三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

CMの嘘

今日の熊本は快晴ですが、気温が低く、今日の1人予約も流れてしまいました。
もっとも右ひざが痛いので、ラウンドに行こうと思えばコンペに参加できたのですが、自重してテレビでゴルフ関係のCS放送を見ています。


CS放送は民放なのでコマーシャルがあり、ゴルフ関係のCMも多いのですが、番組風に作られたCMも良く流れています。


番組の表題は「インフォメーション」ですが、中身はあるメーカーのドライバーのCMであり、タレントやアマチュアが代わる代わるにそのドライバーを振って効果に驚いている光景を映し出しています。


お笑いタレントは普段のドライバーの申告飛距離は210yとのことですが、そのエジプトの王様のようなネーミングのドライバーで300yの飛距離を計測していました。
ただこのお笑いタレントは甲子園出場経験のある硬式野球経験者であり、相方はベストスコア72のゴルフ芸人でもあり、最初の210yという申告が嘘っぽいものです。
300yは練習場の先のネットに当った様子が写されていて、実測ではないようですが、確かにスイングは鋭い振りをしていて、最初の自己申告が本当かなという疑問が湧きました。


またゴルフを始めて10か月という40歳代のアマチュア女性ゴルファーが打っていましたが、スイングだけを見たらゴルフ経験が10か月とは思えないような振りでした。


61歳のアマチュアゴルファーは、250yの申告飛距離なのにこのドライバーを使って320yを計測します。
名前が出ていたのでネットでこのアマチュアを検索してみたら、外国に在住している上級者のようで、あるプロゴルファーのブログに1ラウンドで7つのバーディーを獲っている方という紹介があるのを見つけました。


また別の50歳代の女性は、やはり飛距離を伸ばしたということで画面に登場していましたが、この女性も検索すると、さきほどの61歳の男性が住む国のあるゴルフ場のマネージャーのようで、シニアプロを目指してゴルフ場に勤務しているという本人のブログを見つけました。
純粋なアマチュアでなく、ほぼプロに近いような方のようです。


番組自体が、南国のゴルフ場で撮影されたようなので、そこの関係者を使って撮影したのかもしれません。


もちろん、CMに出演することでゴルフ規則上のアマチュア規定に違反する恐れがあるため、海外居住のアマチュアやプロのような人たちを使っているのかもしれません。


86,000円もするドライバーを売るために、実際はあり得ないような効果を演出するのは、「泥汚れのシャツも真っ白になる」という洗剤のCM並みの嘘っぽさです。


飛距離を出そうとどんなドライバーで打っても、ミート率が悪ければ、サイドスピンなどで球は曲がってしまい、結果的に飛距離が落ちてしまいます。
CMどおりに飛距離を伸ばしたということが本当であれば、元々のミート率が良い上級者であることを裏付けています。


CMには小さく「本人申告」とあり、嘘をついているのは出演者だからという「逃げ」もあるのですが、やはり誇大広告だと思って見ていました。


しかし、こんな高価なドライバーを買う人がいるのでしょうか?
回りを見渡しても、こんな派手な色をしたドライバーを持つ人は見たことがないのですが、高級ゴルフ場でプレーする飛距離に悩む金持ちおじさんゴルファーだったら持っているのかもしれません。


つまり一生、このドライバーを持つ人には出会わないことでしょう。