三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

サードQT免除資格は困難な小橋絵利子プロ

LPGAレギュラーツアーは「伊藤園レディスゴルフトーナメント」が終了し、残りは今週の16日木曜日から始める「大王製紙エリエールレディスオープン」と最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の2試合になりました。


しかし最終戦への出場資格があるのは、今年度のツアー優勝者並びに賞金ランキング25位以上の選手などであり、その他いくつか条件もありますが賞金シードを争う選手たちにとっては出場そのものが不可能な大会になります。


つまり賞金ランキング50位内の賞金シード争いや55位以内の第2シード権、60位以内のサードQT免除資格という争いは、今週末の「大王製紙エリエールレディスオープン」で決着することになります。


伊藤園レディスで23位タイに終わった小橋絵利子プロは、賞金を88万円しか加算できず、サードQT免除資格が得られる賞金ランキング60位以内に入るためには現在時点でも347万円という大きな差が付いています。


この差は、現時点で上位が賞金加算で伸ばさないと仮定しても、次戦で最低で単独4位以上が必要な金額差であり、今週のようにランキング外の選手が上位入賞で大きくジャンプアップするケースもあり、ほぼ奇跡が起こらなければ無理という数字になりました。


しかし伊藤園レディスで福田真未プロがツアー初優勝を果たしたり、賞金ランキング68位の金田久美子プロが3位タイに入り賞金510万円を加算して一気に62位にジャンプアップするケースもあります。
そのチャンスがある以上、小橋プロには可能性を信じてチャレンジしてもらいたいものです。


狙うは優勝若しくはベスト3入りであり、こうなったら攻めるだけ攻めるしかありません。
エリエールオープンは4日間トーナメントなのですが、昨年の大会の優勝スコアはなんと24アンダーなのです。
3位に入るためにも昨年は20アンダーというスコアだったので、強気に攻める以外にありません。
毎日5アンダーを目標に4日間で20アンダーを出すことができれば、優勝の可能性も見えてくるのだし、やってやれない数字ではないはずです。


当然、同じようなポジションの選手たちも目の色を変えて挑んでくるでしょうが、小橋プロにとって既に失うものはなく、後は勝ち取るだけなのです。


ダメならダメでサードQTで頑張れば良く、厳しい位置でのシード争いの経験は、必ずQTなどの厳しい戦いでも生きてきます。


伊藤園レディスで優勝を果たした福田プロは、大会前は賞金ランキング58位の選手だったのです。
もちろん、過去の実績は小橋プロより福田プロの方が上でしたし、年齢は4歳下ですがプロ入会は83期生と2年先輩でもあります。


しかし福田プロの優勝経験はステップアップツアーも含めても初めてであり、ステップアップツアー2勝の小橋プロの方が優勝という状況には慣れているはずです。
もちろんステップアップツアーとレギュラーツアーの差は大きいのですが、どんな大会でも1位になったという経験は大きく、その意味では次戦で大きく羽ばたく可能性は十分あります。


小橋プロには、己を信じて、悔いの残らないようなゴルフをしてほしいなというのが、一ファンとしての願いです。