日のラウンドでイップスが酷くなったので、自信を取り戻すためには練習しかないと思い、今使っているアイアンセットから58度ウェッジを抜き出し、庭での練習用に使い始めることにしました。
もちろん、実際のラウンドでも使うので、ラウンドがある日は忘れないようにキャディーバッグに戻さないといけないのですが、バッグは車の中に入れっぱなしだし、いちいちバッグを下ろすのも面倒だと、58度ウェッジだけを取り出したのです。


今日は日中は気温も上がって温かくなっています。茶色の芝の間から雑草の目が出始めていて、そろそろ雑草の時期が始めるのかなと季節の移り変わりを実感しました。


いつもアプローチ練習では、何も考えずに距離だけを例えば5m打とうとか思って練習していました。
球のライも打ちやすいように置いて練習していたのです。


でもよく考えれば、打ちやすいライから上手く打てるのは当たり前であり、実際のラウンドでは様々な状況に遭遇します。
そのため今日はミスしてもそこからまたアプローチするように考え、「あるがままに」で練習を始めました。
すると、微妙なライによってミスの傾向や球の転び方が違うということが分かってきます。


こんなことに気づくなんて今更ながらと思いますが、実際のところこれまであまり考えずに、良い結果を出すことだけを考えてアプローチに臨んでいたのです。


平坦な打ちやすい芝の上にある球に対してアプローチすることは、実際のラウンドではそうそう多くはありません。
多くは、左足上がりや左足下がり、つま先上がりやつま先下がり、薄い芝やすっぽり芝に埋まったライなど、実際のラウンドでの状況は様々です。
そんな違った状況からのアプローチを上手くピンに寄せたいと思っていたことが間違いだったと気づきました。


自宅の庭にも微妙な傾斜やコブがあり、数センチの違いで球が微妙に沈む凹みや反対に盛り上がるライになります。
もちろん球が浮いていれば、クラブヘッドも手前に入りやすく、イメージした高さと距離が出ますが、手前にちょっとしたコブがあるようなライでは、いったんヘッドがその部分に当たった後に球に接するので、スピンがかからず手応えも悪いものになります。


これをミスショットと思ってしまえば、自分を責めることになりますが、よく観察してそのような球が出やすいライであるのなら、それを利用したアプローチをするほうが、結果を得るためにはずっと簡単だと気づきました。


ヘッドが入りにくいわずかなスペースにきちんとクラブヘッドを落として、スピンの効いた何度の高いアプローチをするより、いったん手前で勝手にバウンドさせて、結果として低く転がるアプローチにするほうが自然で簡単だと思ったのです。


要は難しいことを目指すより、出やすいミスを想定して、そのミスの結果を利用するという考えをすればどうだろうかと考えました。
トップ気味にクラブヘッドが入りやすい状況で、きちんと打とうと意識すれば、トップ球になったときカップを大きくオーバーしてしまいます。
だったら最初からトップ気味になることを想定した弱めの振り幅にしておくことで、キチンと当たっても手前にショートするという、とりあえずは手前からの攻めに徹せます。


きちんとピンにたいして寄せたいという願望が強すぎるとイップスが現れるため、とりあえず乗せてパーパットが打てればOKという意識でアプローチに臨みたいと考えました。


月曜と火曜日はまた大津GCでのラウンドが決まりそうです。
ライをしっかり観察し、ライに応じたアプローチの仕方を考えて、ラウンドに臨みたいと思います。